競馬ブックコーナー

09年高松宮記念
の回顧

	・ウオッカ雪辱ならず７着		・ダブルウェッジ左第１趾骨々折判明
	・小野寺騎手が初勝利		・サブジェクト船橋に転厩
	・天皇賞・春の選出馬		・中山グランドＪ英国の２頭が辞退
	・宮本調教師通算100勝		・谷調教師通算200勝
	・稗田研二調教師逝去


ウオッカ雪辱ならず７着

	日本から３頭が参戦したドバイワールドカップデイ諸競走が３月28日日本時間深夜にドバイのナドアルシバ競馬場で行われ、デューティフリーのウオッカは７着、ワールドカップのカジノドライヴは８着、ゴールデンシャヒーンのバンブーエールは４着だった。ウオッカは好スタートから離れた２番手を絶好の手応えで進んだものの、追い出してからいつもの鋭さが見られず。カジノドライヴは序盤は好位につけたが徐々にポジションが下がり直線も巻き返せず終わった。バンブーエールは離された４着とはいえゴール前で際立つ伸び。４着は過去ゴールデンシャヒーンに出走した日本馬で最高着順角居師(ウオッカ) 「いいポジションでパーフェクトな騎乗でした。あがってきたウオッカを見ましたが、彼女は走り切った感じでした。全力を出しています。今後の馬づくりを根本から考えさせられるレースでした」藤沢和師(カジノドライヴ) 「掛かり気味だったので抑えて内に入れたようだが、あまり馬込みで競馬したことがないからね。競馬をさせてもらえなかったというのが正直な感想です」安達師（バンブーエール）「パドックで大変落ち着いていたのが良かったと思います。ドバイにきてからの状態は当初、正直手探りでしたが、いい状態に持ってこれたと思います。これを機にまた頑張りたいと思いますし、今後も招待されるような馬を育てたいと思います」

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ダブルウェッジ左第１趾骨々折判明

	３月28日に阪神競馬場で行われた毎日杯で直線伸びあぐねて10着に終わったダブルウェッジ（牡３歳、栗東・田所秀厩舎）はレース後、左第１趾骨々折を発症していることが判明した。翌29日のＪＲＡの発表によって明らかになったもの。同馬はアーリントンＣ（Ｇ３）の勝ち馬で、毎日杯では４番人気に支持されていた。経過観察のあと転帰が決定される。

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小野寺騎手が初勝利

	新人の小野寺祐太騎手（19歳、美浦・伊藤正厩舎所属）が３月29日、キングヴィオラに騎乗した中山競馬第５Ｒで１着となり、13戦目で初勝利を挙げた。今年デビューした新人騎手で勝利を挙げたのは松山弘平騎手に次いで２人目になる。小野寺騎手「伊藤正先生の管理馬で勝つことができ、ホッとしています。今後は２勝目、３勝目を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。今日は競馬場に足を運んでいただき、ありがとうございました」

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サブジェクト船橋に転厩

	07年のラジオNIKKEI杯２歳Ｓ（Jpn３）に優勝したサブジェクト（牡４歳、栗東・池江郎厩舎）が３月26日付でＪＲＡの競走馬登録を抹消した。ＪＲＡ通算成績は14戦２勝。今後は船橋競馬場に転厩する予定。

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天皇賞・春の選出馬

	京都競馬場で５月３日に行われる天皇賞・春（Ｇ１、芝3200メートル）の外国選出馬が３月26日、ＪＲＡから発表された。選出されたのは次の２頭。・英国　ジョーディランド（牡８歳）・仏国　ドクターディノ（牡７歳。

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中山グランドＪ英国の２頭が辞退

	中山グランドジャンプ（４月18日、中山、Ｊ・Ｇ１、芝4250メートル）の選出馬だった英国のスターザーン（セン10歳）、スタン（セン10歳）の２頭が同競走への出走を辞退した。これにより、今年の中山グランドＪに出走する外国馬はオーストラリアのジノラッド１頭だけとなった。

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宮本調教師通算100勝

	３月28日の中京競馬第10Ｒではマイネルクラリティの勝利により、宮本博調教師（46歳、栗東）がＪＲＡ通算100勝を達成した。04年３月１日の厩舎開業以来1070戦目。08年小倉２歳Ｓ（Jpn３）の重賞を制している。宮本師「今年は厩舎を開業して初めてクラシックに出せる馬が誕生しました。強い馬づくりのため日々努力していきますので、応援よろしくお願いします」

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谷調教師通算200勝

	３月28日の阪神競馬第４Ｒでクリノオンビートが１着となり、谷潔調教師（52歳、栗東）が95年３月１日の開業以来2950戦目でＪＲＡ通算200勝を達成した。重賞では97年きさらぎ賞、02年ダイヤモンドＳのＧ３２勝。谷師「応援してくださる馬主さんやスタッフのおかげで達成できましたが、通過点だと思ってます。馬の能力を最大限引き出せるよう頑張っていきます」

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稗田研二調教師逝去

	美浦所属の稗田研二調教師が３月23日午前６時、病気のため死去、60歳だった。告別式は３月26日午前10時から千葉県船橋市のセレモ船橋駅北口ホールにおいて社団法人日本調教師会関東本部葬として行われた。喪主は妻の峰子さん。稗田調教師は85年に調教師免許を取得し、翌86年３月１日に厩舎を開業。ＪＲＡ通算成績は4014戦260勝（うち障害55戦４勝）。ＪＲＡ重賞では３勝。90年エリザベス女王杯、90年４歳牝馬特別、91年クイーンＳを勝った。なお、稗田調教師の管理馬20頭は３月24日付で高橋裕厩舎（美浦）へ転厩となっている。

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