昨年のジャパンC2着馬で、6月29日の宝塚記念(阪神、G1、芝2200m)への参戦を表明していたサラファン(セン6歳、アメリカ)の関係者が出走辞退を表明したことが12日、JRAの発表で明らかとなった。JRAは出走意思を表明したファルブラヴ(昨年のジャパンC優勝、牡5歳、イギリス)を改めて選出したが、同馬は現地18日、イギリスのアスコット競馬場で行なわれるプリンスオブウェールズSにも登録しており、最終的な出否の決定は16日以降になる模様。宝塚記念に参戦する場合は6月19日の16時55分に成田空港に到着予定。検疫のため競馬学校(白井)に移動して、25日に阪神競馬場に入厩する。
02年の高松宮記念などに優勝し、芝スプリント路線で活躍してきたショウナンカンプ(牡5歳、美浦・大久保洋厩舎)は、右前浅屈腱炎が判明したため、現役引退が決まった(登録抹消日は未定)。今後は北海道静内のレックススタッドで種牡馬となる予定。同馬はJRA通算18戦8勝(他に海外1戦0勝)。02年高松宮記念G1、02年スワンSG2、03年阪急杯G3で重賞勝ちを収めた。
2000年の青葉賞(G3)を制したカーネギーダイアン(牡6歳、栗東・松田博厩舎)が11日付でJRAの馬名登録を抹消された。通算成績は10戦3勝。引退後はヤマハリゾートつま恋倶楽部で乗馬として繋養される。
JRAは12日、米国のケント・デザーモ騎手(33歳)に平成15年6月14日から同7月13日まで有効の短期騎手免許を交付した。身元引受調教師は藤沢和雄調教師(美浦)、身元引受馬主は駒井孝男氏。
14日の東京第7Rでダミアン・オリヴァー騎手(30歳)は、他馬の進路を妨害したため、2位から11着に降着。6月21日から7月6日(開催6日間)まで騎乗停止となった。
15日(日)の中京競馬第2Rでシージョリー(牡3歳)が1着となり、野村彰彦調教師(59歳、栗東)が87年3月1日の厩舎開業以来、3667戦目にしてJRA通算300勝を達成した。JRA重賞勝利は18勝。このなかには97年の桜花賞(キョウエイマーチ)が含まれている。
野村師 これまでお世話になった馬主さん、そして、いつも頑張ってくれている厩舎スタッフのおかげです。300勝は通過点に過ぎませんので、今後も勝ち星を積み重ねていけるよう努力していきたいです。
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