競馬ブックコーナー

心に残るダービー

	・３連単の全レース発売がスタート		・メイショウサムソン、凱旋門賞へ
	・佐々木調教師通算300勝		・３騎手が騎乗停止に
	・アドマイヤホープ、地方競馬に転厩		・ファンからの義援金214万9991円を贈呈


３連単の全レース発売がスタート

	夏季競馬振興策「ＪＲＡサマーステージ」（９月７日まで）の一環として７月19日、３連単馬券の開催３場、全レース発売が一斉にスタートした。今回、新たに発売された１～８Ｒでは181万3780円（函館８Ｒ）、48万8510円（小倉３Ｒ）、48万1480円（新潟５Ｒ）、44万9450円（小倉４Ｒ）など10万円を超える高配当が３場で計７本。同日の３場の馬券別シェアでは馬連14.5％、馬単11.2％、３連複15.7％に対して、３連単は40.6％を占めた。売り上げは新潟、小倉、函館の３場とも前年比ダウンとなったが、これは昨年の小倉初日が台風のため祝日の月曜に代替されたことが影響したもの。06年との比較では、新潟で117.4％、小倉で91.1％、函館で112.7％、全体では106.5％となった。

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メイショウサムソン、凱旋門賞へ

	昨年の春秋天皇賞などＧ１で４勝を挙げているメイショウサムソン（牡５歳、栗東・高橋成厩舎）がこの秋、10月５日に行われる凱旋門賞（Ｇ１、芝2400メートル、仏ロンシャン競馬場）に参戦することになった。同馬は昨年８月、凱旋門賞に出走するために美浦トレセンで検疫を受けていたところ、馬インフルエンザの陽性反応が確認され遠征を断念。秋は国内に専念し、天皇賞１着、ジャパンＣ３着の成績を残した。今年上半期のＧ１は春の天皇賞、宝塚記念で２着。なお、前哨戦を使うかどうかのローテーションを含めた出国スケジュールについては未定。

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佐々木調教師通算300勝

	７月20日の函館競馬第６Ｒ３歳未勝利戦でマイネルオールが１着となり、佐々木晶三調教師（52歳、栗東）が現役77人目となるＪＲＡ通算300勝を達成した。94年11月21日に厩舎を開業して以来3100戦目。重賞では28勝を挙げており、この中にはタップダンスシチーによる03年ジャパンＣ、04年宝塚記念、コスモサンビームによる03年朝日杯ＦＳのＧ１が含まれている。　佐々木晶師　300勝もの感動を与えてくれた馬たちに感謝するとともに、馬主さんやスタッフ他、関係者の皆様に感謝しております。調教師になって約14年半になりますから、次の14年半でまた300勝と重賞28勝を達成したいと思っています。

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３騎手が騎乗停止に

	７月19日の新潟競馬第３Ｒで６位入線のシルクバクシンは、直線で外に斜行して他馬の走行を妨害したため16着に降着。武士沢友治騎手は７月26日から８月３日まで（開催日４日間）騎乗停止となった。同日小倉競馬第４Ｒではコウエイハート騎乗の田中克典騎手がゴール前の外斜行により７月26日から８月３日まで（開催日４日間）、翌20日の小倉競馬第４Ｒではシゲルアソサン騎乗の角田晃一騎手が直線の外斜行により７月26日から７月27日まで（開催日２日間）の騎乗停止となった。

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アドマイヤホープ、地方競馬に転厩

	全日本２歳優駿（Ｇ１）、北海道２歳優駿（Ｇ３）に優勝したアドマイヤホープ（牡７歳、栗東・橋田厩舎）は７月18日付でＪＲＡの競走馬登録を抹消された。ＪＲＡ通算成績は25戦４勝、地方では７戦２勝。今後は地方競馬に転厩する予定だが、行き先は決まっていない。

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ファンからの義援金214万9991円を贈呈

	ＪＲＡは７月17日、岩手・宮城内陸地震被災に対して６月21日から７月13日の毎開催日、全国の競馬場・ウインズ等で募ったファンからの義援金総額が214万9991円になったことを発表した。日本赤十字社を通じて被災者に届けられる。

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