小回りの 中京・最終日
日本時間3月27日深夜にメイダン競馬場で行われたドバイワールドカップデーに日本馬4頭が遠征し、ドバイシーマクラシックでブエナビスタが2着した。後方からレースを進めたブエナビスタは直線前が狭くなる場面もありながらよく追い込み勝ち馬に詰め寄ったが、3/4馬身交わせなかった。ドバイワールドカップのレッドディザイアは一団となった馬群の中団でレースを進めたものの直線で失速し11着に後退。ドバイゴールデンシャヒーンのローレルゲレイロは果敢にハナを奪い4着に粘り込んだ。ゴドルフィンマイルのグロリアスノアは好位追走から直線で脚を伸ばして4着。カラーページに特集記事を掲載。 松田博師(ブエナビスタ) ちょっとペースが遅かったですね。あそこまでいったら、もうちょっと何とかなったのではとも思うが、これで十分です。終い伸びてくれたので満足しています。 松永幹師(レッドディザイア) 前走と同じスローペースでした。前走は折り合えましたが、今回は力んでしまい、その分、最後の伸びを欠いたのかも知れません。レース後の馬体に関しては問題ありません。次走についてはこれから考えます。 昆師(ローレルゲレイロ) 馬の状態は非常に良かったです。夜間の競馬ということもあり、スタートでは少し戸惑ったのかも知れません。自分の形で競馬はできましたが、4着というのは多少残念です。ただ、馬はよく頑張ってくれました。 矢作師(グロリアスノア) 騎手はうまく騎乗してくれました。負けたのは仕方ありません。経験を積むためにきたのではなく、挑戦することによって初めて得られることがあると思っていました。勝てなかったことは悔しいですが、4着という結果を得ることができたのは調教師冥利に尽きると思います。
3月27日の中京競馬第5R3歳未勝利戦でコアレススキャン(牡3歳)が逃げ切り勝ちを収め、今年、3勝目をマークした須貝彦三調教師(69歳、栗東)がJRA通算500勝を達成した。中央競馬史上113人目、現役では25人目。同師は京都府出身。74年3月1日に調教師免許を取得し、2年後の76年3月1日に厩舎開業。以来、6987戦目での記録達成となった。重賞ではヒカリデユールによる82年の有馬記念、朝日チャレンジC、83年の大阪杯、アンブラスモアによる99年の小倉記念(G3)など18勝を挙げている。 須貝彦師 来年、定年を迎えるにあたってひとつの区切りとなりました。これもオーナーをはじめ、スタッフの皆さんのおかげです。これからもさらにひとつでも多く勝てるように頑張っていきたいです。
3月28日の中山競馬第2Rでアサクサマリンバが1着となり戸田博文調教師(46歳、美浦)は現役112人目となるJRA通算200勝を達成した。2658戦目。重賞では桜花賞など9勝。 戸田師 馬主の皆様にいい馬を預けていただいているお蔭で200勝を達成することができました。これからも頑張っていきたいと思います。
3月27日の阪神競馬第4Rでサマーソングに騎乗した福永祐一騎手(33歳、栗東・フリー)は中央競馬史上22人目、現役では14人目となるJRA通算1万回騎乗を達成した。記録達成時の通算勝利は1121(うち重賞69)。 福永騎手 オーナーや調教師、厩舎スタッフの皆さんなどたくさんの人に声をかけていただいて達成できました。ひとつでも多く騎乗して勝てるように精進して、声をかけ続けてもらえる騎手でいたいと思います。
中山グランドジャンプ(4月17日、J・G1、中山、芝4250メートル)の招待受諾馬だったカラハリキング(セン9歳、英)が出走を辞退した。これにより、今年の同競走に出走する外国馬はペンティフィック1頭となった。
シンガポールのクランジ競馬場で5月16日に行われるシンガポール・エアラインズ・インターナショナルC(G1、芝2000メートル)に選出され、招待を受諾していたキャプテントゥーレ(牡5歳、栗東・森厩舎)が同競走への出走を辞退した。
3月27日に阪神競馬場で行われた毎日杯で武豊騎手(41歳、栗東・フリー)は、騎乗馬ザタイキが最後の直線で疾病(左中手骨開放骨折)を発症した際に落馬負傷し、その後の11R、12R、翌28日に中京競馬場で騎乗予定だった高松宮記念を含む9鞍の騎乗を取り止めた。病院での検査により、左鎖骨遠位端骨折、腰椎横突起骨折、右前腕裂創と診断されている。
5月16日にクランジ競馬場で行われるシンガポールエアラインズインターナショナルカップ(G1)にシャドウゲイト(牡8歳、美浦・加藤征厩舎)が選出され、招待を受諾した。同馬は07年の優勝馬。キャプテントゥーレが出走を辞退しており、招待受諾馬はヤマニンキングリー(牡5歳、栗東・河内厩舎)に続いて2頭目となった。
3月28日の阪神競馬第8Rでファンドリゲットに騎乗し、向正面で走行妨害を受けて落馬した生野賢一騎手(25歳、栗東・音無厩舎所属)は左大腿骨骨幹部骨折、左脛腓骨骨折との診断。