競馬ブックコーナー

この一週間を
振り返って

	・08年度ＪＲＡ開催日程決まる		・ファン投票中間発表、１位はウオッカ
	・鶴留調教師500勝		・藤田騎手が年間100勝
	・コンゴウ、シャドウは28日に香港へ出発		・高野容騎手落馬、右鎖骨々折
	・スボリッチ騎手、開催日４日間の騎乗停止		・横山典騎手が騎乗停止
	・ローエンも種牡馬入り		・凱旋門賞馬ディラントーマス、ＪＣ取り止め
	・ＬＪＳ2007は名古屋の宮下瞳騎手が優勝		・出馬投票馬５頭に陽性反応
	・アグネスアーク、左第２中手骨々折の診断		・08年ダート重賞格付決まる、黒船賞は取り止め
	・スイープトウショウ繁殖馬に		・ウインクリューガー引退、種牡馬に
	・デムーロ騎手に短期免許


08年度ＪＲＡ開催日程決まる

	ＪＲＡは11月19日、08年の競馬開催番組と事業計画を発表した。08年は１月５日（土）から12月28日（日）まで52週にわたっての開催。ジャパンＣと同週の５回東京７日目に行われていたジャパンＣダートが５回阪神２日目（12月７日）に移り、秋Ｇ１がエリザベス女王杯から有馬記念まで７週連続の開催になったこと、日本ダービー、有馬記念、中山金杯、京都金杯をはじめとする14競走の払戻金に売り上げの５％相当額が上乗せされることが主な変更点となる。 ■国際交流競走の充実（１）ジャパンＣダートの充実……外国馬の出走を促すため、ブリーダーズＣの施行時期を考慮して１週繰り下げ。クラシックディスタンスである2000ｍを超えないことが好ましいことから阪神に移して1800ｍに。（２）「ジャパン・オータムインターナショナル」……ジャパンＣ、ジャパンＣダートに加え、エリザベス女王杯、マイルＣＳに出走の外国馬も招待馬扱いにしてシリーズ化。海外主要Ｇ１優勝馬がシリーズ競走で優勝した場合に最高１億3000万円のボーナスを提供する。（３）天皇賞……春、秋ともセン馬が出走可能に。春には前年のメルボルンＣ(豪Ｇ１)優勝馬を招待。 ■払戻金の上乗せ（１）ＪＲＡプレミアム……払戻金に売り上げの５％を上乗せ。対象となるのは日本ダービー、有馬記念、中山金杯、京都金杯、有馬記念当日の中山、阪神、中京の特別競走（全14競走）。ウオッカが制した今年の日本ダービーを例にすると単勝は1,050円→1,110円（＋5.7％）、馬連は54,470円→58,160円（＋6.8％）、３連単は2,155,760円→2,301,810円（＋6.8％）となる。（２）ＪＲＡプラス10……払戻金が100円元返しの場合、原則として10円上乗せして払い戻される（払戻金と上乗せ額の総額が売得金総額を超える場合は100円元返しとなるが、昨年１年間、今年11月19日時点までにこのような事例はない）。 ■祝日を利用して３日間開催　祝日を利用して、９月13、14、15日と11月22、23、24日の２回、３日間開催を実施する。

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ファン投票中間発表、１位はウオッカ

　 12月23日に行われる有馬記念（中山、Ｇ１、芝2500ｍ）のファン投票第１回中間集計が11月22日、ＪＲＡより発表された。１位は今年、64年ぶりの牝馬による日本ダービー制覇を遂げたウオッカ。春秋の天皇賞を制したメイショウサムソンが差なく続いている。ベストテンは次の通り。第２回中間発表は11月29日（木）。ファン投票は12月３日（月）17：00まで受けつけられており、インターネットからも投票可能となっている。

（１）ウオッカ	18,014
（２）メイショウサムソン	17,584
（３）ダイワメジャー	14,643
（４）アドマイヤムーン	13,168
（５）ダイワスカーレット	13,071
（６）アサクサキングス	9,913
（７）ドリームパスポート	9,808
（８）ポップロック	8,883
（９）インティライミ	8,492
（１０）ヴィクトリー	6,380

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鶴留調教師500勝

	11月25日の中京競馬第10Ｒ安城特別でローレルアクシスが１着となり、鶴留明雄調教師（66歳、栗東）が78年７月１日の厩舎開業以来5915戦目でＪＲＡ通算500勝を達成した。中央競馬史上103人目、現役では19人目。重賞勝利は30勝。スイープトウショウによる05年の宝塚記念など、Ｇ１では７勝を挙げている。　鶴留師　馬主、先輩、友人、スタッフの方々に感謝しています。これからも価値ある１勝を挙げていきたいと思います。

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藤田騎手が年間100勝

	11月24日の東京競馬第12Ｒで藤田伸二騎手（35歳、栗東・フリー）はミルクトーレルに騎乗して１着となり、自身６回目となるＪＲＡ年間100勝を達成した。年間100勝は今年７人目。　藤田騎手　年間に100勝できるほど、たくさんの強い馬に乗せてくださった関係者の方々に感謝しています。これからも毎週毎週を大事に競馬に取り組んでいこうと思っています。

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コンゴウ、シャドウは28日に香港へ出発

	12月９日に香港のシャティン競馬場で行われる香港マイルに出走するコンゴウリキシオー（牡５歳、栗東・山内厩舎）、香港カップに出走するシャドウゲイト（牡５歳、美浦・加藤征厩舎）はともに11月28日18時35分関西国際空港発の便で出国する。２頭は12月12日13時頃に成田国際空港着で帰国する予定。

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高野容騎手落馬、右鎖骨々折

	11月25日の京都競馬第４Ｒ障害未勝利戦でスリーセレブルに騎乗した高野容輔騎手（24歳、栗東・フリー）は飛越着地時に落馬し、右鎖骨々折と診断された。

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スボリッチ騎手、開催日４日間の騎乗停止

	11月24日（土）の京都競馬第11Ｒでタータンフィールズに騎乗したアンドレアス・スボリッチ（36歳、オーストリア）は４コーナーで急に内側に斜行して他馬の走行を妨害したため、12月１日から12月９日まで開催日４日間の騎乗停止となった。

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横山典騎手が騎乗停止

	11月23日の東京競馬第３Ｒで第１位入線のステラーホープは最後の直線で内側に斜行して他馬の進路を妨害したため、第10着に降着となった。騎乗していた横山典弘騎手は12月１日から同９日まで開催日４日間の騎乗停止となっている。

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ローエンも種牡馬入り

	03、07年の中山記念などに優勝したローエングリン（牡８歳、美浦・伊藤正厩舎）が11月21日付で競走馬登録を抹消された。同馬は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定。通算成績は48戦10勝（うち海外３戦０勝）。上記以外に03、05年のマイラーズＣを勝っている。

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凱旋門賞馬ディラントーマス、ＪＣ取り止め

	11月25日に東京競馬場で行われたジャパンカップに出走予定だった今年の凱旋門賞馬ディラントーマス（牡４歳、愛・Ａ．オライエン厩舎）は馬ウイルス性動脈炎（ＥＶＡ）の陰性が確認できなかったため、日本とアイルランド両国間の衛生条件上の規定により、日本への入国が許可されず、同競走に出走できなくなった。馬ウイルス性動脈炎とは届出伝染病に指定されている馬固有のウイルス性疾患。流産を起こすことから馬産国では警戒されている。発熱、発疹、浮腫などの症状が見られるが、軽微なことが多く、急性期を過ぎた牡馬は不顕性のキャリアーとなるのが特徴的。

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ＬＪＳ2007は名古屋の宮下瞳騎手が優勝

	全国の女性騎手が水沢、荒尾、浦和の３競馬場を転戦して腕を競った「ＬＪＳ（レディースジョッキーズシリーズ）2007」の最終戦「浦和ラウンド」が11月22日（木）、浦和競馬場で実施され、名古屋の宮下瞳騎手が総合優勝に輝いた。ＪＲＡの増沢由貴子騎手は11人中６位、西原玲奈騎手は９位だった。

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出馬投票馬５頭に陽性反応

	ＪＲＡは11月21日、19時頃までに東京、京都、中京の出馬投票を行った全馬に馬インフルエンザの検査を行ったところ、1393頭のうち５頭が陽性だった。

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アグネスアーク、左第２中手骨々折の診断

	マイルＣＳで４着入線した後、左前脚を跛行していたアグネスアーク（牡４歳、栗東・河内厩舎）は11月21日、左第２中手骨々折と診断された。全治に要する期間は分かっていない。

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08年ダート重賞格付決まる、黒船賞は取り止め

	中央・地方のダートグレード競走の格付けを行うダート競走格付け委員会が08年の１月から12月に実施されるダート競走の格付けを行った。08年は50レース（Ｇ１・Jpn１＝12、Ｇ２・Jpn２＝11、Ｇ３・Jpn３＝27）が実施される予定。高知競馬の黒船賞は主催者の高知県競馬組合からの申請により、取り止められた。

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スイープトウショウ繁殖馬に

	04年秋華賞、05年宝塚記念、エリザベス女王杯のＧ１３勝を挙げたスイープトウショウ（牝６歳、栗東・鶴留厩舎）が11月23日付で競走馬登録を抹消された。通算成績は24戦８勝、重賞は上記の他に03年ファンタジーＳ(Ｇ３)、04年チューリップ賞(Ｇ３)、06年京都大賞典(Ｇ２)を制した。今後は生まれ故郷の北海道新ひだか町のトウショウ牧場で繁殖馬となる予定。

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ウインクリューガー引退、種牡馬に

	03年のＮＨＫマイルＣ（Ｇ１）、アーリントンＣ（Ｇ３）を制したウインクリューガー（牡７歳、栗東・松元茂厩舎）は11月20日付で競走馬登録を抹消された。通算成績34戦５勝（うち障害２戦１勝、地方では１戦０勝）。今後は日高スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

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デムーロ騎手に短期免許

	ＪＲＡはイタリアのミルコ・デムーロ騎手（28歳）に対して１カ月間の短期免許を交付した。期間は11月23日から12月23日まで。21日現在ＪＲＡで1199戦176勝（重賞10勝）。身元引受調教師は森秀行師（栗東）、身元引受馬主は吉田千津氏。

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