12月13日の阪神競馬第1Rでオメガブルーグラスに騎乗して1着となり、今年132勝目を挙げた武豊騎手(40歳、栗東・フリー)が87年3月1日の初騎乗以来15805戦目でJRA通算3300勝を達成した。22年9カ月での達成で、JRAの最多勝利記録を更新中。重賞は260勝。G1・Jpn1では64勝を挙げている。 武豊騎手 昨日のうちにと思っていたのですが、達成できてうれしいです。今日、3300勝を達成することができましたが、これからもひとつひとつ勝ち星を積み重ねていきたいと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします。
12月12日の中山競馬第10Rでダノンブライアンが1着となり国枝栄調教師(54歳、美浦)は4485戦目でJRA通算500勝を達成した。現役22人目。JRA重賞では21勝、うちG1・Jpn1では有馬記念、天皇賞(春)など5勝。 国枝師 馬主の皆様はじめ多くの方々の応援のおかげです。500勝達成はひとつの励みとなります。今後も、成績を伸ばせるよう、また、まだ勝っていない大きなレースを獲れるように頑張っていきたいと思います。
12月13日、香港国際競走4レースがシャティン競馬場で行われ、香港マイルでグッドババによる史上初の3連覇が成し遂げられた。グッドババは新勢力ハッピーゼロを見ながらジックリ進め、直線入り口でも後方3番手だったが、そこから怒涛の追い込み。前々走7着、前走3着と連敗しての臨戦だったが、ここ一番の大舞台で貫禄を見せた。 メインの香港カップはヴィジオンデタが制して5つ目のG1タイトルを奪取。クィーンスプマンテは1角で先手を取って単騎に持ち込んだものの後続の追い上げも急。直線向いて並びかけられた時点では手応えが怪しく、最下位の10着に敗れた。 香港ヴァーズではジャガーメイルが健闘。いい手応えで進み、残り200メートルに差しかかるあたりでは一旦先頭に立つ場面もあり見せ場十分の4着だった。優勝したのはフランスの3歳牝馬ダリアカナ。スローを大外から捩じ伏せて無傷の5連勝を飾った。 G1勝ち馬が9頭揃ったスプリントにはローレルゲレイロが参戦。果敢に押して行ったが内も譲らず2番手からとなり直線向くと余力がなく13着に後退した。力強く抜け出したのは香港の最優秀スプリンター、セークリッドキングダム。香港勢は同レース8連勝となった。グローバルスプリントチャレンジ優勝がかかったシーニックブラストは最下位に終わっている。
ロジユニヴァース(牡3歳、美浦・萩原厩舎)は、ジャパンCを左トモ筋肉痛で取り止めたのに続き、12月27日の有馬記念(中山、G1、芝2500メートル)も回避することになった。同馬はファン投票で第3位だった。
9月21日のエルムSで12着した後、裂蹄で休養していたサンライズバッカス(牡7歳、栗東・音無厩舎)が12月9日付でJRAの競走馬登録を抹消された。JRA通算27戦6勝、地方では6戦0勝。05年武蔵野S(G3)、07年フェブラリーS(G1)の重賞を制した。今後は大井競馬場に転厩する予定。
08年の宝塚記念でG1制覇を遂げたエイシンデピュティ(牡7歳、栗東・野元厩舎)が12月10日付でJRAの競走馬登録を抹消された。JRA通算成績は30戦10勝。重賞は宝塚記念の他に07年エプソムC(G3)、08年京都金杯(G3)、金鯱賞(G2)。今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬となる予定。
左前浅屈腱炎を発症したスクリーンヒーロー(牡5歳、美浦・鹿戸雄厩舎)の現役引退、種牡馬入りが12月9日、正式に発表された。9日付で同馬は競走馬登録を抹消されている。今後は北海道新ひだか町レックススタッドで種牡馬となる予定。JRA通算成績は23戦5勝。08年ジャパンC、アルゼンチン共和国杯で重賞勝ちした。JRA通算獲得賞金は5億340万3000円(付加賞含む)。
08年福島牝馬Sの勝ち馬マイネカンナ(牝5歳、美浦・国枝厩舎)が12月10日付で競走馬登録を抹消された。北海道新冠町のビッグレッドファームで繁殖馬となる。通算28戦4勝。
05年の東京オータムジャンプ(J・G3)を勝ったバローネフォンテン(牡9歳、美浦・高橋裕厩舎)が12月5日付で競走馬登録を抹消された。JRA通算25戦3勝。今後は千葉県香取市の北総牧場で乗馬となる予定。
12月9日に香港のハッピーバレー競馬場で行われた第12回インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに日本から参加した岩田康誠騎手(35歳、栗東・フリー)は5、4、11着で0ポイント9位タイに終わった。優勝は12ポイントを獲得したC.ルメール(仏)、J.ムルタ(愛)、R.ムーア(英)の3騎手が分け合った。
12月12日の中京競馬第10Rでスズカフレームに騎乗して5位に入線したクリストフ・スミヨン騎手は4角で急に外に斜行して他馬の走行を妨害したため失格となり、12月19日から12月27日まで開催日4日間の騎乗停止となった。また、同8Rでは国分優作騎手が最後の直線での外斜行により、12月19日から1月9日まで開催日6日間の騎乗停止処分を受けている。
12月9日の園田競馬第3Rでミキノウクレレに騎乗して勝利を挙げた有馬澄男騎手(52歳、兵庫・溝橋利喜夫厩舎所属)が優勝し、74年の初騎乗以来、21389戦目で現役4人目、歴代でも5人目となる地方競馬通算4000勝を達成した。同騎手は中津競馬場でデビューしたが、同競馬場の廃止に伴い02年に兵庫県競馬へ移籍した。重賞では52勝。主な勝ち鞍には83年中津ダービー、04年園田金盃などがある。
女性騎手の競演、レディースジョッキーズシリーズ2009の最終戦が12月7日、高知競馬場で実施され、愛知の山本茜騎手が2006年に次いで2度目の総合優勝を決めた。10名が腕を競った同シリーズは水沢、荒尾、高知と転戦して実施され、山本騎手は計6戦で1、7、1、3、2、4着して85ポイントを獲得した。JRA所属は西原玲奈騎手が54ポイントで6位、増沢由貴子騎手が43ポイントで9位。
2010年のJRAプレミアムは合計24レースで実施される。対象となるのはGTが行われる競馬場の当日の最終レースと1月5日の中山金杯、京都金杯で、単勝、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単のすべての投票法がJRAプレミアムに。最終レース名には当日実施されるGTの過去の優勝馬の馬名が、(○○メモリアル)と併記され、馬名はホームページ上でのファン投票で決定される。