数週間前、NHK・BSでジャニス・ジョップリン(伝説のロックシンガー)をモデルにした1979年制作の米国映画『The Rose』を放映していた。主役のベット・ミドラーについては“好演”と“イメージが違いすぎる”との相反する声があったが、天才ジャニスの突出したポテンシャルに惚れ込んでいた私は無条件で映画にのめり込んだ。構成も選曲も気に入ってLDまで買ったものだった。今回は将来的なことを考えて改めて録画してDVDに落とした。そして、歓びを一緒に分かち合おうと友人、知人の音楽ファンに「DVDに落としてプレゼントしようと思ってるんだけど、昔の“The Rose”って映画知ってる?」と尋ねたところ、「その昔、しつこいほどお前に聞いた」「村上家でLD見せてもらいましたよ。忘れたんですか」といった抗議が続いた。このときはさすがに一瞬だけ反省したが、忘れちまったんだからそれはそれで仕方ない(汗)。エンディングでテーマ曲“ ♪ Some say love 〜 it is a river ♪〜 ”が流れるといつも胸が切なくなる。