ダービー当日の ある記憶
5月22日の京都競馬第4Rでニホンピロアワーズが1着となり、騎乗した幸英明騎手(34歳、栗東・フリー)が94年3月5日の初騎乗以来、11000戦目でJRA通算800勝を達成した。JRA重賞勝利はスティルインラブでの03年牝馬三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)とファイングレインでの08年高松宮記念のG14勝を含む22勝。デビューから16年2カ月18日、34歳4カ月11日での11000回騎乗達成は武豊騎手の記録(16年8カ月8日、34歳7カ月25日)を超えるJRA史上最速記録。 幸騎手 勝利数、騎乗数ともに達成できて素直にうれしく思います。1頭1頭大切に乗ることを心掛けています。コツコツと1頭でも多く騎乗し、1つでも多く勝てるよう頑張ります。
5月22日の京都競馬第5Rで6位に入線したタガノデムジュールが最後の直線で急に内側に斜行してユキノサイレンスの走行を妨害したため15着に降着となり、同馬に騎乗した小牧太騎手(42歳、栗東・フリー)が騎乗停止処分となった。期間は5月29日から6月6日まで、開催日4日間。これにより、日本ダービーのローズキングダムには騎乗できなくなった。
新潟大賞典で14着だったタマモサポート(牡7歳、栗東・藤岡健厩舎)が5月20日付でJRAの競走馬登録を抹消された。今後は三重県豊原ライディングホースで乗馬となる予定。JRA通算成績は35戦6勝。重賞勝ちは06年ラジオNIKKEI賞(G3)、09年京都金杯(G3)の2勝。
5月23日の京都競馬第8Rでリバーキャッスルが差し切り勝ちを収め、同馬に騎乗した山崎誠士騎手(25歳、川崎・山崎尋美厩舎所属)がJRA初勝利を飾った。04年4月24日のJRA初騎乗以来21戦目だった。
5月23日の新潟競馬第2Rでメイショウレックス(13位入線)が4角で急に外へ斜行し、アナンダの走行を妨害したため、騎乗していた古川吉洋騎手(32歳、栗東・フリー)は5月29日のみ、開催日1日間の騎乗停止となった。被害馬先着のためレースは到達順位通りに確定した。
安田記念(6月6日、東京、G1、芝1600メートル)の選出馬ザユージュアルキューティー(セン4歳、米)が出走を辞退した。これにより、今年の安田記念に出走する外国馬は香港のビューティーフラッシュ、フェローシップ、サイトウィナーの3頭。 キャシディ師 18日の追い切りを見て、100%の力を出せる状態までは仕上がっていないと判断し、残念ながら断念することにいたしました。
JRAは5月20日、宝塚記念(6月27日、阪神、G1、芝2200メートル)に英国のジュークボックスジュリー(牡4歳)を選出したと発表した。
5月22日の東京競馬第8Rでオルトリンデが1着となり、勢司和浩調教師(48歳、美浦)は現役113人目となるJRA通算200勝を達成した。1958戦目。スマイルトゥモローによる02年オークスなど重賞では3勝。 勢司師 今まで良い馬を預けていただいた馬主の皆様や、牧場スタッフに感謝したいと思います。厩舎スタッフも頑張ってくれました。周囲の支えがあってこその200勝だと思います。10年後はもっと馬のことが分かるように、これからも精進していきたいと思っています。ファンの皆様、これからも応援よろしくお願いします。
2010年度の顕彰馬選定記者投票の結果が5月21日、JRAから発表されたが、選定基準を満たす馬がおらず、今回も顕彰馬なしの結果となった。選定対象は1989年4月1日から2009年3月31日の間に競走馬登録を抹消した馬(現役馬、競走馬登録抹消1年未満の馬は対象外)。選定基準は191名の投票者数の4分の3以上(144票)の票を得た馬となっている。今回の最多得票馬は126票のエルコンドルパサーで得票率は65.6%だった。
5月14日付で競走馬登録を抹消され、種牡馬入りの決まったワイルドワンダー(牡8歳)の繋養先が、北海道日高郡新ひだか町の静内フジカワ牧場に訂正となった。5月20日にJRAから発表された。
フリーの出津孝一騎手(45歳、栗東)が5月21日付で岩元市三厩舎(栗東)の所属に変更となった。
5月23日の新潟競馬第12R三条特別でエイブルベガが1着となり、同馬を管理する二ノ宮敬宇調教師(57歳、美浦)は4594戦目でJRA通算500勝を達成した。中央競馬史上114人目、現役では26人目。初勝利は90年9月29日、4回中山7日目第4Rのハーバーグレイス(延べ14頭目)。JRA重賞では18勝(うちG1で2勝)。主な勝ち鞍はエルコンドルパサーによる98年のジャパンC、NHKマイルC。 二ノ宮師 関係者の皆様に感謝しております。500勝達成までは、長い感じがしましたが、開業当時を思えば、夢のようです。500勝達成も通過点と思い、ひとつでも多く勝てるようにこれからも頑張ります
今年3月デビューの新人、川須栄彦騎手(18歳、栗東・本田厩舎所属)は、5月23日の新潟競馬第1Rでメイショウクレモナに騎乗して1着となり、67戦目でJRA初勝利を挙げた。 川須騎手 ミスも多くて関係者の皆様にご迷惑をかけていたので勝つことができてホッとしています。技術を身につけ、最後まで追える騎手を目指していきたいと思います。これからも全力を尽くして頑張ります。応援よろしくお願いします。