3月29日、アラブ首長国連邦のドバイ、ナドアルシバ競馬場で総賞金600万米ドルを懸けて行なわれたG1ドバイワールドC(ダート2000m)は地元ドバイのゴドルフィン所属でデットーリ騎乗のムーンバラッドが積極的に逃げ、直線に入って差を開く一方の圧勝で1着賞金360万米ドルを獲得した。勝ち時計は2分00秒48。5馬身離れた2着には米国のハーランズホリデーが入り、1馬身差でネイエフ、更に短頭差でグランデラが続いた。勝ったムーンバラッドは今年2月のドバイでの前哨戦を圧勝し、調子を上げていた。なお、他の主要レースの勝ち馬は以下のとおり。G1ドバイシーマクラシック(芝2400m)=スラマニ、G1ドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200m)=ステートシティ、G1ドバイデューティフリー(芝1777m)=イピトンベ、G2UAEダービー(ダート2000m)=ヴィクトリームーン。
4月27日に行なわれるクイーンエリザベス2世C(香港シャティン、G1)にエイシンプレストン(牡6歳、栗東・北橋厩舎)とマグナーテン(セン7歳、美浦・藤沢和厩舎)が選出された。香港ジョッキークラブは、4月5日に開かれる外国馬選考委員会を待たずに上記2頭を優先的に選出。関係者も招待を受諾した。なお、マグナーテンは4月6日の大阪杯に出走予定。最終決定はその結果を見てからになるとのことだ。
新人の石橋脩騎手(18歳、美浦・柴田人厩舎所属)が3月29日(土)の中京競馬第8Rでエーピーダイモンジに騎乗して1着となり初勝利を飾った。3月1日のデビュー戦以来25戦目。
石橋脩騎手 前に同期がいたのはわかっていたので、絶対に負かしてやろうと思い、一生懸命に追いました。ひと鞍ひと鞍を大切にして、馬の力を全部出し切れるように頑張ります。
01年のエンプレス杯(G2、川崎)に優勝したオンワードセイント(牝7歳、美浦・阿部厩舎)が、3月29日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。今後は北海道浦河町のオンワード牧場で繁殖入りする。通算成績は32戦6勝。
3月29日(土)の中京競馬は大荒れで、第5Rの馬単35万6000円(馬単歴代4位)をはじめ27本の万馬券が出た。これは1日あたり、同一競馬場での万馬券回数の新記録(従来は24本)。
ノースヒルズマネジメント(有)がかねてから建設中だったトレーニングセンター「大山ヒルズ」の第一期工事がこの度完了。24日(月)に関係者約200人が参加して披露式典が行なわれた。大山のふもと鳥取県西伯郡岸本町に1周800mのダートコースと全長800mのWチップコースを備え、18ヘクタールの広大な敷地には将来は200頭の馬房数に増やす予定の厩舎。抜群の景勝地で周辺はペンションが建ち並ぶ。安藤勝、武豊、松永、福永、幸騎手など12名が試乗会を行なったが、武豊騎手は「素晴らしいですね。これが個人の施設とは思えません。乗った感じではクッションが利いていて乗っていて気持ちが良かったです」と感想を話していた
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