8月8日の小倉競馬第4Rでべネラに騎乗して1着となった熊沢重文騎手(41歳、栗東・フリー)が86年3月のデビュー戦以来12329戦目でJRA通算900勝を達成した。平地、障害ともに活躍しており、内訳は平地11368戦737勝、障害961戦163勝。重賞勝利は25勝(うち障害10勝)。G1は88年オークス、91年有馬記念、05年阪神JFの3勝。 熊沢騎手 デビュー当初は正直こんなに勝てると思わなかったので素直にうれしいです。若手の成長もある中で、こんなオッサンに数多く乗せてくれる皆様に感謝しています。大切に乗って次は901勝を目指して頑張ります。これからも競馬場に足を運んで応援してください。
8月9日に行われた函館2歳S(Jpn3)でステラリードが勝利し、同馬を管理する森秀行調教師(50歳、栗東)がJRA全10競馬場での重賞勝利を達成した。渡辺栄元調教師、山内研二調教師に継ぐ史上3人目の記録。札幌競馬場の重賞は7度目の挑戦だった。同師の厩舎開業は93年。レガシーワールドで同年のジャパンカップを制して重賞初勝ちを最高峰のG1で飾って以来、毎年重賞を勝ち続け、通算重賞勝利は40勝。Jpn1・G1では93年ジャパンC、97年NHKマイルC、2000年皐月賞、菊花賞、01年フェブラリーS、08年皐月賞の6勝を挙げている。
8月8日の小倉競馬第3Rでスナークマイハートが1着となり、川村禎彦調教師(51歳、栗東)がJRA通算200勝を達成した。96年11月の厩舎開業以来3209戦目での記録達成。重賞勝利は一昨年のニュージーランドT(Jpn2)の1勝。 川村師 オーナーや厩舎関係者の皆様のおかげで200勝できたと感謝しています。これからも原点を忘れずに厩舎運営に力を入れていきたいと思います。
8月8日の新潟競馬第2Rでジャージデスマイルが1着となり、小桧山悟調教師(55歳、美浦)は3019戦目でJRA通算100勝を達成した。現役165人目。JRA重賞では2勝。 小桧山師 もっと勝たないといけないと思っているので100勝を達成した喜びよりも反省の方が大きいですが、今後も一層頑張って勝ち星を伸ばしていきたいと思います。
村田一誠騎手(30歳、美浦・フリー)は8月8日、アンハートキングに騎乗した新潟競馬第3Rで1着となり、5905戦目でJRA通算300勝を達成した。JRA重賞では07年根岸Sなどこれまでに4勝。 村田騎手 リーチがかかってから思ったより早く達成することができました。(出身地の)柏崎市も2年前の地震の影響がまだ残っているので、地元の皆さんを元気づけられるようこれからも頑張りたいと思います。
8月9日の札幌競馬第12Rでシャイニングデイに騎乗(8着)した横山典弘騎手(41歳、美浦・フリー)が86年3月の初騎乗以来、JRA通算1万4000回騎乗を達成した。これは岡部幸雄、河内洋元騎手、武豊、柴田善臣、中舘英二騎手に続く中央競馬史上6人目、現役では4人目の記録。同騎手は本年7月18日にJRA通算2000勝を達成しており、9日終了時点で通算2009勝。
8月8日に英アスコット競馬場で行なわれたシャーガーカップ(英国、欧州、愛国、世界選抜の4チーム対抗戦)はアイルランドチームが優勝した。内田博騎手の世界選抜は4位。内田博騎手の成績は2、5、9、3、3着だったが、最後のレースではムチの使用について騎乗停止の制裁を受けた模様で、詳細については現在確認中。 内田博騎手 全体的にいいレースができたと思います。こちらの馬場はやはり重いですね。海外のトップ騎手と一緒に騎乗でき、いい刺激になりました。ムチの使用について制裁を受けたことは残念ですが、ぜひまた海外で騎乗したいと思います。
8月8日にオーストラリアのフレミントン競馬場で行われた国際見習騎手招待競走2009アジアヤングガンズチャレンジに出場した藤岡康太騎手(20歳、栗東・宮厩舎所属)は第2戦を勝利で飾り、合計35ポイントで総合優勝を果たした。第1戦は出走取消、第3戦は7着だった。 藤岡康騎手 優勝できて大変嬉しいです。第1レースの騎乗馬が出走取消になった時はどうなってしまうのかと不安でしたが、第2レース、第3レースといい馬に乗せていただいたおかげで見事に優勝できたと思います。この経験を生かして今後も頑張っていきたいです。
JRAは8月5日、2010年度から騎手免許試験の要項を見直すことを発表した。主な変更点は地方競馬所属騎手に対するもの。学力試験はこれまで一般の受験者と同様の試験を課していたが、中央競馬の騎手として必要な項目が中心となる。また、実地の騎乗技術試験が省略される基準該当者の条件については「申請年を含む3年間でJRA年間20勝以上を2回以上」に変更される(従来は5年間で2回以上)。
宝塚記念3着の後、北海道浦河町のグランデファームに放牧に出ていたディープスカイ(牡4歳、栗東・昆厩舎)が8月8日に函館競馬場に入厩した。しばらく同競馬場に滞在し、22日に同厩舎のローレルゲレイロ(牡5歳)とともに栗東トレセンに帰厩する。ディープスカイは10月11日の毎日王冠(東京、G2、芝1800メートル)から始動し、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念へと駒を進める予定。ローレルゲレイロは秋緒戦に9月13日のセントウルS(阪神、G2、芝1200メートル)を予定しており、その後スプリンターズSに向かう。
高松宮記念2着の後、グリーンウッドに放牧に出ていたスリープレスナイト(牝5歳、栗東・橋口厩舎)は8月7日に栗東トレセンに帰厩した。こちらもセントウルSから始動してスプリンターズSに駒を進める。
8月9日の小倉競馬第3R障害オープン戦の1周目1号障害で落馬した今村康成騎手(30歳、栗東・飯田明厩舎所属)は左第9肋骨々折、8号障害で落馬した西谷誠騎手(32歳、栗東・フリー)は鼻骨々折、右足関節打撲と診断された。
22日、仏ドーヴィル競馬場 8月22日にフランスのドーヴィル競馬場で行われる第2回エルメスカップ(国際騎手招待競走)にJRA代表として武豊騎手(40歳、栗東・フリー)が招待された。11名の騎手が合計3競走で獲得ポイントを競うもの。外国人騎手はダグラス・ホワイト(香港)、ケビン・シーア(南アフリカ)、ミルコ・デムーロ(イタリア)、エドゥアルド・ペドロザ(ドイツ)、ダミアン・オリヴァー(オーストラリア)の6名、フランス人騎手はオリビエ・ペリエ、イオリッツ・メンディザバル、クリストフ・スミヨン、クリストフ・ルメール、ジェラルド・モッセの5名が参加する。
07年の日経新春杯(G2)に優勝したトウカイワイルド(牡7歳、栗東・中村均厩舎)が8月1日付でJRAの競走馬登録を抹消された。JRA通算成績は26戦5勝。重賞は上記の1勝。今後は青森県のワールドファームで種牡馬となる予定。
07年マイラーズCの勝ち馬コンゴウリキシオー(牡7歳、栗東・山内厩舎)が右第1指節種子骨を骨折していることが判明した。診断では今後9カ月以上の休養を要する見込み。
エスケーカントリー(牡5歳、美浦・武市厩舎)は8月5日の追い切り後、左前屈腱炎を発症していることが判明したため予定していた8月8日の関越S出走を回避した。
セントウルS(9月13日、阪神、G2、芝1200メートル)に予備登録を行った外国馬が8月6日、JRAから発表された。予備登録馬は次の英国馬5頭。 インエグザイル(セン4歳) マリオンマイルアンアワー(牡3歳) リーガルパレード(セン5歳) シリアスアティチュード(牝3歳) タックスフリー(セン7歳)