競馬ブックコーナー

９月１日の出来事

	・ＪＲＡが入退厩を開始、９月４日から限定的に		・“サマー2000”はユメノシルシ優勝
	・ウオッカは秋華賞へ		・ＪＲＡ新理事長に土川健之氏が就任
	・スプリンターズＳ選出馬		・セントウルＳ外国馬なし
	・京都大賞典予備登録馬		・騎手の所属変更
	・盛岡ダービーグランプリ、今年はグレードなし		・発熱馬は減少
	・友道調教師通算100勝		・中村調教師10連続勝利
	・岩田騎手、騎乗停止


ＪＲＡが入退厩を開始、９月４日から限定的に

	ＪＲＡは９月１日、馬インフルエンザ防疫対策として禁じていた牧場からの入退厩を９月４日（火）から、以下の条件付きで開始することを発表した。１.ＪＲＡ施設への入厩（１）開催競馬場及び函館競馬場への入厩は行わない。（２）美浦、栗東トレセンへの入厩を開始（１日に可能な入厩検疫頭数は美浦トレセン60頭、栗東トレセン50頭程度）。２.ＪＲＡ施設からの退厩（１）新潟・小倉競馬場からの直接退厩は８月30日(木)の検査で陰性が確認され、９月４日（火）まで競馬場に滞在して同日朝の検査で陰性ならば退厩が可能。（２）札幌・函館競馬場からの直接退厩はまだ行わない。（３）トレセン在厩馬は陽性馬との接触を避け、検査を行って陰性が確認されれば退厩が可能。　上記により、日の迫ったローズＳ、神戸新聞杯などの前哨戦にも放牧先から帰厩して出走することが可能となった。地方交流競走にはまだ出走できない。。

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“サマー2000”はユメノシルシ優勝

	７月８日の七夕賞からスタートした今年のサマー2000シリーズは９月２日に行われた最終戦・札幌記念で持ち点のないフサイチパンドラ、アグネスアークが１、２着に入ったことにより、第４戦・新潟記念終了時に14点で首位に立ったユメノシルシ（牡５歳、美浦・大久保洋厩舎）が逃げ切る形で優勝を収めた。褒賞金は5000万円。サマージョッキーズシリーズは角田晃一騎手が25点でトップに立っている。

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ウオッカは秋華賞へ

	蹄球炎を発症したため凱旋門賞の出走を断念したウオッカ（牝３歳、栗東・角居厩舎）は栗東トレセンで調整しており、10月14日の秋華賞（京都、JpnＧ１、芝2000ｍ）に出走予定。

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ＪＲＡ新理事長に土川健之氏が就任

	土川健之氏（63歳）が９月１日付で農林水産大臣より日本中央競馬会の新理事長に任命された。高橋政行前理事長は８月31日付で退任となった。土川氏は68年に日本中央競馬会に入会。生え抜きとして初のＪＲＡ理事長となる。　土川ＪＲＡ理事長　中央競馬は、これまでの諸先輩や関係者のご尽力により、数多くのお客さまに親しまれるスポーツエンターテインメントに発展して参りました。現在、ＪＲＡは半世紀余の歴史の中でも特に大きな変革期にございます。こうした中で、理事長職を仰せつかることになりましたが、今後ともお客さまの信頼を第一に、中央競馬の発展に全力を尽くして参りたいと考えております。

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スプリンターズＳ選出馬

	スプリンターズＳ（９月30日、中山、Ｇ１、芝1200ｍ）に英国のベンバウン（セン６歳）が選出されたことが８月29日、ＪＲＡから発表された。同競走の選出馬だったマグナス（牡５歳、豪）は出走を辞退している。

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セントウルＳ外国馬なし

	セントウルＳの選出馬だったマグナスが同競走を辞退した。馬インフルエンザ発生に伴い、ベンバウンも出走を辞退しており、セントウルＳ出走の外国馬はいなくなった。

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京都大賞典予備登録馬

	ＪＲＡは８月30日、京都大賞典（10月７日、京都、Ｇ２、芝2400ｍ）に英国のプレッシング（牡４歳）とスーダン（牡４歳）が予備登録したと発表した。

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騎手の所属変更

	栗東・田島良保厩舎の所属だった北村友一騎手（20歳）が９月１日付でフリーとなった。

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盛岡ダービーグランプリ、今年はグレードなし

	ダート競走格付け委員会は８月31日、岩手競馬が９月17日（月・祝）に予定しているダービーグランプリ（盛岡、ダート2000ｍ）を今年はダートグレード競走として実施せず、地元馬限定競走として行うことを発表した。馬インフルエンザ発生の影響でＪＲＡと他地区の移動ができないため。Jpn１の格付けがなくなり、１着賞金は4000万から600万円に減額される。

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発熱馬は減少

	ＪＲＡが９月１日に発表した発熱状況によると、８月31日の発熱馬は美浦トレセンで１頭、栗東トレセンで１頭。ＪＲＡは発熱馬に対して簡易検査を行っているが、27日以降は陽性馬は出ておらず、馬インフルエンザは沈静化の方向に向かっていることが窺われる。ピークだった８月18日の発熱馬は美浦25頭、栗東41頭、札幌17頭、函館７頭、小倉６頭（うち陽性馬は38頭）。

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友道調教師通算100勝

	９月１日の小倉競馬第３Ｒ障害未勝利戦でジャイアンツエール（牡５歳）が１着となり、友道康夫調教師（44歳、栗東）が02年11月21日の開業以来828戦目にしてＪＲＡ通算100勝を達成した。重賞は06年鳴尾記念（サクラメガワンダー）、05年朝日ＣＣ（ワンモアチャッター）、ラジオたんぱ杯２歳Ｓ（サクラメガワンダー）の３勝。　友道師　100勝は意識していませんでした。いろんな方のおかげで、ここまでこられました。これからも馬主やファンの皆様の期待に応えていきたいです。

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中村調教師10連続勝利

	中村均調教師（58歳、栗東）は９月１日の新潟競馬第12Ｒ瓢湖特別をマイネアプレイザー(牝３歳)で制し、ＪＲＡ10週連続勝利を達成した。橋口弘次郎、安田隆行、角居勝彦、池江泰郎調教師に続いて史上５人目。

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岩田騎手、騎乗停止

	岩田康誠騎手（33歳、栗東・フリー）は９月１日の札幌競馬第10Ｒで２位に入線したものの、最後の直線で他馬の進路を妨害したため14着に降着となり、９月８日から16日まで（開催日４日間）騎乗停止となった。

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