君らしい騎手生活を
1月30日の京都競馬第3Rで安藤勝己騎手(49歳、栗東・フリー)はトウカイレジーナに騎乗して1着となり、80年5月11日の阪神競馬第10RでJRA初騎乗初勝利を飾って以来、5876戦目にしてJRA通算1000勝を達成した。史上24人目、現役11人目。安藤勝騎手は笠松所属時に地方競馬で3299勝を挙げ、03年3月にJRAに移籍。地方競馬出身騎手の先駆けとして第一線で活躍を続け、キングカメハメハ、ダイワメジャー、ダイワスカーレット、ブエナビスタなどでJpn1・G120勝を挙げた。JRA、地方競馬でそれぞれ1000勝を達成したのは史上初の快挙。07年、09年にはJRA賞最高勝率騎手賞を受賞している。
1月31日の中央競馬第10Rはこべら賞でバーディバーディが1着となり、池江泰郎調教師(68歳、栗東)がJRAの通算800賞を達成した。中央競馬史上30人目、現役4人目79年10月1日の厩舎開業以来、6417戦目での記録達成となった。活躍馬はクララッシック三冠を含むGT7勝を挙げたディープインパクト、天皇賞.春を連覇した名ステイヤー・メジロマックイーンダートGTを4勝したゴールドアリュールなど多数。同日の京都競馬メイン競走・京都牝馬Sをヒカルアラマンサスで制し、重賞勝利を65としている(うちGT17勝) 池江郎師 ひとつひとつ積み上げてきた結果、達成することができました。ここまでこられたのも、皆様のおかげです(定年まで)後1年ですが、ひとつでも多く勝てるように頑張りたいと思います。
07年帝王賞勝ち馬ボンネビルレコード(牡8歳、美浦・堀井厩舎)が1月29日付で競走馬登録を抹消された。大井競馬に移籍する予定。JRA在籍時の通算成績25戦3勝(JRA9戦0勝、JRA以外で16戦3勝)。
JRAは1月28日、ミルコ・デムーロ騎手(31歳、伊)に1月30日から2月28日まで有効の短期騎手免許を交付した。栗東の大久保龍志調教師、馬主の吉田千津氏が身元引受人。
2月18日(木)に園田競馬場で行われる第18回ゴールデンジョッキーカップにJRAからは武豊、岩田康誠、小牧太3騎手が出場することになった。
フェアリーSを制したコスモネモシン(牝3歳、美浦・清水英厩舎)は放牧を挟んで3月20日のフラワーC(中山、G3、芝1800メートル)へ向かう。
1月31日付で騎手を引退した高山太郎騎手(34歳、美浦・フリー)は30日中京競馬第12Rカフェアラジンでの10着が最後の騎乗となった。通算成績は3938戦142勝。2000年のカブトヤマ記念(G3)を制した。
1月27日に行われた川崎記念を制してG1・Jpn1の勝利記録を9に更新したヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂厩舎)は山元トレセンに放牧に出された。フェブラリーSには出走せず、帝王賞(6月30日、大井、Jpn1、ダート2000メートル)連覇を目指して調整される。
無傷の3連勝で朝日杯FSを制したローズキングダム(牡3歳、栗東・橋口厩舎)が1月28日、グリーンウッドから帰厩した。トライアルレースを1回使って4月18日の皐月賞(中山、G1、芝2000メートル)に駒を進める。
1月30日の京都競馬第8Rでのガンダーラの勝利により岩元市三調教師(62歳、栗東)が通算400勝を、手綱を取った所属の和田竜二騎手(32歳)が通算600勝を達成した。岩元師は89年12月2日の初出走以来5042戦目。重賞31勝。和田竜騎手は96年3月2日の初騎乗以来8502戦目。重賞26勝。G1勝利はテイエムオペラオーによる99年皐月賞、2000年天皇賞・春秋、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念、01年天皇賞・春の7勝(すべて和田竜騎手が騎乗)。 岩元師 区切りの勝利ということは意識していませんでしたが、和田竜騎手とともに達成できたことは本当にありがたいことです。これも馬主さん、スタッフ、ファンの皆様のおかげです。 和田竜騎手 通過点だと思っています。岩元調教師も400勝を達成されましたし、一緒にやってきた甲斐がありました。これからもひとつでも多く勝ち星を重ねられるように頑張ります。
1月30日の中京競馬第8Rでマルタカワンタッチが1着となり、同馬を管理する清水美波調教師(65歳、美浦)もJRA通算400勝を達成した。4888戦目。イングランディーレで04年春の天皇賞、日経賞、ダイヤモンドSを制したほか、ステイヤーズS(シーナンレディー)、根岸S(グレースシラオキ)、エプソムCと新潟大賞典(スーパーグラサード)と重賞7勝。