11月28日の京都競馬第8Rでセレスダイナミックが1着となり、騎乗していた福永祐一騎手(32歳、栗東・フリー)が現役10人目となるJRA通算1100勝を達成した。96年3月2日の初騎乗以来9810戦目。重賞は69勝。G1級では13勝しており、桜花賞(99、05)、オークス(04、05、07)のクラシック勝ちがある。 福永騎手 今朝3レースで勝った時にファンの方からあと1勝で1100勝だと知らされて、今日どこかで達成できればと思っていました。伯父の厩舎の馬で達成できて良かったです。1つでも多く勝てるように1頭1頭大切に乗っていきたいと思っていますので、これからも皆様応援よろしくお願いします。
11月26日、JRAより有馬記念ファン投票の第1回中間集計が発表された。1位はウオッカで2万8000票を集め、2位にブエナビスタ。牝馬が上位を占めた。ベストテンは次の通り。第2回中間発表は12月3日(木)。 (1)ウオッカ28,230票 (2)ブエナビスタ23,714票 (3)ロジユニヴァース20,746票 (4)ドリームジャーニー19,236票 (5)スクリーンヒーロー19,155票 (6)マツリダゴッホ18,327票 (7)オウケンブルースリ14,906票 (8)レッドディザイア13,781票 (9)リーチザクラウン10,915票 (10)アンライバルド9,337票
11月29日の東京競馬第9Rで武士沢友治騎手(31歳、美浦・中野渡厩舎所属)はアスクデピュティに騎乗して1着となり、5374戦目でJRA通算200勝を達成した。重賞では2勝。
11月28日の東京競馬第5Rでメトロポリタンが1着となり、小島茂之調教師(41歳、美浦)は1403戦目でJRA通算100勝を達成した。秋華賞、エリザベス女王杯など重賞では3勝。 小島茂師 100勝まで少し時間がかかってしまいました。やっと達成できたという気持ちです。ただ、一頭一頭を大事に、着実にやってきた結果だと思っていますので、今後もスタンスを変えず、ひとつでも勝ち鞍を増やせるよう頑張ります。
12月13日(日)に香港シャティン競馬場で行われる香港国際諸競走の選出馬が11月26日、JRAから発表された。日本からは香港カップ(G1、芝2000メートル、3歳上)にクィーンスプマンテ(牝5歳、美浦・小島茂厩舎)、香港スプリント(G1、芝1200メートル、3歳上)にローレルゲレイロ(牡5歳、栗東・昆厩舎)、香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル、3歳上)にジャガーメイル(牡5歳、美浦・堀厩舎)が選出された。3頭の関係者は招待を受諾している。各競走の出走予定馬は次の通り。
天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップの優勝馬カンパニー(牡8歳、栗東・音無厩舎)の競走馬登録が11月25日付で抹消された。JRA通算35戦12勝(うち重賞で9勝)。同馬は25日、繋養先である北海道早来の社台スタリオンステーションに向けて栗東トレセンを出発した。
07年京成杯勝ち馬で、同年の皐月賞2着馬サンツェッペリン(牡5歳、美浦・斎藤誠厩舎)が11月25日付で競走馬登録を抹消された。通算19戦2勝。なお、同馬は競走馬としてシンガポールに移籍する予定。
ロジユニヴァース(牡3歳、美浦・萩原厩舎)は、11月25日の坂路調教後に左トモに筋肉痛が出たため、関係者協議の結果、出走を予定していた29日のジャパンCを回避した。
JRAは11月26日、ミルコ・デムーロ騎手(30歳、伊)に11月28日から12月27日まで有効の短期騎手免許を交付した。栗東の大久保龍志調教師、馬主の吉田千津氏が身元引受人。
短期騎手免許を取得して来日中のアントニー・クラストゥス騎手(24歳、仏)が11月27日、海外渡航届を提出した。渡航先は香港。期間は12月8日から15日。香港カップ騎乗等のため。
ステイヤーズS、鳴尾記念、中日新聞杯の選出馬マーシュサイド(牡6、米)が出走辞退。これにより、上記競走への海外からの出走馬はなくなった。
法人馬主(有)ノースヒルズマネジメントが11月26日付で法人馬主登録を抹消した。代表者の個人馬主化のため。これに伴って、ノースヒルズマネジメントの服色は、新規登録法人(株)ノースヒルズが継承する。また、ノースヒルズマネジメント所有馬は、上記新設法人等へ所有権が移転となった。
藤沢和雄調教師のJRA通算1000勝達成を記念した植樹式が11月25日、美浦トレセン事務所前で行われた。
ヴァーミリアンの半兄で、10月6日の白山大賞典で2着したサカラート(牡9歳、栗東・石坂厩舎)が11月26日付で競走馬登録を抹消された。JRA通算成績は34戦6勝、地方では17戦3勝。重賞は05年東海S、ブリーダーズGC(旭川)、日本テレビ盃(船橋)、08年マーキュリーC(盛岡)の4勝。今後は乗馬に転向となるが、繋養先は未定。
11月25日付で、JRAでは初めてとなる本邦外居住者の馬主登録が行われた。ドバイ、マクトゥーム家のモハメド殿下、ハヤ王女、ハムダン殿下、(以上アラブ首長国連邦)、大谷正嗣氏(シンガポール共和国)の4氏。日本国外の居住者の馬主登録はこれまでJRAでは認められていなかったが、本年4月から受付が開始されていた。
今年のベルモントSの勝ち馬で12月6日のジャパンカップダートに出走予定だったサマーバード(牡3歳、米)は29日の阪神競馬場での調教後に右第3中手骨々折が判明したため、同レースへの出走を取り止めた。
11月29日のジャパンCを制したウオッカ(牝5歳、栗東・角居厩舎)はレース中に鼻出血を発症した。規定により12月29日まで出走が制限され、12月27日の有馬記念には出走できない。