さらば個性派女優 ウオッカ
3月4日(日本時間5日午前3時10分)、ドバイのメイダン競馬場で行われたG2マクトゥームチャレンジラウンド3で8着に終わったウオッカ(牝6歳、栗東・角居厩舎)はレース後に鼻出血が判明し、このまま現役を引退することになった。 角居師 ああいう失速はしない馬なのでおかしいなと思っていたら、レースの20〜30分後に鼻出血が判明しました。たくさんの素晴らしい成績を残してきた馬ですし、これから繁殖という大きな仕事もありますので、オーナーと協議して、現役引退を決めました。日本には戻らずアイルランドで繁殖入りします。初年度の交配相手にはシーザスターズを予定しています。
全国公営競馬馬主連合会(全馬連)の青池勲名誉会長の勇退にあたり、3月2日夕方都内のホテルにおいて、同氏を労う会が有志によって行われた。 青池勲氏は全国公営競馬馬主連合会会長などを歴任するかたわら、中央競馬と地方競馬の交流競走やアラブ生産の振興のために尽力してきた。発起人代表の東京都馬主会の鈴木可一会長から「今までのことを思い出すと、お別れするのが忍びない気持ちで一杯ですが、これからも元気でご活躍ください」と挨拶があったあと、JRA日本中央競馬会の土川健之理事長、NAR地方競馬全国協会の仲田和雄理事長から感謝状が送られた。 会はなごやかな雰囲気のうちに約2時間で終了。青池氏は「全馬連に籍をおいて33年間。馬主生活の中でやってきたことに悔いはありません。今後は、ここに出席されている人たちがひとつになって日本の競馬のために頑張って欲しい」と感謝の言葉を述べた。
新人の平野優騎手は3戦目となった3月7日の中京競馬第8Rでアストレーションに騎乗し、JRA初勝利を挙げた。 平野騎手 馬がよく走ってくれたので感謝しています。この馬には普段から乗っているので思い入れがありました。ゴール前で馬が横に見えた時は頑張れと必死でした。いい馬に乗せてもらい、先生(二ノ宮師)にお礼を言いたいです。同期入学した三浦皇成騎手の記録を抜けるよう、全力で頑張ります。
横山典弘騎手(42歳、美浦・フリー)は3月5日(金)、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われた国際騎手招待競走メイダンマスターズ(12名が参加、4レース)に出場したが、結果は8、7、8、5着だった。
JRAは3月4日、中山グランドジャンプ(4月17日、中山、J・G1、芝4250メートル)の欧州地区選出馬を発表した。選出馬は次の2頭。カラハリキングは招待を受諾している。なお、2頭ともペガサスジャンプSへの出走意思は表明していない。 カラハリキング(セン9歳、英) ジャンボリオ(セン5歳、愛)
高松宮記念(3月28日、中京、G1、芝1200メートル)に選出された外国馬が3月4日、JRAから発表になった。選出された3頭は香港馬。なお、選出馬となっていたグリーンバーディーは辞退している。 セイクリッドキングダム(セン7歳、23戦15勝) ウルトラファンタジー(セン8歳、44戦7勝)
4月25日に香港シャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(G1、芝2000メートル)とチャンピオンズマイル(G1、芝1600メートル)に予備登録した日本馬が3月6日、JRAから発表になった。 オセアニアボス、ガブリン、キャプテントゥーレ、グロリアスノア、ゴールデンチケット、スーパーホーネット、セイウンワンダー、タスカータソルテ、ネヴァブション、ビクトリーテツニー、ホワイトピルグリム、レッドディザイア(12頭) ウオッカ、キャプテントゥーレ、テスタマッタ、ブエナビスタ、リーチザクラウン、レッドディザイア、ローレルゲレイロ(他に26頭、計33頭)
5月16日にシンガポールのクランジ競馬場で行われるシンガポール・エアラインズ・インターナショナルC(G1、芝2000メートル)、クリスフライヤー・インターナショナル・スプリント(G1、芝1200メートル)の第1回登録馬が3月5日、JRAから発表された。登録馬は次の通り。 ーレ、グロリアスノア、シャドウゲイト、スーパーホーネット、セイウンワンダー、タスカータソルテ、フィフスペトル、ホワイトピルグリム、ヤマニンキングリー(11頭) トゥーレ、グランプリエンゼル、ソルジャーズソング、ビービーガルダン、ローレルゲレイロ(他に9頭、計15頭)
ダイワスカーレット(牝6歳)の初仔(牝馬)が3月6日午前0時過ぎ、北海道千歳市の社台ファームで誕生した。父はリュパン賞、パリ大賞典の勝ち馬で、昨年春から社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたチチカステナンゴ。母子ともに健康。毛色は生後間もない現時点では鹿毛に見えるが、父と同じ芦毛になるとのこと。
3月7日の中京競馬第12Rで1番人気のブラストダッシュに騎乗して圧勝した秋山真一郎騎手(31歳、栗東・フリー)は97年3月1日の初騎乗以来7290戦目でJRA通算600勝を達成した。JRA史上59人目、現役では23人目。重賞初勝利はカネトシガバナーとのコンビで制した98年神戸新聞杯(G2)。昨年はサクラオリオンに騎乗して中京記念、函館記念(G3)に勝ち、サマージョッキーズシリーズチャンピオンの座に就いた。 秋山騎手 昨日、今日とあまり成績が良くなかったので(600勝のことは)忘れていましたが、勝てて良かったです。今日は寒い中、待たせてすみませんでした。少しでもいいジョッキーになれるよう頑張りますので応援よろしくお願いします。
3月7日の中山競馬第8Rで田中勝春騎手(39歳、美浦・フリー)はJRA通算1万4000回騎乗を達成した。これは中央競馬史上8人目、現役で6人目。 田中勝騎手 これも厩舎関係者の方に多くの騎乗機会を与えていただいた結果。大きなケガもなかったし、少しは運もあったのかも知れません。今後も1鞍でも多く騎乗できるよう、そしてファンの方に一層の応援をいただけるよう頑張ります。
G2マクトゥームチャレンジラウンド3に優勝したレッドディザイア(牝4歳、栗東・松永幹厩舎)が次走に3月27日のG1ドバイワールドカップ(メイダン競馬場、AW2000メートル)を予定していることが中山馬主協会を通して明らかとなった。鞍上はクリストフ・スミヨン騎手。
04年のカシオペアSを勝ち、障害転向後も09年の新潟ジャンプS(JG3)を制するなど息の長い活躍を続けたエリモマキシム(セン11歳、栗東・坂口則厩舎)が3月5日付でJRAの競走馬登録を抹消された。JRA通算成績は59戦10勝(うち障害では20戦3勝)。今後は北海道幌泉郡えりも町のエクセルマネジメントで乗馬となる予定。
ドバイに遠征するブエナビスタ(牝4歳、栗東・松田博厩舎)、ローレルゲレイロ(牡6歳、栗東・昆厩舎)、グロリアスノア(牡4歳、栗東・矢作厩舎)は栗東トレセンで3月7日〜12日まで輸出検疫を受け、13日に関西国際空港0時30分発、シンガポール経由で現地に向かう。
1月31日に行われた京都牝馬Sで重賞初勝利を飾ったヒカルアマランサス(牝4歳、栗東・池江郎厩舎)は3月14日の中山牝馬S(G3、芝1800メートル)に向けて調整されていたが、熱発したため同レースを回避した。
3月7日の中京競馬第1Rでリュンヌに騎乗して逃げ切り勝ちを収めた渡辺薫彦騎手(34歳、栗東・沖厩舎所属)が94年3月5日の初騎乗以来6088戦目にしてJRA通算300勝を達成した。重賞では9勝。99年には自厩舎のナリタトップロードで菊花賞制覇を遂げている。 渡辺薫騎手 皆さんの支えがあってこそと思っていますので大変感謝しています。まだまだ現役で必死にもがいて、あがいて、努力を重ねていきたいです。
3月7日中山競馬第2Rで柴山雄一騎手(32歳、美浦・フリー)が、同日阪神競馬第9Rで佐藤哲三騎手(39歳、栗東・フリー)が騎乗停止となった。柴山騎手は3月13日から14日まで開催日2日間、佐藤哲騎手は3月13日から21日まで開催日4日間。