競馬ブックコーナー

長い間
ご苦労さまでした

	・ダイワスカーレット引退、繁殖入り		・ウオッカ、ドバイへ出発
	・田所秀調教師通算200勝		・根本調教師は100勝達成
	・リーチザクラウン皐月賞直行		・スクリーンヒーロー、阪神大賞典から始動
	・ペリエ騎手は再来日せず		・イクスキューズが引退
	・ドバイ国際競走の選出馬		・ブラックエンブレム９着
	・今井壽惠氏､逝去


ダイワスカーレット引退、繁殖入り

	左前脚球節の不安でフェブラリーＳを回避し、ドバイ遠征も断念したダイワスカーレット（牝５歳、栗東・松田国厩舎）が２月18日付で競走馬登録を抹消され、今春から北海道千歳市の社台ファームで繁殖生活をスタートすることになった。ＪＲＡ通算成績は12戦８勝。重賞では07年桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、08年有馬記念のＧ１・Jpn１を含む６勝。初年度はチチカステナンゴと交配予定。　松田国師「これだけの馬ですので、引退することになったのは非常に残念です。昨日（15日）、山元トレセンからの連絡で、球節は痛くない状態でウォーキングマシンの運動をはじめるという報告を受けています。痛くない状態で繁殖として牧場に戻せることになってほっとしています。ダイワスカーレットの子供たちが楽しみです」

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ウオッカ、ドバイへ出発

	３月28日のドバイデューティフリー（Ｇ１、芝1777メートル、ナドアルシバ競馬場）に出走するウオッカ（牝５歳、栗東・角居厩舎）が２月18日18時24分、関西国際空港から香港経由でドバイへ向けて出発した。３月５日のジェベルハッタ（Ｇ２、芝1777メートル、同競馬場）を叩いてデューティフリーに駒を進める。

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アサカディフィート引退

	10歳時の08年に小倉大賞典を勝ち、ＪＲＡ平地重賞最高齢勝利記録を更新したアサカディフィート（セン11歳、栗東・鶴留厩舎）が２月13日付で競走馬登録を抹消された。ＪＲＡ通算成績は73戦11勝、地方では３戦０勝。重賞は04年の中山金杯、07年、08年の小倉大賞典を制した。生まれ故郷である北海道新冠町の協和牧場で乗馬となる予定。

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田所秀調教師通算200勝

	田所秀孝調教師（58歳、栗東）は２月21日の小倉競馬第５Ｒでのニシノヴァネッサの勝利により、96年１月の開業以来2929戦目でＪＲＡ通算200勝を達成した。重賞では07年札幌２歳Ｓ（オリエンタルロック）など６勝。　田所秀師「オーナーのご支援をはじめ、厩舎スタッフの協力のもと、200という数字を達成できました。これからも前向きに進んでいきたいと思います」

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根本調教師は100勝達成

	根本康広調教師（53歳、美浦）は、２月21日の東京競馬第４Ｒでドクターグリムが１着となり、2581戦目でＪＲＡ通算100勝を達成した。現役169人目。　根本師「スタッフも頑張ってくれており、また長い付き合いのオーナーの応援もあるので、これからもコンスタントに馬を出走させていくことで、勝ち数を増やせるようにしていきたいと思います」

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リーチザクラウン皐月賞直行

	単勝1.5倍の１番人気に応えてきさらぎ賞を楽勝したリーチザクラウン（牡３歳、栗東・橋口厩舎）は前哨戦には使わず、４月19日の皐月賞（中山、Jpn１、芝2000メートル）に直行する。同レースで２着したリクエストソング（牡３歳、栗東・石坂厩舎）は３月22日のスプリングＳ（中山、Jpn２、芝1800メートル）へ。

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スクリーンヒーロー、阪神大賞典から始動

	有馬記念５着の後、放牧に出されていたスクリーンヒーロー（牡５歳、美浦・鹿戸雄厩舎）が２月19日に美浦トレセンに帰厩した。予定通り３月22日の阪神大賞典（Ｇ２、芝3000メートル）から始動する。鞍上は横山典騎手。

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ペリエ騎手は再来日せず

	目の治療のためフランスに帰国したオリビエ・ペリエ騎手（36歳）は２月28日まで有効のＪＲＡ短期免許を取得しているが、再来日しないことになった。

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イクスキューズが引退

	イクスキューズ（牝５歳、美浦・鹿戸雄厩舎）が２月18日付で競走馬登録を抹消された。今後は北海道新冠町のビッグレッドファームで繁殖入りする予定。通算成績は20戦３勝。07年クイーンＣで重賞勝ちした。

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ブラックエンブレム９着

	バランシーン（Ｇ３、芝1777メートル）が２月20日、ドバイのナドアルシバ競馬場で行われ、ムルタ騎乗のマイセントラルが１分51秒09で１着となった。キネーン騎手とのコンビで出走したブラックエンブレム（牝４歳、美浦・小島茂厩舎）は大差の９着（９頭立て）に終わった。　小島茂師「やれるだけのことはやりましたが、残念な結果になってしまいました。日本に帰ってからのレースで頑張り、結果を出したいと思います」

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今井壽惠氏､逝去

	70年にイギリスで巡り合ったニジンスキーに魅了されて以来、世界を股にかけてサラブレッドの写真を世に送り続けたフリーカメラマンの今井壽惠（いまいひさえ）さんが２月17日午後９時00分、自宅にて急性心不全のため逝去した。77歳。1931年東京都生まれ。52年文化学院美術科卒業。59年日本写真批評家協会新人賞。78年に「通りすぎるとき―馬の世界を詩う―」で日本写真協会年度賞を受賞して「20世紀の偉大なる写真家達」に選ばれ、2004年には日本中央競馬会創立50周年に際し、特別表彰（理事長感謝状）を受けた。写真集に「テンポイント」「シンボリルドルフ」「夢を駆けるトウカイテイオー」などがある。

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