２月６日の中京競馬第１Ｒで中舘英二騎手（44歳、美浦・フリー）はダイヤモンドイエロに騎乗して１着となり、84年３月のデビュー以来15335戦目にしてＪＲＡ通算1600勝を達成した。ＪＲＡ史上10人目、現役では武豊、横山典弘、柴田善臣、蛯名正義、藤田伸二騎手に続く６人目。重賞は27勝。93年阪神３歳牝馬Ｓ、94年エリザベス女王杯(ヒシアマゾン)、07年スプリンターズＳ（アストンマーチャン）のＧ１３勝を挙げている。

　中舘騎手　オーナー、厩舎関係、ファンの皆さまの応援のおかげで達成することができました。もっと確実に勝てるように、これからも勉強していきたいと思っています。

　２月７日の東京競馬第１Ｒでレッドスピネルに騎乗して３着となった木幡初広騎手（44歳、美浦・フリー）は、史上21人目、現役13人目となるＪＲＡ通算１万回騎乗を達成した。

　木幡騎手　これまでを振り返ると、１万回という騎乗の中には様々な思い出深い馬がおり、多くのことを学ぶことができました。関係者の皆様には心より深く感謝しております。これからも１頭１頭大事に乗っていきたいと思います。

　２月７日の中京競馬第９Ｒで藤岡康太騎手（21歳、栗東・宮厩舎所属）はナムラフューチャーに騎乗して１着となり、07年３月の初騎乗以来1755戦目にしてＪＲＡ通算100勝を達成した。前日の６日には小倉大賞典で逃げ切り勝ちを収めており、重賞勝利は09年ＮＨＫマイルＣ（Ｇ１）、ファルコンＳ（Ｇ３）、10年小倉大賞典（Ｇ３）の３勝。

　２月６日の東京競馬第８Ｒ春麗ジャンプＳで落馬した宗像徹騎手（35歳、美浦・フリー）は右肩脱臼骨折、右大腿骨骨折の重傷を負った（全治不明）。また、高野和馬騎手（25歳、美浦・フリー）は右第１趾剥離骨折が判明した。

　２月６日の中京競馬第11Ｒ小倉大賞典で２位入線のマイネルスターリーは、ゴール前で急に外に斜行して他馬の走行を妨害したため５着に降着となった。騎乗していた三浦皇成騎手は２月13日から21日まで開催日４日間の騎乗停止となった。

　ＪＲＡは2010年２月１日付で佐藤聖也騎手（24歳、美浦・フリー）の騎手免許を取り消した。窃盗容疑で茨城県警稲敷警察署に逮捕され、ＪＲＡ裁定委員会の議定があるまで騎乗を停止されている同騎手から騎手免許取消申請があったため。

　２月７日の東京競馬第５Ｒでハングリージャックが１着となり、フジキセキ産駒がＪＲＡ通算1000勝を達成した。これはＪＲＡ種牡馬勝利数歴代11位。

　社台スタリオンステーションの吉田照哉氏　フジキセキには現役時代、サンデーサイレンスの初年度産駒として大きな期待をしていましたが、日本ダービーに走らせることもできないまま屈腱炎となってしまい、とても残念な思いをしました。しかし、種牡馬になってからは皆に愛されてよい産駒を出し、日本だけでなく海外でもグレード競走を勝つなどの大きな活躍をしてくれました。これもフジキセキが長い間、多くの人に愛されたからこそだと思っており、とても感謝しています。

　ドバイ遠征を予定しているウオッカ（牝６歳、栗東・角居厩舎）とレッドディザイア（牝４歳、栗東・松永幹厩舎）は２月10日、関西国際空港23時15分発のＫＺ283便（シンガポールでＳＱ7396便に乗り換え）でドバイに向かうことが決まった。両馬とも５日から栗東トレセンで輸出検疫を行っている。

　フェブラリーＳ当日の２月21日の東京競馬第12Ｒで行われるＪＲＡプレミアムレース「東京ウインタープレミアム」の競走名がＪＲＡホームページでのファン投票の結果、6409票を集めたメイセイオペラメモリアルと決まった。２位はアグネスデジタルの5661票だった。総投票数は21277票。勝馬投票券にはメイセイオペラＭと記載される。

　４月17日に中山競馬場で行われる中山グランドジャンプ（中山、Ｊ・Ｇ１、芝4250メートル）のオセアニア地区選出馬がＪＲＡから２月４日に発表された。選出馬は次の通りだが、両馬とも招待を受諾している。なお、２頭とも３月27日に行われるペガサスジャンプＳ（中山）への出走を予定している。

　マザカーノ（セン10歳）

　ペンティフィック（セン７歳）

　2010アジアマイルチャレンジ（ＡＭＣ）のシリーズ登録が１月19日に締め切られ、世界各国からＧ１馬63頭を含む合計402頭の登録があったことが明らかになった。主な登録馬には香港のグッドババ、サイトウィナー、ＵＡＥのグラディアトゥーラス、オーストラリアのハートオブドリームス、ＵＳＡのジオポンティがおり、日本からはウオッカ、ブエナビスタ、レッドディザイアなど25頭が登録を済ませた。なお、今年のアジアマイルチャレンジの日程は第１戦フューチュリティＳ（２月27日、豪）、第２戦ドバイデューティフリー（３月27日、首）、第３戦チャンピオンズマイル（４月25日、香港）、第４戦安田記念（６月６日、日本）。

　兵庫ジュニアＧＰ、全日本２歳優駿を連勝し、ＮＡＲグランプリ2009年度代表馬に選出された笠松のラブミーチャン（牝３歳、柳江仁厩舎）は２月12日のゴールドジュニア（笠松、ＳＰ３）に出走予定。レース当日にはオーナーのドクターコパ氏のトークショーや「ＮＡＲグランプリ年度代表馬受賞記念ラブミーチャンクリアファイル」のプレゼント（先着1000名様）などのイベントが予定されている。

　２月６日の中京競馬第11Ｒ小倉大賞典でドリームサンデー、アーリーロブストの枠入りの際に発馬機材の誤動作で全枠の前扉が開き、ドリームサンデーが枠内から飛び出すアクシデントがあった。ＪＲＡは同馬は馬体検査の結果、馬体に異状が認められなかったため、そのまま発走(11着)したと説明している。

　２月６日の中京競馬５日目は積雪の影響により、１Ｒの発走時刻を９時50分から11時00分に繰り下げられた。東京、京都競馬は通常通り開催された。