世界のトップジョッキーが集結して腕を競う第23回ワールドスーパージョッキーズシリーズ(12月5、6日、阪神競馬場)の出場騎手15名が11月13日、JRAより発表された。 ■JRA所属騎手6名 内田博幸、横山典弘(美浦所属)、秋山真一郎、武豊、岩田康誠、藤田伸二(栗東所属) ※秋山騎手はサマージョッキーズシリーズ優勝者として選出。横山典騎手は通算2000勝達成し、日本ダービー、天皇賞・秋を含む重賞10勝を挙げるなどの活躍が認められ「顕著な活躍を認められた騎手」として選出。 ■地方競馬代表騎手1名 的場文男(大井) ■海外招待騎手8名 カルヴィン・ボレル、ギャレット・ゴメス(アメリカ)、イオリッツ・メンディザバル、クリストフ・ルメール(フランス)、ライアン・ムーア(イギリス)、マイケル・キネーン(アイルランド)、クレイグ・ウィリアムズ(オーストラリア)、ダグラス・ホワイト(香港)
ジャパンC(11月29日、東京、G1、芝2400メートル)とジャパンCダート(12月6日、阪神、G1、ダート1800メートル)の招待受諾馬がJRAから発表になった。現時点での招待受諾馬はジャパンC6頭、ジャパンCダート2頭。なお、コンデュイットは08、09年BCターフの、サマーバードは09年ベルモントSの優勝馬。 ・ジャパンC コンデュイット(牡4歳、英) シンティロ(牡4歳、英) インターパテイション (セン7歳、米) ジャストアズウェル(牡6歳、米) マーシュサイド(牡6歳、米) シャラナヤ(牝3歳、仏) ・ジャパンCダート サマーバード(牡3歳、米) ティズウェイ(牡4歳、米)
JRAは11月12日、有馬記念(12月27日、中山、G1、芝2500メートル)と愛知杯(12月19日、中京、G3、芝2000メートル)に予備登録した外国馬を発表した。各競走の予備登録馬は次の通り。 ・有馬記念 パープルムーン(セン6歳、英)、マーシュサイド(牡6歳、米) ・愛知杯 チームガイスト(牝6歳、米)
ステイヤーズSの選出馬だったカラチオーラ(セン12歳、英)が出走を辞退した。同競走の外国選出馬は現時点でマーシュサイドの1頭。
05年福島記念を勝ったグラスボンバー(牡9歳、美浦・尾形厩舎)が11月12日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。10月17日に東京競馬場で行われたオープン特別のアイルランドT9着が最後のレースとなった。今後は福島競馬場で乗馬となる予定。通算成績は58戦7勝。通算獲得賞金は2億9528万3000円(付加賞含む)。
江田照男騎手(37歳、美浦・フリー)は11月15日、ハーバークイーンに騎乗した福島競馬第4Rで1着となり、デビュー20年目、10196戦目でJRA通算700勝を達成した。これは中央競馬史上43人目、現役17人目。この中にはJRA重賞26勝が含まれており、うちG1では91年天皇賞・秋(プレクラスニー)、2000年スプリンターズS(ダイタクヤマト)の2勝。 江田照騎手 700勝を地元の福島で達成することができました。この700勝は一つ一つの積み重ねで達成できたものですし、何より関係者の方々の努力があっての記録だと思っています。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。
11月13日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)から5月9日から11月8日までが対象のワールドサラブレッドランキングが発表された。愛チャンピオンSで135を得たシーザスターズが依然トップ。2位ゴルディコヴァはBCマイル連覇を遂げたが130は6馬身差で圧勝したジャックルマロワ賞でのものとなり、3位リップヴァンウィンクル(129)まで前回と同じ顔ぶれ。14戦無敗で牝馬としては初めてBCクラシックを勝ったゼニヤッタ(128)が4位タイ(前回5位)、BCターフを連覇したコンデュイットは前回と同じ125で6位タイとなった。日本調教馬は天皇賞・秋を制したカンパニーが121で26位タイで新たにランクインしており、宝塚記念のドリームジャーニー(121)が同じく26位タイ、ヴィクトリアマイルと安田記念を勝ったウオッカが120で37位タイとなっている。
天皇賞・秋で悲願のG1制覇を飾ったカンパニー(牡8歳、栗東・音無厩舎)が22日のマイルCSを最後に現役を引退することになった。ここまでのJRA通算成績は34戦11勝。重賞では09年天皇賞・秋(G1)、06年大阪杯、08年、09年中山記念、08年マイラーズC、09年毎日王冠(以上G2)など8勝を挙げた。今後は北海道安平町早来の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。
天皇賞・秋で13着だったサクラメガワンダー(牡6歳、栗東・友道厩舎)はジャパンCに向けて調整されていたが、11日に左前浅屈腱炎を発症していることが判明したため、同レースを断念して休養に入ることになった。9カ月以上の休養を要する見込み。福島県いわき市のJRA競走馬総合研究所で幹細胞移植手術を受け復帰を目指す。
菊花賞で5着だったリーチザクラウン(牡3歳、栗東・橋口厩舎)はマイルCSの2週前登録を行っていたが、同レースは回避し、11月29日のジャパンC(東京、G1、芝2400メートル)に目標を切り替えて調整中。
11月8日、マカオのタイパ競馬場で施行された「マカオジョッキークラブ20周年記念マカオジョッキーシリーズ」にJRA代表として参加した石橋守騎手(43歳、栗東・フリー)はシリーズ最終戦の第3戦で1着となり総合4位となった。第1戦は11着、第2戦は14着。同シリーズには10名が参加し、香港のハワード・チェン騎手が優勝した。
11月8日に東京競馬場で行われたアルゼンチン共和国杯で11着した後、右前浅屈腱炎が判明したダンスアジョイ(牡8歳、栗東・松永幹厩舎)は11月13日付でJRAの競走馬登録を抹消された。JRA通算成績39戦5勝。16番人気の低評価だった今年夏の小倉記念(G3)で鮮やかな追い込みを決め、大波乱を起こした。引退後は小倉競馬場で乗馬となる予定。
04年、05年に東京大賞典史上初の連覇を遂げ、地方競馬最多のG1・Jpn15勝を挙げたアジュディミツオー(牡8歳、船橋・川島正行厩舎)の引退式及び引退メモリアルイベントが11月18日、船橋競馬場で行われる。引退式は4レース確定後(12時10分頃)よりウイナーズサークル及び本馬場にて。当日は引退記念タオル(先着5000名)などのプレゼントも用意されている。また、ダイオライト記念、オグリキャップ記念の勝ち馬ミツアキタービン(牡9歳、笠松・田口輝彦厩舎)の引退式も11月23日、笠松競馬場で施行される。