競馬ブックコーナー

京都書店巡り

	・ジャガーメイル健闘、香港ヴァーズ３着		・中舘騎手年間100勝、４年連続５度目
	・フィフティーワナー、右前浅屈腱炎		・岩田騎手は７位
	・オウケンブルースリ、有馬記念見送り放牧へ		・ベッラレイア愛知杯回避
	・サイレントディール引退		・佐藤哲騎手側副靱帯損傷
	・中山で模擬レース		・西塚安夫調教師、逝去


ジャガーメイル健闘、香港ヴァーズ３着

	12月14日に香港のシャティン競馬場で行われた香港国際競走に日本馬４頭が３レースに参戦し、ヴァーズのジャガーメイルが３着に入線する大健闘を見せた。レースは戦前の予想通りスローペースで流れ、後方を追走する同馬にとっては不向きな展開となったが、先に動いた勝ち馬ドクターディノと併せ馬の形で直線はよく伸び、アワヤの場面。勝ち馬との着差は僅か短頭＋クビだった。マイルのスーパーホーネットは中団から昨年の覇者で昨シーズンの香港年度代表馬のグッドババを見て進めたものの、直線は突き放されて５着。勝ったグッドババは前哨戦で３着に敗れていたが、ここ一番で王者の貫録を見せつけた。スプリントのローレルゲレイロはいいスピードで２番手につけたが残り300ｍあたりで脚いろが鈍り８着。トウショウカレッジは後方追走して内目から伸びかけたが、前が壁になって捌きづらい場面もあり９着に終わった。勝ったのは地元香港の伏兵インスピレーション。メインのカップは南アフリカの調教馬イーグルマウンテンが優勝。人気のヴィヴァパタカは手応え良く進み直線内に進路を取ったが、スペースができず４着に敗れた。

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中舘騎手年間100勝、４年連続５度目

	中舘英二騎手（43歳、美浦・フリー）が12月14日の中京競馬第２Ｒでジョーメテオに騎乗して１着となり、４年連続５度目となる年間100勝を達成した。ＪＲＡでは本年６人目となる。　中舘騎手　年の初めにはあまり意識していませんでしたが、（年間100勝が）近づくにつれて今年も達成しなければと思うようになりました。１日でも長く騎乗できるよう頑張ります。

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フィフティーワナー、右前浅屈腱炎

	06年のアンタレスＳの勝ち馬で、この秋トパーズＳから始動（６着）したフィフティーワナー（セン６歳、栗東・安田隆厩舎）が右前浅屈腱炎を発症していることが判明した。９カ月以上の休養を要する見込み。ノーザンファームに放牧に出された。

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岩田騎手は７位

	12月10日に香港のハッピーバレー競馬場で行われた騎手対抗戦・第11回インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに参戦した岩田康誠騎手（34歳、栗東・フリー）は12着、４着、５着で総合７位タイに終わった。優勝したのは地元香港のダグラス・ホワイト騎手。

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オウケンブルースリ、有馬記念見送り放牧へ

	菊花賞馬、ジャパンＣで５着に入線したオウケンブルースリ（牡３歳、栗東・音無厩舎）は有馬記念出走のプランもあったが、ジャパンＣのレース中に少し腰を痛めたこともあり、同レースは見送ってグリーンウッドに放牧に出されることになった。来年春の最大目標は天皇賞。

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ベッラレイア愛知杯回避

	この秋２戦目のエリザベス女王杯で３着に入線したベッラレイア（牝４歳、栗東・平田厩舎）は12月20日の愛知杯に向けて調整が進められていたが、右前脚に不安を発症したため、12月10日に放牧に出された。

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サイレントディール引退

	サイレントディール（牡８歳、栗東・池江郎厩舎）が12月16日付で引退する。北海道日高町のブリーダーズＳＳで種牡馬となる予定。03年シンザン記念、武蔵野Ｓ、07年佐賀記念の勝ち馬。

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佐藤哲騎手側副靱帯損傷

	12月13日の阪神競馬第12Ｒの競走中に負傷した佐藤哲三騎手（38歳、栗東・フリー）は左膝内側側副靱帯損傷と診断され、翌14日に予定していた阪神ＪＦを含む６鞍の騎乗を取り止めた。

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中山で模擬レース

	騎手課程25期生（５人）による模擬レース（ダート1800ｍ）が12月13日、中山競馬の昼休みに行われ、ダイレクトシチー騎乗の國分優作君が１着となった。２着はマルブツクロフネに騎乗の小野寺祐太君、３着丸山元気君（ファディスタ）、４着松山弘平君（アルファキャスパー)、５着國分恭介君(パスアンドゴー）。なお、國分優作、恭介君は双子の兄弟で、優作君が兄。

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西塚安夫調教師、逝去

	美浦所属の西塚安夫ＪＲＡ調教師が12月10日午前10時17分、肝不全のため入院先の茨城県牛久市のつくばセントラル病院で逝去、63歳だった。告別式は社団法人日本調教師会関東本部葬として12日正午から美浦トレセン厚生会館分館で営まれた。喪主は妻の幸子さん。　西塚調教師は1945年千葉県生まれ。86年に調教師免許を取得し、87年に厩舎を開業。ＪＲＡ通算成績は3735戦190勝（うち障害143戦13勝）。重賞では91年日経賞（キリサンシー）、92年根岸Ｓ（ハッピィーギネス）、95年エプソムＣ（カネツクロス）の３勝。なお、西塚調教師の管理馬33頭は12月11日付で河野通文厩舎に転厩となった。

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