10月10日の東京競馬第12Rで吉田豊騎手(34歳、美浦・大久保洋厩舎所属)はシビルウォーに騎乗して1着となり、9464戦目でJRA通算800勝を達成した。史上34人目、現役14人目。JRA重賞ではこれまでに26勝し、うちG1(Jpn1含む)ではメジロドーベルによるオークス、秋華賞、エリザベス女王杯、阪神3歳牝馬Sなど9勝。 吉田豊騎手 800勝については、そんなに勝ったのかという感じです。これまでいい馬にたくさん乗せていただきました。スタッフの皆様に感謝したいと思います。今後も馬の全能力を出せるように心がけ、1つでも多く勝ちたいと思っています。応援よろしくお願いします。
神戸新聞杯で9着した後に左前浅屈腱炎が判明したアプレザンレーヴ(牡3歳、栗東・池江郎厩舎)は10月8日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は7戦3勝。今年の青葉賞(Jpn2)の勝ち馬。今後は北海道安平町のノーザンファームで乗馬になる予定。
10月9日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)から「ワールドサラブレッドランキング」が発表された。今回は4月4日〜10月4日までに施行された英・愛セントレジャー、クイーンエリザベス2世S、ジョッキークラブGC、凱旋門賞などが含まれたもの。首位はG16連勝で凱旋門賞を制したシーザスターズだが、凱旋門賞は131にとどまり、135は愛チャンピオンSでのものとなった。2位ゴルディコヴァ(130)、3位フェイムアンドグローリー、リップヴァンウィンクル(129)は前回と同様。凱旋門賞2着のユームザインと同3着のキャバルリーマンが5位タイ(125)に新たにランクインした。日本調教馬は4頭が掲載され、オールカマー3連覇を達成したマツリダゴッホが119を得て42位タイに入った。
兵庫チャンピオンS、名古屋大賞典勝ち馬ドンクール(牡7歳、美浦・鈴木伸厩舎)が10月7日付で競走馬登録を抹消された。園田へ移籍する予定。通算41戦6勝(うち地方9戦2勝)。また、同厩舎のユニコーンS勝ち馬ユビキタス(牡4歳)も船橋競馬への転出が決まった。こちらの登録抹消は10月9日付。通算13戦4勝。
JRAは10月8日、平成22年度調教師および騎手免許試験の新規申請者数を発表した。新規調教師免許申請者は110名、新規騎手免許申請者は16名(うちJRA競馬学校生徒は6名)。一次試験合格者発表は本年11月12日、最終合格発表は平成22年2月10日の予定。
JBBA日本軽種馬協会は10月5日、米アシュフォードスタッドの人気種牡馬ヨハネスブルグ(牡10歳、父ヘネシー)の購買契約を締結したことを発表した。来春から北海道新ひだか町のJBBA静内種馬場で供用を開始する予定。シャトル種牡馬として人気の高い同馬は現在、アルゼンチンで供用中。日本には来年1月下旬に輸入される。(日高通信に詳細)
79年日本ダービー、81年天皇賞(春)に優勝し、種牡馬としてもカブトヤマ記念に勝ち、オークス2着のユウミロクを出したカツラノハイセイコ(父ハイセイコー、黒鹿毛)が10月8日、余生を過ごしていた栃木県那須塩原市JBBA那須種馬場で老衰のため死亡した。33歳だった。 木村慶純JBBA業務部長 17年もの間、種牡馬として活躍し、特に東北地方の馬づくりに貢献してくれました。引退後は那須でのんびりと余生を過ごしていましたが、近年は高齢のためか体力の衰えが著しく心配しておりました。先月から急に体調を崩し、数日前から食欲が衰えて元気がなくなり、昨夜起立不能の状態になりました。水分や栄養の補給などで体力の回復に努めましたが、本日午前9時ごろ、ついに老衰のため死亡しました。これまで応援して下さったたくさんのファンの方々にお礼申し上げます。