1１月13日、2003年度のＪＰＮクラシフィケーションがＪＲＡから発表された。これは昨年度末に香港で開催されたインターナショナル・クラシフィケーション会議、およびＪＲＡハンデキャッパーとＮＡＲレーティング担当者による協議を経て決定したもの。格付けの対象となるのは平成15年１月１日〜12月31日の期間に、海外および日本の競走に出走し100ポンド以上の評価を得た日本調教馬、および日本の競走でその馬のベストの評価を得た外国馬。本年からは、「国際」競走への出走がなくても、そのレーティングが自動的にインターナショナルクラシフィケーションにも掲載されるようになっている。
　トップは有馬記念のシンボリクリスエスの“124”で、ジャパンＣのタップダンスシチー“123”を上回った。長距離部門に比べると比較上マイルは高いレーティングを得て、デュランダルが“120”となっている。

　17日（土）の京都競馬第12Ｒでローズボーに騎乗して１位入線した安藤勝己騎手（43歳、栗東・フリー）は発走後まもなく内側に斜行して他馬の進路を妨害したとして失格となり、１月24日から２月８日（開催日６日間）まで騎乗停止となった。

　３月27日にＵＡＥのナドアルシバ競馬場で行われるドバイワールドカップ諸競走へ登録した日本馬が14日、ＪＲＡから発表になった。各レースの登録馬は次の通り。
◆ドバイワールドＣ（４歳以上、Ｇ１、ダート2000ｍ）…サイレントディール、ユートピア、スターキングマン、アドマイヤドン、ローエングリン、リージェントブラフ、ハギノハイグレイド
◆ドバイデューティフリー（４歳以上、Ｇ１、芝1777ｍ）…サイレントディール、トーセンダンディ、アグネスソニック
◆ドバイシーマクラシック（４歳以上、Ｇ１、芝2400ｍ）…サイレントディール、ネオユニヴァース、ザッツザプレンティ
◆ドバイゴールデンシャヒーン（３歳以上、Ｇ１、ダート1200ｍ）…ノボジャック、ノボトゥルー、マイネルセレクト
◆ＵＡＥダービー（３歳、Ｇ２、ダート1800ｍ）…アドマイヤホープ、ネゴシエーター、キングカメハメハ、ブラックコンドル
◆ゴドルフィンマイル（４歳以上、Ｇ２、ダート1600ｍ）…ユートピア、テレグノシス、ローエングリン、ノボトゥルー、エコルプレイス

　コイントスに騎乗して３着となった一昨年の有馬記念以来、長期休養に入っていた岡部幸雄騎手（55歳、美浦・フリー）が、今週の25日（日）中山競馬８日目から戦列に復帰することになった。復帰初日に騎乗が予定されているのは、現在のところ８−７Ｒ４歳上500万下でのウインラシェーナ（牝５歳、美浦・伊藤正厩舎）と、８−９Ｒ３歳500万下、若竹賞でのダンスインザムード（牝３歳、美浦・藤沢和厩舎）の２頭。

　短期騎手免許を取得して、昨年暮れから日本で騎乗中のルカ・デマリア騎手（33歳、伊）が、17日の中山競馬第５Ｒ障害未勝利戦のスペキュレーションで１着となり、４戦目でＪＲＡ初勝利を挙げた。
　デマリア騎手　とても嬉しいです。調教から乗っていて、飛越も上手で期待していました。お世話になっている坂本調教師の馬で初勝利を挙げることができて良かったと思います。これからも頑張ります。

　２月３日に川崎競馬場で行われる「第２回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ」に出場する騎手が13日、決まった。ＪＲＡからは武豊騎手（34歳、栗東・フリー）と柴田善臣騎手（37歳、美浦・フリー）が参加する。両騎手とも昨年に続いて２回目になる。

　１月17日〜２月16日の短期免許を取得したアンドレアス・スボリッチ騎手（32歳、独）が18日の京都競馬第１ＲのホットテーブルでＪＲＡ初勝利を挙げた。短期免許取得以来８戦目。
　スボリッチ騎手　日本のレースはレベルが高いので、勝つことができて大変うれしいです。日本には素晴らしいジョッキーといい馬が揃っており、日本での騎乗は自分にとって大きなステップアップになると思うので、これからも頑張りたい。

　17日の京都５日目、小倉初日は降雪のため、発走時刻を１時間繰り下げて開催された。京都は芝の外回りコースが閉鎖となり、第５Ｒの新馬戦は外・芝1800ｍを内・芝1600ｍに変更して行なわれた。