最終日迫る テンポイント展
JRAは3月8日、東京都港区の六本木事務所で定例記者会見を行い、新たな勝馬投票券購入システムを導入し、11年春から運用を開始すると発表した。 新たに導入されるシステムは「JRAダイレクト」。これは馬券購入時の決済にクレジットカードを利用するもの。来春に導入される5重勝単勝式発売と同時にスタートする。発売時間内にJRAダイレクト専用サイトで利用者登録ができ、登録後は直ちに馬券購入が可能。ただし、インターネット環境のもとパソコンでの利用となり、携帯電話では利用できない。払戻金は開催1節分(通常は土日)をまとめてJRAが銀行から振り込む。支払いは翌月1回払い(マンスリークリア)のみで、金利負担を伴う支払い方法は一切利用できない。利用者登録が一定数に達した際には登録受付を停止する場合があるとしている。運用開始日、発売時間、購入可能金額、システム利用料などの詳細は後日発表の予定。
3月13日の中山競馬第1Rでテンエイエスプリが1着となり嶋田潤調教師(60歳、美浦)は現役111人目となるJRA通算200勝を達成した。3439戦目。初出走は90年3月10日、2回中山競馬5日目第1Rのオオイダジョウ(7着)。 嶋田潤師 一つ一つの勝利を積み重ねて200勝を達成できました。これからも一つ一つの出走を大切にしていきます。
新人の高倉稜騎手(18歳、栗東・崎山厩舎所属)は3月14日の中京競馬第6Rでパープルスターに騎乗し、6日の初騎乗以来18戦目でJRA初勝利を挙げた。 高倉騎手 初勝利を挙げることができて感無量です。イメージ通りの競馬ができました。中京競馬場は前残りになりやすいので渋太く粘りました。先生(崎山師)には先週からたくさん乗せてもらい感謝しています。今日は競馬場にきていただき、ありがとうございます。これからも声援に応えられるよう1鞍1鞍大切に乗りたいと思います。
ドバイワールドCデイ諸競走に出走予定のブエナビスタ(牝4歳、栗東・松田博厩舎)、ローレルゲレイロ(牡6歳、栗東・昆厩舎)、グロリアスノア(牡4歳、栗東・矢作厩舎)が3月13日現地時間12時43分、シンガポール経由でドバイ・シャルジャ国際空港に到着した。
昨年11月の武蔵野S(16着)のあと放牧に出されていたサイレントプライド(牡7歳、美浦・国枝厩舎)は3月14日でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は24戦8勝。重賞は08年のダービー卿CT、富士SのG32勝。今後は千葉県香取市の北総牧場で乗馬となる予定。
3月28日の高松宮記念(中京、G1、芝1200メートル)に出走予定の香港馬、セイクリッドキングダム(セン7歳、23戦15勝)、ウルトラファンタジー(セン8歳、44戦7勝)は18日に来日して24日に中京競馬場に入厩する予定。
08年、09年のJRA賞最優秀障害馬キングジョイ(牡8歳、栗東・増本厩舎)は3月13日の阪神スプリングJから始動予定だったが、挫石のため回避した。放牧には出さず自厩舎で調整し、4月17日の中山グランドJ(J・G1、4250メートル)を目指す。
中山グランドジャンプ(4月17日、中山、J・G1、芝4250メートル)の選出馬だったジャンボリオ(愛)、マザカーノ(豪)が同競走への出走を辞退した。これにより、今年の中山グランドJに出走する外国馬はカラハリキング(セン9歳、英)、ペンティフィック(セン7歳、豪)の2頭。なお、ペンティフィックは帯同馬ガリレオフィガロとともに3月17日に来日する予定。
小林慎一郎騎手(28歳、栗東・矢作厩舎所属)がJRAに海外渡航届を提出した。渡航先はドバイ。期間は3月14日〜29日。グロリアスノアの調教およびレースでの騎乗のため。
06、08年の新潟大賞典に優勝したオースミグラスワン(牡8歳、栗東・荒川厩舎)が3月10日付で競走馬登録を抹消され現役引退が決まった。今後はJRA新潟競馬場で乗馬となる予定。JRA通算32戦7勝。
06年アイビスサマーダッシュに優勝したサチノスイーティー(牝7歳、美浦・畠山吉厩舎)が3月10日付で競走馬登録を抹消され、地方の荒尾競馬へ移籍することになった。通算25戦5勝(うち地方1戦0勝)。
3月13日の中山競馬第6Rでシェイク・モハメド殿下所有のルナーレガシーが勝利を収め、本邦外居住者の所有馬によるJRA初勝利を飾った。
新人の川須栄彦騎手(18歳、栗東・本田厩舎所属)が13日の中京競馬第1Rでデビューした。騎乗馬はビーンケード。16頭立て13着だった。 川須騎手 競馬学校と違って(流れが)速く、ついていくのがやっとでした。先生(本田師)からは技術的なことより、レースの流れを覚え、自分で考えて乗るようにアドバイスをもらいました。迷惑をかけないよう、積極的な騎乗をしたいと思います。