気分転換が必要
6月26日福島競馬第5Rでサイレントソニック(牝2歳、美浦・国枝厩舎)が、27日同5Rでヒラボクインパクト(牡2歳、同)が新馬勝ちを飾り、ディープインパクト産駒が早くも2勝した。初年度産駒は147頭で27日までにシュプリームギフト(6月20日阪神第4R3着)と上記2頭がデビューしている。サイレントソニックの勝利後の国枝師のコメントは次の通り。 国枝師 (勝てて)良かったです。伸びのある馬で、長い距離も十分こなすと思います。次走は様子を見ながら決めます。(ディープインパクト産駒の初勝利に関して)これで競馬が盛り上がってくれれば良いなと思います。
6月27日に阪神競馬場で行われた宝塚記念に出走予定だったレッドディザイア(牝4歳、栗東・松永幹厩舎)は鼻出血のため、同レースを回避した。 松永幹師 調教後(23日)に軽度の鼻出血を確認したため出走を見合わせることとしました。内視鏡で確認して症状としては軽いものですが、大事を取ることにしました。鼻出血の症状は今回が初めてです。調教の動きも良かったので、楽しみにしていたのですが残念です。
目黒記念の勝ち馬コパノジングー(牡5歳、栗東・宮厩舎)は24日、宝塚記念に出馬投票を行ったが、枠順確定後、右肩跛行のため出走を取り消した。検査の結果、右前浅屈腱炎を発症していることが判明し、9カ月以上の休養を要する見込み。
6月26日の福島競馬第2Rでしんがり人気のヴィヴィアン(中谷騎手騎乗)が3着に入線し、同馬の複勝の払い戻し金額が、複勝としてはJRA史上最高の16110円となった。これまでの複勝最高配当は09年1月11日の京都競馬第3Rにおける3着馬ディアトゥドリーム(高野容騎手騎乗)の12280円。
今年3月デビューの水口優也騎手(19歳、美浦・加藤征厩舎所属)は、6月27日の福島競馬第6Rでビラゴーティアラに騎乗して1着となり、50戦目で初勝利を挙げた。 水口騎手 ちょうど50戦目の区切りのレースで勝つことができました。(同期が次々と勝利を挙げる中)特に焦りはありませんでしたが、残り2人となって、正直、早く勝ちたいという気持ちはありました。今後も他の騎手に迷惑をかけず1レース1レースを大事にして騎乗していこうと思います。
6月27日の函館競馬第4R新馬戦でリアライズナラック(西村騎手)、マーレーヒル(吉田隼騎手)、マックスアリウ(秋山騎手)が競走を中止し、騎乗していた3騎手が落馬するアクシデントがあった。西村騎手は頭部打撲、秋山騎手は右肋骨々折の疑いとの診断で函館市内の病院に搬送され、予定していた5R以降の騎乗を取りやめた。吉田隼騎手は頚椎捻挫。検査のため5Rは乗り替わりとなったが、その後は騎乗した。
佐藤哲三騎手(39歳、栗東・フリー)はアメリカでレースに騎乗するため、JRAに海外渡航届を提出した。期間は6月29日から7月5日まで。
三浦皇成騎手(20歳、美浦・フリー)は6月23日、英ケンプトン競馬場の第4Rでジブティに騎乗したが10着(13頭立て)に終わった。翌24日にはグッドウッド競馬場で3鞍に騎乗し、結果は5、9、6着。
6月24日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)より今年1月1日から6月20日のワールドサラブレッドランキングが発表された。今回は新たに英・仏ダービー、ベルモントSが含まれ、日本では日本ダービー、安田記念などが対象に。英国ダービーを7馬身差で圧勝したワークフォースが127を得てランキング外からトップへ。前回首位のクオリティロードが126で2位、パコボーイ、ゼニヤッタが125、3位タイで続いた。日本馬は17位タイのドリームジャーニー(120)を筆頭に4頭が掲載され、日本ダービーを制したエイシンフラッシュがエスポワールシチー、ジャガーメイルと並び118で43位タイに。安田記念の勝ち馬ショウワモダンは117にとどまり、ベスト50には入らなかったが、JPNサラブレッドランキングでは5位タイとなった。