スポーツに 必要なもの
7月10日、阪神競馬の昼休みにオグリキャップ追悼行事「オグリキャップを偲ぶ」が行われ、現役時代に同馬を管理した瀬戸口勉元調教師がレース映像とともに当時の思い出を語った。スタンドでは追悼写真展が開かれ、また、阪神、福島、函館の3競馬場と場外発売された7競馬場で6790人(11日16時現在)が記帳を行うなど大勢のファンがアイドルホース、オグリキャップとの別れを惜しんだ。 瀬戸口元調教師 最後に会ったのは5月29日で白くなったなあという印象でしたが、凄く元気で、2、3枚の写真を撮って帰りました。たくさん強い馬を見てきましたが、オグリキャップは競馬ファンや全国の人たちの感動を呼んでくれました。いつまでも皆さんの心の中で走り続けて欲しいです。本当に名馬中の名馬に出会えて幸せでした。
北海道のグランデファームに放牧に出されていたローレルゲレイロ(牡6歳、栗東・昆厩舎)、ヒルノダムール(牡3歳、同)が7月9日、札幌競馬場に入厩した。ローレルゲレイロは8月29日のキーンランドC(G3、芝1200メートル)から、ヒルノダムールは8月22日の札幌記念(G2、芝2000メートル)から始動する。
目黒記念5着の後、ノーザンファーム空港牧場に放牧に出されていたアルナスライン(牡6歳、栗東・松元茂厩舎)は左前脚に屈腱炎を発症したため、7月8日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は19戦5勝。09年の日経賞(G2)を制し、07年の菊花賞、09年の春の天皇賞で2着入線するなど長距離戦で活躍した。北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となる予定。
松山弘平騎手(20歳、栗東・池添厩舎所属)が、7月15日から19日までの海外渡航届を7月7日にJRAに提出した。シンガポールのクランジ競馬場で行われるアジアヤングガンズチャレンジ2010に出場するため。
的場勇人騎手(22歳、美浦・的場厩舎所属)が7月7日、JRAに海外渡航届を提出した。アイルランドでの海外研修のためで、期間は7月19日から(帰国日については未定)。
三浦皇成騎手(20歳、美浦・フリー)は7月9日(金)、英ニューマーケット競馬場の第7R(芝2400メートル)でスピードデイティングに騎乗したが5着に終わった(12頭立て)。
松岡正海騎手(25歳、美浦・相沢厩舎所属)が、7月15日に横浜スタジアムで行われる「横浜ベイスターズVS広島東洋カープ」戦で始球式を務めることになった。
南関東の川島正行調教師(62歳、船橋)は7月5日の川崎競馬第5Rをアミーゴで勝ち、通算1000勝を達成した。1990年7月25日の初出走以来、3481戦目での大台到達。重賞は94勝、1994、2000、02〜08年にはNARグランプリ最優秀調教師賞を受賞している。記録が整備された73年以降、南関東で1000勝を達成したのは川島正師が初めて。なお、現役最多勝は荒尾の宇都宮徳一調教師で2225勝(7月9日現在)。中央競馬最多勝は故・尾形藤吉調教師の1670勝。
7月7日のスパーキングレディーカップを制したラヴェリータ(牝4歳、栗東・松元茂厩舎)は大山ヒルズに放牧へ。秋はシリウスS(10月2日、阪神、G3、ダート2000m)から始動し、その後、11月3日船橋のJBCクラシック、12月5日阪神のジャパンカップダート、12月29日の東京大賞典へ進む予定。
栗東所属の田所清広調教師が7月6日午後7時20分、病気のため逝去した。54歳だった。田所清師は大阪府出身。74年に騎手デビュー(旧姓名:佐野清広)し、その通算成績は2702戦206勝(うち障害競走119戦18勝)、重賞1勝(小倉記念、ヤクモデザイヤー)。96年3月に調教師免許を取得、翌97年3月に開業。調教師として2922戦177勝(うち障害131戦16勝)の成績を残した。重賞は99年マーチS、プロキオンS(ともにタヤスケーポイント)、03年京都新聞杯(マーブルチーフ)、06年東京オータムジャンプ、06、07年小倉サマージャンプ、06、07、08年阪神ジャンプS(いずれもコウエイトライ)の9勝。なお、管理馬は臨時貸付に伴い、7月7日付で田所秀孝厩舎に転厩している。