08年のジャパンC優勝馬スクリーンヒーロー(牡5歳、美浦・鹿戸雄厩舎)が脚部不安を発症していることが12月4日、明らかになった。同馬は2日朝の調教後、左前脚に腫れが見られたため、翌3日に美浦トレセン診療所で精密検査を受けた結果、左前浅屈腱炎を発症していることが分かったもの。診断によると、全治までには9カ月以上の休養を要する見込み。今後については今週中にもオーナーサイドとの話し合いが持たれる模様だ。同馬は今秋の天皇賞で2着と好走したが、連覇を狙った11月29日のジャパンCでは13着に敗れていた。なお、同馬は4日、宮城県の山元トレセンに放牧に出されている。
12月5日の中山競馬第4Rで的場勇人騎手(22歳、美浦・的場厩舎所属)はユドロに騎乗して1着となり、1739戦目でJRA通算100勝を達成した。 的場勇騎手 未熟な自分を乗せ続けてくれたオーナーや調教師の皆様のおかげだと感謝しています。G1などで声援を頂けるような、そして信頼してもらえるような騎手になりたいと思います。これからも頑張ります。
12月9日(水)に香港ハッピーバレー競馬場で行われる第12回キャセイパシフィックインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに岩田康誠騎手(35歳、栗東・フリー)が出場することになった。
クリストフ・ルメール騎手(30歳、フランス)は12月5日の阪神競馬第3Rの4角、6日の阪神競馬第4Rの直線での急な外斜行により他馬の走行を妨害し、騎乗停止となった。期間は前件で12日の開催日1日間、後件で13日〜26日の開催日4日間。
JRAは12月1日、佐藤聖也騎手(24歳、美浦・フリー)に対し、平成21年12月1日から裁定委員会の議定があるまで騎乗を停止すると発表した。これは同騎手が12月1日、窃盗容疑により茨城県警稲敷警察署に逮捕されたため。
黄菊賞を圧勝したダノンパッション(牡2歳、栗東・池江郎厩舎)が右前屈腱炎を発症したことが明らかとなり、来春クラシックの出走は絶望となった。ディープインパクトの甥(父アグネスタキオン)で、札幌2歳S4着、デイリー杯2歳S3着。
07年富士Sの勝ち馬マイネルシーガル(牡5歳、美浦・国枝厩舎)が12月4日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。同馬は北海道新冠町のビッグレッドファームで乗馬となる予定。通算15戦4勝(うち海外1戦0勝)。
右第3中手骨骨折が判明し、ジャパンCダート出走を断念したベルモントS優勝馬サマーバード(牡3歳、米)が12月2日午前11時30分、成田発KZ178便で帰国した。
今年のジャパンダートダービーの勝ち馬で、秋2戦目の浦和記念で3着したテスタマッタ(牡3歳、栗東・村山厩舎)は喉頭蓋エントラップメントを発症したため、ジャパンカップダートの出走を断念した。北海道の社台ホースクリニックで手術をする予定。早ければ12月29日の東京大賞典(大井、Jpn1、ダート2000メートル)で復帰する。
未勝利戦、白菊賞を連勝したアグネスワルツ(牝2歳、栗東・宮本厩舎)は右前第1指骨(球節)の剥離骨折が判明したため、阪神ジュベナイルFを断念した。山元トレセン経由で北海道の社台ファームへ。幸い症状は軽く、来春のクラシックトライアルでの復帰を目指す。
12月13日に香港シャティン競馬場で行われる香港国際諸競走に出走を予定しているローレルゲレイロ(牡5歳、栗東・昆厩舎)、クィーンスプマンテ(牝5歳、美浦・小島茂厩舎)が12月4日に、またジャガーメイル(牡5歳、美浦・堀厩舎)が5日に香港入りした。
11月30日、日本グレード格付け管理委員会において2010年の中央・地方ダートグレード競走の格付けが決定した。2010年は新規でみやこS(11月7日、G3、京都1800メートル、3歳以上)が格付けされ、前年から1競走増の51競走(うちG=14、Jpn=37)。JBCは11月3日に船橋競馬場で開催され、JBCスプリントは1000メートル、JBCクラシックは1800メートルで施行される。
香港で騎乗するJRA所属騎手3名とJRA短期免許取得中の外国人騎手2名が12月6日、海外渡航届を提出した。 岩田騎手……12月7〜10日(香港騎手招待競走出場) 田中博騎手……12月7〜11日(調教騎乗)、12〜14日(香港カップ騎乗) 藤田騎手……12月12〜14日(香港スプリント騎乗) C.スミヨン騎手……12月12〜15日(香港ヴァーズ騎乗) C.ルメール騎手……12月7〜14日(香港騎手招待競走出場、香港国際競走騎乗) 田中博、藤田、スミヨン騎手は12日に日本で騎乗した後、出発する予定。香港騎手招待競走は9日、香港国際諸競走は13日。
有馬記念の選出対象馬だったパープルムーンとマーシュサイド、愛知杯の選出対象馬チームガイストの関係者から辞退する連絡があり、上記競走への海外からの出走馬はなくなった。
JRAは12月4日、平成22年1月1日からレースにおける拍車の使用を原則禁止すると発表した。これは国際的な拍車の使用規制に合わせるため。なお、やむを得ない事由があるものとして裁決委員が許可した場合はこの限りではない。