我が心の Gray ghost
宝塚記念優勝馬ナカヤマフェスタ(牡4歳、美浦・二ノ宮厩舎)の仏G1凱旋門賞(10月3日、芝2400メートル、ロンシャン競馬場)挑戦が正式に決まり、7月2日に発表された。蛯名正義騎手とのコンビで、フォワ賞(9月12日)をステップに本番に向かうプランが現時点では有力となっている。現在短期放牧中のナカヤマフェスタは今月下旬にトレセンに帰厩し、今回の仏遠征に帯同するナカヤマスウェプト(牡4歳)とともに8月2日から同8日まで美浦トレセンにおいて輸出検疫を行い、8月9日(月)に成田13時30分発のKLM862便で出国する予定。
7月4日の福島競馬第12Rにおいてオモイデサクラ(牝3歳)が1着となり、サクラバクシンオー産駒がJRA通算1000勝を達成した。これは、JRA種牡馬勝利数歴代12位の記録。同産駒のJRAでのG1勝ちは、ショウナンカンプによる高松宮記念と、ブランディスによる中山大障害、中山グランドジャンプの計3勝。歴代1位はサンデーサイレンスの2749勝。また、サクラバクシンオーは北海道早来の社台ファームの生産馬で、内国産種牡馬としては、トサミドリ(1135勝、7位)、フジキセキ(1050勝、10位)に次ぐ、歴代3位の記録となる。
88、90年の有馬記念などG1を4勝し、91年には顕彰馬に選出されたオグリキャップ(牡25歳)が7月3日、繋養先の北海道新冠郡新冠町の優駿スタリオンステーションで事故のため死亡した。同馬は現役引退後、同所において種牡馬として供用され、種牡馬引退後も引き続き繋養されていた。 (株)優駿・村田社長 7月3日午後2時過ぎにオグリキャップが放牧地で倒れているのを確認しました。右後肢を骨折しており、その後、死亡しました。今後は『お別れの会』を行なう予定です。これだけファンに愛された馬はいないと思います。
09年のダービー卿CT勝ち馬タケミカヅチ(牡5歳、美浦・大江原厩舎)が6月30日、放牧先である宮城県の山元トレーニングセンターで出血性大腸炎のため死亡した。通算成績は19戦2勝。通算獲得賞金は1億7362万1000円(付加賞含む)。先月13日のエプソムC(16着)が最後のレースとなった。 大江原師 タケミカヅチは私にとって一番思い出のある馬です。安らかに眠ってほしいと思います。
7月3日の阪神競馬第6Rでサンデーミューズが勝利し、池江泰寿調教師(41歳、栗東)が04年3月の開業以来1297戦目でJRA通算200勝を達成した。重賞11勝。G1はドリームジャーニーによる朝日杯FS、宝塚記念、有馬記念の3勝。 池江寿師 これからも厩舎一丸となってファンの皆様やオーナーの期待に応えられるようにやっていきたいと思います。
吉田隼人騎手(26歳、美浦・フリー)は7月3日の函館競馬第9Rでスターシップに騎乗して1着となり、4218戦目でJRA通算300勝を達成した。現役41人目。重賞では09年アルゼンチン共和国杯など6勝。 吉田隼騎手 300勝という数字は、たくさん乗せていただいた結果であり、失敗したレースもありましたが、自分でもよく頑張った結果だと思います。この次は301勝目を目指してまた頑張ります。
7月3日の阪神競馬第3R障害未勝利戦でカシノダンクが1着となり、同馬を管理する鈴木孝志調教師(39歳、栗東)が今年3月1日の開業以来53戦目にしてJRA初勝利を飾った。 鈴木孝師 馬主さん、スタッフの協力があってのことですので感謝しています。初心を忘れることなく、一戦一戦、一頭一頭頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
7月3日の阪神競馬第2Rで6位に入線したリズモアは3コーナーで急に外側に斜行してスマートザイアの走行を妨害したため失格となり、騎乗していたC.ウィリアムズ騎手(33歳、オーストラリア)が騎乗停止処分を受けた。期間は7月10日から18日まで(開催日4日間)。
後藤浩輝騎手(36歳、美浦・フリー)が6月30日、海外渡航届をJRAに提出した。渡航先はイギリスで、期間は7月6日(火)〜8月5日(木)。現地での騎乗は未定。
英国遠征中の三浦皇成騎手(20歳、美浦・フリー)は6月28日、2鞍に騎乗し9、5着。7月3日は7着に終わった。
黒岩悠騎手(26歳、栗東)は7月1日付でフリーから栗東・吉岡八郎厩舎所属に変更となった。
7月3日の阪神競馬第2Rで落馬した藤岡康太騎手(21歳、栗東・宮厩舎所属)は第7R終了後に胸部打撲、腰部打撲と診断され、翌4日を含む、以降の予定馬は乗り替わりとなった。
6月16日に川崎競馬場で行われた関東オークスを制したシンメイフジ(牝3歳、栗東・安田隆厩舎)が右第1指骨剥離骨折を発症していることが判明した。同馬はレース後に宇治田原優駿ステーブルにリフレッシュ放牧に出されていたが、島上牧場に移動して休養に入る。
08年にファルコンS(Jpn3)を勝ち、NHKマイルCで3着に入線したダノンゴーゴー(牡5歳、栗東・橋口厩舎)が6月30日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は9戦3勝(重賞1勝)。今後は熊本県の村山牧場で種牡馬となる。