競馬ブックコーナー

調教助手たちの戦い

	・桜花賞馬キストゥヘヴンが引退		・古賀史調教師がＪＲＡ通算400勝達成
	・小牧太騎手ＪＲＡ通算400勝		・スタンが招待受諾
	・ジノラッドが来日		・カジノドライヴ、バンブーエール到着
	・天皇賞・春の予備登録馬		・マツリダ、ダノン栗東入り
	・ジャガーメイルが帰厩		・フローテーションは左前浅屈腱炎で放牧へ
	・サクラメガワンダー、日経賞は回避		・ダイワスカーレット、21日に社台ファームへ
	・武豊、安藤勝騎手がドバイへ		・アントニオバローズは青葉賞からダービーへ
	・笹田調教師初勝利		・安田伊佐夫調教師、逝去


桜花賞馬キストゥヘヴンが引退

	06年の桜花賞（Ｇ１）を制したキストゥヘヴン（牝６歳、美浦・戸田厩舎）の現役引退、繁殖入りが３月22日、ＪＲＡより発表された。ＪＲＡ通算成績は26戦５勝。４歳夏にはアメリカに遠征してキャッシュコールマイル（Ｇ２）で４着。４歳時は未勝利に終わったが、５歳９月に京成杯ＡＨ（Ｇ３）制覇。ラストランとなった３月15日の中山牝馬Ｓ（Ｇ３）を快勝して有終の美を飾った。重賞では４勝。上記の他に06年フラワーＣ（Ｇ３）勝ちがある。24日付でＪＲＡの競走馬登録を抹消され、北海道白老町の白老ファームで繁殖生活をスタートする。血統は父アドマイヤベガ、母ロングバージン、母の父ノーザンテースト。

ページTOPへ


古賀史調教師がＪＲＡ通算400勝達成

	古賀史生調教師（57歳、美浦）は３月21日、中山競馬第２Ｒをショウナンダンクで勝ち、3453戦目で現役41人目となるＪＲＡ通算400勝を達成した。07年ファルコンＳ、02年クリスタルＣなどＪＲＡ重賞ではこれまでに９勝している。古賀史師「いい馬を預けてくださる馬主さんと、スタッフのお蔭です。私の気持ちとしては昨年達成したかったのですが、１年遅くなってしまいました。これからも年間20勝を目標に頑張ります」

ページTOPへ


小牧太騎手ＪＲＡ通算400勝

	３月22日の阪神競馬第12Ｒでメガリスが１着となり、小牧太騎手（41歳、栗東・フリー）が現役32人目となるＪＲＡ通算400勝を達成した。93年３月６日の初騎乗以来4946戦目。小牧太騎手は85年に兵庫県競馬でデビューし、04年にＪＲＡへ移籍した。重賞勝利は15勝。08年にレジネッタとのコンビで桜花賞（Jpn１）制覇を遂げ、本年は平安Ｓ、アーリントンＣに勝っている。小牧太騎手「400勝を意識したわけではないが、先週からなかなか勝てなかった。改めて騎乗のビデオを繰り返し見て初心に戻って勉強した結果が今日の２勝につながったと思う。ひとつひとつ大切に騎乗して期待に応えられるように頑張ります」

ページTOPへ


スタンが招待受諾

	中山グランドジャンプ（４月18日、中山、Ｊ・Ｇ１、芝4250メートル）の選出馬だった英国のスタン（セン10歳）が招待を受諾した。なお、招待を受諾していたアイルランドのシンドラーズハントは出走を辞退した。

ページTOPへ


ジノラッドが来日

	中山グランドジャンプに出走を予定しているオーストラリアのジノラッド（セン９歳）が３月17日６時３分、成田国際空港に到着し、同９時３分にＪＲＡ競馬学校国際厩舎に入厩した。

ページTOPへ


カジノドライヴ、バンブーエール到着

	３月28日にＵＡＥナドアルシバ競馬場で行われるドバイワールドカップ（Ｇ１、ダート2000メートル）に出走を予定しているカジノドライヴ（牡４歳、美浦・藤沢和厩舎）、ドバイゴールデンシャヒーン（Ｇ１、ダート1200メートル）に出走予定のバンブーエール（牡６歳、栗東・安達厩舎）が３月17日４時20分（日本時間で同日９時20分）、ナドアルシバ競馬場国際厩舎に入厩した。

ページTOPへ


天皇賞・春の予備登録馬

	５月３日に京都競馬場で行われる天皇賞・春（Ｇ１、芝3200メートル）に予備登録した外国馬が３月18日、ＪＲＡから発表された。予備登録馬は次の２頭。・英国　ジョーディランド（牡８歳）32戦６勝。・仏国　ドクターディノ（牡７歳）29戦９勝。

ページTOPへ


マツリダ、ダノン栗東入り

	４月５日の大阪杯（阪神、Ｇ２、芝2000メートル）に出走のマツリダゴッホ（牡６歳、美浦・国枝厩舎）、４月12日の桜花賞（阪神、Jpn１、芝1600メートル）に出走予定のダノンベルベール（牝３歳、美浦・国枝厩舎）が３月19日、栗東トレセンに入厩した。

ページTOPへ


ジャガーメイルが帰厩

	昨年12月14日の香港ヴァーズ３着後、放牧に出されていたジャガーメイル（牡５歳、美浦・堀厩舎）が３月19日、宮城県の山元トレセンから美浦トレセンに帰厩した。復帰緒戦は天皇賞・春（５月３日、京都、Ｇ１、芝3200メートル）の予定。

ページTOPへ


フローテーションは左前浅屈腱炎で放牧へ

	昨年の菊花賞２着馬で、脚部不安のために阪神大賞典を回避したフローテーション（牡４歳、栗東・橋口厩舎）は左前浅屈腱炎を発症していることが判明した。社台ファームへ放牧に出され、立て直される。

ページTOPへ


サクラメガワンダー、日経賞は回避

	京都記念で２着した後、日経賞を目標に調整されていたサクラメガワンダー（牡６歳、栗東・友道厩舎）は前走の疲れが取り切れないため、同レースを回避することになった。３月20日に福島県の天栄ホースパークへ放牧に出されている。

ページTOPへ


ダイワスカーレット、21日に社台ファームへ

	栗東・松田国厩舎に所属し、２月18日付で現役を引退したダイワスカーレット（牝５歳）が３月21日夕方、山元トレセンから繋養先の社台ファームに移動した。北海道の気候が安定しなかったため同トレセンに滞在していたがすこぶる順調。初年度はチチカステナンゴと交配する。

ページTOPへ


武豊、安藤勝騎手がドバイへ

	武豊騎手（40歳、栗東・フリー）と安藤勝己騎手（48歳、栗東・フリー）が３月22日、ＪＲＡに海外渡航届を提出した。ドバイに３月22日から３月29日まで。武豊騎手はドバイデューティフリー、ドバイゴールデンシャヒーンで、安藤勝騎手はドバイワールドカップで騎乗する。

ページTOPへ


アントニオバローズは青葉賞からダービーへ

	弥生賞を右肩跛行で取り消したアントニオバローズ（牡３歳、栗東・武田厩舎）は皐月賞はパスして、５月２日の青葉賞（東京、Jpn２、芝2400メートル）から５月31日の日本ダービー（東京、Jpn１、芝2400メートル）に進む予定。

ページTOPへ


笹田調教師初勝利

	３月21日の中京競馬第８Ｒでヴェルトマイスターが１着となり、３月１日に厩舎を開業した笹田和秀調教師（52歳、栗東）が４戦目で初勝利を挙げた。笹田師「やれやれという気持ちです。開業時からいい馬を管理できて恵まれていると思いますし、オーナーや従業員にも感謝しています。コツコツと１勝ずつ積み重ねて、いつか大きな勝利につながればと思います」

ページTOPへ


安田伊佐夫調教師、逝去

	安田伊佐夫調教師(栗東)が３月20日、病気のため逝去した。64歳だった。安田師は44年生まれ、宮崎県出身。63年に騎手デビューし、タニノムーティエとのコンビで70年皐月賞、日本ダービーを制覇。80年に調教師となり、ＪＲＡ通算5032戦487勝（うち障害188戦23勝）の成績を残した。重賞は01年の宝塚記念（メイショウドトウ）を含む25勝。21日付でヴァンクルタテヤマ、メイショウトウコンなどの管理馬全29頭が栗東・武田博厩舎に転厩しており、同厩舎には20馬房が臨時貸付けされる。

ページTOPへ

copyright (C) Interchannel Inc./ケイバブック1997-2009