JRAは11月18日、2010年の競馬開催日程を発表した。平年通り1月5日の中山金杯、京都金杯で幕開けし、288日、36開催が新スタンドがオープンする函館競馬場を含む全国10カ所の競馬場で施行。中京競馬場は2回中京を終えたあと(3月28日が最終日)改修工事に入り、その後は京都、小倉で代替される。主な変更点は以下の通り。 ■新設重賞 ジャパンカップダートの更なる充実を図るため、11月の6回京都競馬に「みやこS」(G3、ダート1800メートル)を新設(従来のトパーズSを格上げ)。 ■平地重賞すべてが国際競走に 3歳馬5大競走を含むすべての平地重賞(123競走)が国際競走になり、すべての平地重賞競走がグレード格付け(G1、G2、G3)される。09年に新設されたレパードSは除く。 ■WSJSは東京で ジャパンCが第30回を迎えるにあたり、ワールドスーパージョッキーズシリーズを、ジャパンCの週に東京競馬場で行う。 ■サマーJS拡大 夏季振興策“サマーシリーズ”において、騎手がポイントを競う“サマージョッキーズシリーズ”の対象競走を10→20に拡大。サマーシリーズ期間中(7月4日から9月12日)の平地全重賞が対象となる。 ■ダービートライアルの 優先出走権の変更 ダービーへのローテーションが多様化している現況を踏まえ、ダービートライアルで付与される優先出走権を縮小。青葉賞は3着以内→2着以内、プリンシパルSは2着以内→1着。 ■次走優先権の改善 G1競走で除外、また、オープン競走において出走した翌週のレースで除外された場合には、次走優先権を付与しない。
エリザベス女王杯4着馬シャラナヤ(牝3歳、仏)がジャパンC招待を辞退したことが11月17日、JRAから発表された。 デルザングル師 馬主のアガ・カーン殿下と話し合った結果、シャラナヤは来年も現役を続行することとなったため、本国に帰国し、今後に備えて休養することとしました。来年もシャラナヤを日本に連れて来たいと思っています。
JRAは11月18日、2011年からの5重勝単勝式の新馬券導入に向け、システム開発に取り組むことを発表した。指定する5レースの単勝をすべて的中させる投票法。インターネット投票(パソコン、携帯)による発売で100円単位、1日1回のみ。的中票がない場合は次回へキャリーオーバーとなり、払戻金の上限は2億円となる。発売開始の時期など詳細は後日改めて発表される予定。重勝式馬券は海外では既に導入されているが、国内の公営競技では競輪のみで、08年4月より開始された。競馬では1951年〜1961年に3重勝単勝式馬券が発売されていた。
藤田伸二騎手(37歳、栗東・フリー)が11月22日の東京競馬第2Rのメイルストロームで、横山典弘騎手(41歳、美浦・フリー)が同日の京都競馬第11RマイルCSのカンパニーで1着となり、JRA年間100勝を達成した。藤田騎手は7回目。横山典騎手は9回目。
デイリー杯2歳Sを快勝したリディル(牡2歳、栗東・橋口厩舎)が放牧先で左第1趾骨複骨折を発症したことが判明し、11月16日に栗東トレセン競走馬診療所で整復手術(螺子固定術)が行われた。同馬は次走に朝日杯FSを予定していた。全治には1年を要する見込み。
エリザベス女王杯で9着だったカワカミプリンセス(牝6歳、栗東・西浦厩舎)は11月19日付でJRAの競走馬登録を抹消された。JRA通算17戦5勝、重賞は06年オークス、秋華賞のG12勝。今後は生まれ故郷の北海道新ひだか町・三石川上牧場で繁殖馬となる予定。
小倉記念の勝ち馬で11月13日付でJRAの競走馬登録を抹消されたダンスアジョイ(牡8歳)は15日、去勢術後に鼠径ヘルニアを発症したため死亡した。JRA通算39戦5勝。小倉競馬場で乗馬となる予定だった。