昨年の日本ダービー、NHKマイルC(Jpn1)を制覇したディープスカイ(牡4歳、栗東・昆厩舎)が左前浅屈腱炎を発症していることが判明し、8月19日、昆貢調教師が札幌競馬場での記者会見で同馬の現役引退、種牡馬入りを発表した。宝塚記念3着の後リフレッシュ放牧に出されていたが、8日にファンタストクラブから函館競馬場に移動していた。JRA通算成績は17戦5勝、重賞勝利は上記2鞍の他に、08年神戸新聞杯(Jpn2)、08年毎日杯(Jpn3)。30日付で競走馬登録が抹消され、同日の札幌競馬終了後に同競馬場で引退式が行われる。今後は北海道沙流郡日高町のダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスで種牡馬となる予定。 昆調教師 8月8日にファンタストクラブから函館競馬場に入厩させるつもりで、その2週間前に見に行った時は元気でしたが、入厩する2日前に熱をもちました。8日の入厩が決まっていたので函館競馬場に移動させてから検査を行ったところ、左前浅屈腱炎が判明しました。復帰できるレベルの状態ですが、大きなレースを勝っている馬ですし、アグネスタキオンの後継種牡馬としても貴重だと思いますので、オーナーと相談した結果、引退を決めました。
14名の世界のトップジョッキーが腕を競った8月22日のエルメスカップ(仏ドーヴィル競馬場)は30ポイントを獲得したフランスのクリストフ・ルメール騎手が優勝した。武豊騎手(40歳、栗東・フリー)は第5R着外(12頭立て)、第6R騎乗なし、第7R8着(12頭立て)でポイントを獲得できなかった。同カップは3競走で争われ、上位2競走のポイントが対象となるもの。武豊騎手は騎乗馬抽選会の結果、第6Rの騎乗はなかった。なお、20日、21日の騎乗結果は着外、9着、着外、8着。 武豊騎手 結果は残念でしたが、レースを楽しむことはできました。エルメスカップは昨年に続いて2回目の参加ですし、また、ドーヴィル競馬場では毎年騎乗しているので、戸惑いはありませんでした。今回は初めて一緒に乗るジョッキーもいて、本当に楽しかったです。また来年も参加できるように頑張りたいと思います。
07年NHKマイルCを制したピンクカメオ(牝5歳、美浦・国枝厩舎)が8月20日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。同馬は今後、北海道千歳市の社台ファームで繁殖入りする予定。通算成績は21戦4勝(うち地方1戦0勝)。獲得賞金は1億8019万9000円(付加賞、地方含む)。
08年秋華賞の勝ち馬ブラックエンブレム(牝4歳、美浦・小島茂厩舎)が8月14日付けで競走馬登録を抹消された。今後は既報通り、北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬となる。通算成績は10戦4勝(うち海外1戦0勝)。獲得賞金は1億6434万3000円(付加賞含む)。
アイビスサマーダッシュで13着に終わったエムオーウイナー(牡8歳、美浦・鹿戸雄厩舎)が8月19日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。北海道門別町の藤本直弘牧場で種牡馬となる予定。通算43戦7勝。主な勝ち鞍は07年シルクロードS。獲得賞金は1億7803万8000円(付加賞含む)。
スプリンターズS(10月4日、中山、G1、芝1200メートル)に予備登録を行なった外国馬が8月20日、JRAから発表された。予備登録馬は次の9頭。 英国…ハイスタンディング、インエグザイル、リーガルパレード、シリアスアティチュード、タックスフリー(5頭) 香港…エンシューズド、セイクリッドキングダム(2頭) 豪州…アパッチキャット、シーニックブラスト(2頭)
セントウルSの選出馬となっていたインエグザイル、リーガルパレード、シリアスアティチュード、タックスフリーが同競走への出走を辞退した。これにより、セントウルSへの外国馬の出走はなくなった。
8月23日の新潟競馬第11RレパードSで5位に入線したシルクメビウスは、4角で急に外側に斜行して他馬の走行を妨害、10着に降着となった。これにより、同馬に騎乗した吉田豊騎手(34歳、美浦・大久保洋厩舎所属)は8月29日から9月6日まで、開催4日間の騎乗停止となった。また、同日の札幌競馬第3Rで12位に入線したクロスフォーカラーは4角で急に内側に斜行して他馬の走行を妨害、同馬に騎乗した国分優作騎手(18歳、美浦・国枝厩舎所属)も8月29日から9月6日まで開催4日間の騎乗停止となった。
三浦皇成騎手(19歳、美浦・河野厩舎所属)がJRAに海外渡航届を提出した。英国での海外研修のためで期間は9月8日〜9月29日。これからの騎手人生にプラスになるように頑張ってきます、と三浦騎手。