9月20日の阪神競馬第11Rでメイショウアサガオが1着となり、同馬に騎乗した佐藤哲三騎手(39歳、栗東・フリー)が89年3月4日の初騎乗以来、9175戦目でJRA通算800勝を達成した。中央競馬史上33人目、現役では13人目。重賞勝利は37勝。そのうちG1では、96年朝日杯3歳S(マイネルマックス)、03年ジャパンC、04年宝塚記念(ともにタップダンスシチー)の3勝を挙げている。 佐藤哲騎手 数字は気になってはいたのですが、大分前からだったので忘れてしまいました。有力馬に乗せてもらっているので、秋はG1に参加して、お客様に喜ばれるようなレースをしたいと思います。
勝浦正樹騎手(31歳、美浦・フリー)は9月20日の中山競馬第9Rでアロマンシェスに騎乗して1着となり、7730戦目でJRA通算500勝を達成した。現役29人目。重賞ではNHKマイルC、朝日杯FSなど12勝。 勝浦騎手 あと1勝で500勝というのは正直、意識していました。なかなか勝ち切れずにいたので本当に良かったです。次は501勝を目指します。ファンの皆様のご声援に応えられるようにこれからも頑張ります。
9月20日の中山競馬第3Rで松田大作騎手(31歳、栗東・フリー)はケンマに騎乗して1着となり、3842戦目でJRA通算200勝を達成した。 松田騎手 先週31歳になり、この時点での200勝は決して早い達成ではないかも知れませんが、今年結婚することもあり、この記録が通過点だったと言えるような息の長いジョッキーになりたいと思っています。まだまだ諦めてはいません。これからも頑張ります。
9月21日の新潟競馬第4Rでキャニオンブラウンが1着となり、内田博幸騎手(39歳、美浦・嶋田潤厩舎所属)は自身2回目となるJRA年間100勝を達成した。本年度、JRAでは初の年間100勝達成騎手。
蛯名正義騎手(40歳、美浦・フリー)は9月20日の中山競馬第4RでJRA通算1万4000回騎乗を達成した。これは中央競馬史上7人目、現役で5人目。 蛯名騎手 1万4000回という数字は、デビューした当時は想像もできませんでした。よくここまで騎手を続けることができたと思います。これまで支えてくださった皆様に感謝しています。今後も1つでも多く騎乗して結果を出せるよう積み重ねていきたいと思います。
9月21日の阪神競馬第4R新馬戦でクレイジードライブが1着となり、牧浦充徳調教師(35歳、栗東)が6月21日の開業以来35戦目でJRA初勝利を飾った。地方では9月8日に川崎競馬場で勝利を挙げている。 牧浦師 馬主の方々、牧場関係者、そして頑張ってくれたスタッフに感謝しています。
英国遠征中の三浦皇成騎手(19歳、美浦・河野厩舎所属)は9月14日、レッドカー競馬場で3鞍に騎乗し、カインドハートに騎乗した第5Rで1着となり、英国での2勝目を挙げた。この日の他の2鞍は15、5着。16、17日にはヤーマス競馬場で3鞍に騎乗して11、6、3着。5鞍に騎乗した19日のカテリック競馬場では2、8、8、10、5着だった。 なお、三浦騎手は18日、ニューマーケット競馬場で5鞍に騎乗したが、リフューズトゥテルに騎乗して8着に終わった第7Rでは不要なムチの使用があったとして10月5、6日の2日間、騎乗停止の制裁を受けた(他の結果は5、4、3、8着)。騎乗停止日は英国遠征終了後のため、今後の裁定委員会で改めて日本での制裁が下される。
天皇皇后両陛下が9月23日(祝・水)午後、天皇陛下御在位20年慶祝行事として開催される「第41回愛馬の日」を御覧になるため、JRA馬事公苑へ行幸啓されることが、9月15日にJRAから発表された。
スプリンターズSの選出馬だった香港のエンシューズド、セイクリッドキングダムが出走を辞退した。セイクリッドは脚部を負傷したため。これにより、スプリンターズSに出走する外国馬はシーニックブラスト(セン5歳、豪)だけとなった。
JRAは9月17日、毎日王冠と京都大賞典の選出馬だった09年英ダービー3着馬マスターオブザホース(牡3、英)が出走を辞退したと発表した。これにより、上記競走への外国馬の出走はなくなった。
JRAは9月18日、天皇賞・秋(11月1日、東京、G1、芝2000メートル)とスワンS(10月31日、京都、G2、芝1400メートル)に予備登録を行なった外国馬を発表した。予備登録馬は次の通り。 ○天皇賞・秋 ストッツフォールド(セン6、英)、ジュークボックスジュリー(牡3、英) ○スワンS スティミュレーション(牡4、英)
85年の桜花賞馬エルプスが9月15日、繋養先の北海道新ひだか町のカタオカファームでケガのため死亡した。27歳だった。同馬は通算11戦6勝。桜花賞のほか函館3歳S、3歳牝馬S・東、4歳牝馬特別・西、京王杯AHで重賞勝ち。02年に繁殖引退後は同ファームで功労馬として余生を送っていた。
83年の有馬記念優勝馬リードホーユーが9月18日、繋養先である北海道野付郡の野付ライディングファームで骨折し、安楽死の処置が取られた。29歳だった。通算成績は8戦3勝。現役を退いた後は種牡馬となり、種牡馬引退後も同ファームで功労馬として余生を過ごしていた。
元JRA騎手の横山富雄氏が9月18日午前1時10分、病気のため死去。69歳。通夜は9月21日午後6時から、告別式は22日正午から美浦トレーニングセンター厚生会館分館2階で。喪主は長男の賀一氏。 故横山富雄氏は北海道出身。1955年に騎手見習となり、61年から85年まで騎手。その後は調教助手を務めた。騎手時代の通算成績は4192戦559勝(うち障害競走417戦120勝)。フジノオーで中山大障害4連覇を達成したほか、天皇賞で2勝(メジロタイヨウ、メジロムサシ)、桜花賞(ニットウチドリ)、オークス(ファイブホープ)などの大レースを制した。平地と障害でそれぞれ100勝を記録した最初の騎手。なお、喪主をつとめる長男の賀一氏は、元騎手で現在は調教助手。今年のダービーを制した典弘騎手は次男。