10月25日、米国カリフォルニア州サンタアニタ競馬場で第20回ブリーダーズＣが行われた。メインのクラシックはスタートして後方に控えたプレザントリーパーフェクト（牡５歳、父プレザントコロニー）が向正面から漸進、４コーナーで好位に取りつき、先に抜け出した１番人気のメダーリアドーロを交わして快勝、１着賞金208万ドルを獲得した。
　ターフは３頭がゴールで横一線となる大激戦。前年の覇者ハイシャパラル（牡４歳、父サドラーズウェルズ）とジョハル（牡４歳、父ゴーンウェスト）が同着で優勝を分け合い、アタマ差の３着にファルブラヴが入った。なお、クラシックのプレザントリーパーフェクトとターフのジョハルを管理するR.マンデラ調教師は、他にもジュヴェナイルフィリーズをハーフブライドルド（牝２歳、父アンブライドルド）で、ジュヴェナイルをアクションディスデイ（牡２歳、父クリスエス）で制し、ＢＣ１日４勝の快挙を達成した。
　その他、ディスタフはアドレーション、マイルはシックスパーフェクションズ、スプリントはケージャンビート、フィリー＆メアターフはイズリングトンが制している。

　ＪＲＡは24日、第23回ジャパンＣ（11月30日、東京、Ｇ１、芝2400ｍ）、第４回ジャパンＣダート（11月29日、東京、Ｇ１、ダート2100ｍ）、キャピタルＳ（11月30日、東京、芝1600ｍ）の外国選出馬を発表した。選出馬は次の通り。
◆ジャパンＣ　〈欧州〉マブタカー、ファルブラヴ、スラマニ、ハイシャパラル、アンジュガブリエル、イズリントン、ヴィニーロー、カイエター〈北米〉ストーミングホーム、デノン
◆ジャパンＣダート　〈欧州〉ホールドザットタイガー〈北米〉メダグリアドーロ、ヴォルポニ、オウタヒア、デザインドフォーラック、イヴニングアタイア、プレザントリーパーフェクト、スカイジャック
◆キャピタルＳ　〈欧州〉ファイヤブレイク、トゥスール、スペシャルカルドゥーン

　ＪＲＡは24日、エリザベス女王杯（11月16日、京都、Ｇ１、芝2200ｍ）、マイルチャンピオンシップ（11月23日、京都、Ｇ１、芝1600ｍ）の外国選出馬を発表した。
◆エリザベス女王杯　〈欧州〉イエスタデイ、アナマリー、タイガーテイル、メールドコライユ
◆マイルCＳ　〈欧州〉トゥスール、スタチューオブリバティー、ホールドザットタイガー、リフューズトゥーベンド、スペシャルカルドゥーン、メイドンタワー

　フランスのオリビエ・ペリエ騎手（30歳）が短期騎手免許を取得し、先週から日本での騎乗を開始した。有効期間は10月25日から11月24日まで。身元引受人は美浦の藤沢和雄調教師と馬主の駒井孝男氏。

　ＪＲＡはネオユニヴァースとのコンビで皐月賞、ダービーを制したミルコ・デムーロ騎手（イタリア所属、24歳）に対し、菊花賞当日の10月26日の免許を交付した。これは、同じ年に同じ馬でＪＲＡＧ１を２勝以上した外国人騎手に、特別措置として交付される免許。