87年の有馬記念優勝馬であるメジロデュレン(父フィディオン、母メジロオーロラ、鹿毛)が10月15日夕方、老衰のため、繋養先である長野県のスエトシ牧場で死亡した。26歳だった。 死亡したメジロデュレンは春の天皇賞を2度制した名ステイヤー・メジロマックイーンの半兄。現役時の成績は通算21戦6勝。ダービー馬ダイナガリバーを斥けて86年の菊花賞を制し、翌87年には有馬記念でも優勝した。90年に種牡馬入りしたが、残念ながら産駒には恵まれず、94年に乗馬に転向。04年には乗馬からも引退し、BTC軽種馬育成調教センターの助成を受け、功労馬としてスエトシ牧場で余生を過ごしていた。
武豊騎手(40歳、栗東・フリー)は10月24日の京都競馬9、10、11、12R、25日の同1、2、3、5レースで騎乗機会8連続連対を達成した。騎乗機会連続連対記録は9連対で、同騎手(02年10月20日4回京都)と安藤勝己騎手(05年1月29〜30日2回京都)が達成しているが、連続したレースでの7連対はJRAタイ記録で、史上5人目(自身2度目)となる。
暮れの中山大障害に向けて調整されていたスプリングゲント(牡9歳、栗東・野村厩舎)が左前浅屈腱炎を発症していることが10月21日、明らかとなった。今年の中山グランドジャンプ(JG1)の勝ち馬。9カ月以上の休養を要する見込み。
11月8日にマカオのタイパ競馬場で行われるマカオジョッキーシリーズに石橋守騎手(43歳、栗東・フリー)がJRA代表として参加することになった。3競走でポイントを競うチーム対抗戦。石橋騎手は5名で構成されるインターナショナルチームに属し、ダミアン・オリヴァー(豪)、オリビエ・ドゥルーズ(仏)騎手らとともにマカオ代表チーム5名と対戦する。
JRAは10月23日、エリザベス女王杯(11月15日、京都、G1、芝2200メートル)とマイルチャンピオンS(11月22日、京都、G1、芝1600メートル)の外国選出馬を発表した。なお、選出対象馬となっていたルックヒア、レディマリアン、ブラックマンバ、マジカルファンタジー、ピュアクラン(以上エ女王杯)、ラハリーブ、カウボーイカル、ファーネリー、ジャストイナフヒューモア(以上マイルCS)の関係者からは辞退の連絡があった。選出馬は次の通り。 ◆エリザベス女王杯 フライングクラウド(牝3、英)、シャラナヤ(牝3、仏)、ダイナフォース(牝6、米)、フォーエヴァートゥギャザー(牝5、米)、ジョリーズシンジュ(牝4、星) ◆マイルチャンピオンS エヴァズリクエスト(牝4、英)、アレクサンドロス(牡4、英)、グラディアトゥーラス(牡4、英)、サプレザ(牝4、仏)、グローバルハンター(牡6、米)、ミスターシドニー(牡5、米)
10月24日の京都競馬第1Rで騎乗した田中克典騎手(22歳、栗東・フリー)はレース後に体調不良を訴え、検査した結果、インフルエンザA型に感染していることが判明した。先週の騎乗は同レース1鞍だった。
関東では的場勇人騎手(21歳、美浦・的場厩舎)もインフルエンザA型に感染していることが分かった。同騎手は医療機関で治療を受けて静養中。