競馬ブックコーナー

11週連続勝利

	・新記録・中村均調教師11週連続勝利		・サマースプリントはサンアディユが優勝
	・馬インフルエンザ型判明		・函館競馬場の入厩検疫を再開
	・ＪＲＡ競馬学校が検疫施設の指定取り下げ		・ベンバウンが辞退
	・アロンダイトはシリウスＳを視野に		・カネヒキリも帰厩
	・ローブデコルテ、ヴィクトリーが帰厩		・武豊騎手年間100勝、６年連続、通算18度目
	・作田調教師は200勝		・加用調教師通算300勝
	・内田博騎手、地方競馬通算3000勝		・秋山真一郎騎手、ＪＲＡ通算500勝
	・池添騎手も札幌でＪＲＡ通算500勝		・武幸騎手、骨折の疑い
	・ユキノサンロイヤル引退、東京競馬場で乗馬に		・WSJS地方代表選定競走は10月の札幌、名古屋で
	・船橋の日本テレビ盃もグレードなし		・新潟県中越沖地震義援金総額は1005万円に
	・後藤浩騎手が始球式


新記録・中村均調教師11週連続勝利

	中村均調教師(58歳、栗東）は９月８日(土)の中山競馬第９Ｒ白井特別をマイネルキーロフ（牡３歳）で制し、グレード制導入（84年）以降のＪＲＡ新記録となる11週連続勝利を達成した。10週連続勝利は橋口弘次郎、安田隆行、角居勝彦、池江泰郎調教師が記録しており、84年以前の記録としては、尾形藤吉調教師の15週連続勝利（59年２月28日～６月７日）、13週連続勝利（同９月５日～11月29日）がある。　中村調教師　まさか（今週出走予定７頭のうちの）１頭目で達成できるとは思っていませんでした。９、10週目あたりから少しプレッシャーもありましたが、達成できて本当に良かったです。リーディングトレーナーの方でも成し得ていない記録なのでとても嬉しいです。皆様のおかげだと感謝しています。

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サマースプリントはサンアディユが優勝

	９月９日に阪神競馬場で行われた“サマースプリント”最終戦のセントウルＳは第４戦終了時点で３位だったサンアディユ（牝５歳、栗東・音無厩舎）が快勝を収め、逆転優勝を果たした。第２戦アイビスＳＤの勝ち馬。セントウルＳでは11番人気の低評価だったが、５馬身差の圧勝だった。“サマージョッキー”は函館ＳＳ、北九州記念２勝で首位に立っていた角田晃一騎手（36歳、栗東・フリー）が逃げ切る形でシリーズチャンピオンに。コンビを組むアグネスラズベリとのダブル優勝はならなかったものの、12月のＷＳＪＳの出場権を手にした。

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馬インフルエンザ型判明

	ＪＲＡは９月７日、競走馬総合研究所栃木支所において行ってきた分離ウイルスの遺伝子解析の結果、今回の馬インフルエンザウイルスが「Ｈ３Ｎ８亜型」であることが判明し、現在欧米で流行している馬インフルエンザ２型ウイルスフロリダ亜系統のグループに含まれることが確認されたと発表した。

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函館競馬場の入厩検疫を再開

	ＪＲＡは９月６日、馬インフルエンザ防疫のため見合わせていたＪＲＡ以外の施設からの函館競馬場への入厩を再開することを発表した。検疫実施日は９月12日（水）～16日（日）の５日間。検査頭数は各日とも16頭。

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ＪＲＡ競馬学校が検疫施設の指定取り下げ

	ＪＲＡ競馬学校の教育用馬１頭について、馬インフルエンザ検査の結果、８月29日に陽性であることが確認され、ＪＲＡは所轄の家畜保健衛生所に届け出た。これにより、ＪＲＡは同学校の輸入検疫施設としての指定を取り下げている。

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ベンバウンが辞退

	馬インフルエンザ陽性馬が出たことで競馬学校が輸入検疫施設の指定を取り下げたことを受け、スプリンターズＳに選出されていた英国のベンバウン（セン６歳）が同競走への出走を辞退した。同学校以外にも調教可能な輸入検疫施設として兵庫県三木市に三木山人と馬とのふれあいの森協会国際厩舎があるものの、中山競馬場までの輸送距離の問題などが生じるため。

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アロンダイトはシリウスＳを視野に

	昨年５連勝でジャパンＣダートを制したアロンダイト（牡４歳、栗東・石坂厩舎）は球節不安のため放牧に出されていたが、９月４日に栗東トレセンに帰厩した。９月29日のシリウスＳ（阪神、Ｇ３、ダート2000ｍ）を視野に入れて調整されている。

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カネヒキリも帰厩

	昨年６月の帝王賞で２着した後、右前屈腱炎が判明して戦列を離れていたカネヒキリ（牡５歳、栗東・角居厩舎）が９月６日、栗東に帰厩した。このまま順調に調整が進めば10月27日の武蔵野Ｓ（東京、Ｇ３、ダート1600ｍ）で復帰する。

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ローブデコルテ、ヴィクトリーが帰厩

	馬インフルエンザ禍のため放牧先からの帰厩が遅れていたローブデコルテ(牝３歳、栗東・松元茂厩舎）が９月５日に、ヴィクトリー（牡３歳、栗東・音無厩舎）が７日に帰厩した。ローブデコルテはローズＳまで10日間しかないため同レースは見送って、10月14日の秋華賞（京都、Jpn１、芝2000ｍ）に直行する予定。ヴィクトリーは９月23日の神戸新聞杯（阪神、Jpn２、芝2400ｍ）から始動する。

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武豊騎手年間100勝、６年連続、通算18度目

	９月９日の阪神競馬第５Ｒ新馬戦でツルマルストームに騎乗して１着となった武豊騎手（38歳、栗東・フリー）が02年以降６年連続、通算18度目のＪＲＡ年間100勝を達成した。今年の年間100勝達成は岩田康誠騎手に続いて２人目。７月21日には2944勝目を挙げて岡部幸雄元騎手の記録を塗り替え、ＪＲＡ最多勝利記録を樹立している。

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作田調教師は200勝

	９月８日の札幌競馬第12Ｒではタイキマーズ（セン６歳）の勝利で作田誠二調教師（58歳、栗東）が96年１月21日の開業以来2183戦目で通算200勝を達成した。06年の東海Ｓを制している。　作田師　馬にプレッシャーが伝わらないよう無心で臨んだところ、いい結果が出ました。１回でも多く出走させ、１回でも多く勝たせたいという思いを持って今後も頑張っていきます。

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加用調教師通算300勝

	９月９日の札幌競馬第１Ｒでマイネルスターリー（牡２歳）が１着となり、加用正調教師（54歳、栗東）がＪＲＡ通算300勝を達成した。94年４月21日の厩舎開業以来3095戦目。重賞では９勝を挙げている。　加用師　ひとつの通過点だと思っています。これからもおごることなく、馬主さんや厩舎スタッフに支えられながら400勝を目指して頑張っていきます。

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内田博騎手、地方競馬通算3000勝

	９月５日の大井競馬第３Ｒでカイジンドーベルに騎乗した内田博幸騎手（37歳、大井・荒井隆厩舎所属）が１着となり、89年４月のデビュー戦以来、16895戦目にして地方競馬通算3000勝を達成した。地方競馬の現役では９人目、歴代では16人目。地方競馬通算2000勝（05年６月８日達成）から２年３カ月での3000勝達成は、佐々木竹見元騎手（日本最多7151勝）の２年９カ月を上回る最速記録。

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秋山真一郎騎手、ＪＲＡ通算500勝

	秋山真一郎騎手（28歳、栗東・フリー）は９月８日の阪神競馬第10Ｒ夙川特別でハーベストシーズンに騎乗して１着となり、97年３月１日にデビューして以来5879戦目でＪＲＡ通算500勝を達成した。中央競馬史上72人目、現役では23人目。ＪＲＡ重賞勝利は今年のフローラＳ（ベッラレイア）など14勝。　秋山騎手　すごく嬉しいです。急遽の乗り替わりでしたが、この馬には去年乗せてもらっているので、今日もいいイメージで騎乗できました。これからも怪我をしないよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。

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池添騎手も札幌でＪＲＡ通算500勝

	９月９日の札幌競馬第12Ｒ北斗賞でタバスコムスメに騎乗し１着となった池添謙一騎手（28歳、栗東・フリー）もＪＲＡ通算500勝を達成した。こちらは5640戦目。重賞ではこれまでに22勝し、うちＧ１では桜花賞、宝塚記念など７勝。　池添騎手　関係者の皆さんに多くの騎乗機会をいただき、レースでは馬に頑張ってもらった結果、達成できた記録だと思います。今後はＧ１や重賞などひとつでも多く勝ち、目立つ存在になれればと思います。ケガをしないよう大切に乗っていきます。応援宜しくお願いします。

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武幸騎手、骨折の疑い

	９月９日の札幌競馬第10Ｒで騎乗していたヴェルトマイスターが発走直後に躓いた際に落馬した武幸四郎騎手（28歳、栗東・フリー）は背部打撲、および肋骨々折の疑いがあるとの診断。

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ユキノサンロイヤル引退、東京競馬場で乗馬に

	05年日経賞に優勝したユキノサンロイヤル（牡10歳、美浦・増沢厩舎）が９月６日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。同馬は今後、東京競馬場で乗馬となる予定。通算成績は72戦８勝。

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WSJS地方代表選定競走は10月の札幌、名古屋で

	12月１、２日に阪神競馬場で行われるワールドスーパージョッキーズシリーズの地方競馬代表騎手を選定するための“スーパージョッキーズトライアル”の実施概要が決まった。東西２つの地方競馬場で各２競走行い、総合ポイント１位の騎手が地方競馬代表騎手としてＪＲＡに推薦するもの。第１、２戦は10月18日(木)の札幌競馬場で、第３、４戦は10月26日(金)の名古屋競馬場で実施される。

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船橋の日本テレビ盃もグレードなし

	９月24日（月・祝）に行われる日本テレビ盃（船橋、ダート1800ｍ）はダートグレード競走として実施せず、南関東所属馬限定の競走として実施されることになった。馬インフルエンザ発生の影響によりＪＲＡ・他地区との馬の移動が制限される状況であり、交流レースとしての実施が困難なため。格付けはJpn２からなしに、１着賞金は4000万円から1200万円に減額となる。同様の理由で９月17日のダービーグランプリ（盛岡）も地元馬限定戦に変更されている。

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新潟県中越沖地震義援金総額は1005万円に

	今回の新潟県中越沖地震により被災された方々を支援するため、７月21日から９月２日の毎開催日に全国の競馬場、ウインズにおいて受け付けてきた義援金の総額が1005万6326円となったことが、ＪＲＡから発表された。この義援金は新潟県災害対策本部に全額寄付される。　上記金額以外に、日本騎手クラブ主催によって７月21日から９月２日の毎開催日に新潟競馬場で行われたチャリティーゼッケン販売の売上金97万4000円、８月25日に新潟競馬場で行われたチャリティーオークションの売上金63万5000円も、日本騎手クラブより義援金として新潟県災害対策本部に寄付される。

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後藤浩騎手が始球式

	９月12日（水）に千葉マリンスタジアムで行われる「千葉ロッテマリーンズVS北海道日本ハムファイターズ」戦で後藤浩輝騎手（33歳、美浦・フリー）が始球式を務めることになった。

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