JRAは2月4日及び5日、裁定委員会を開催し、2回中山競馬初日第1Rにおけるガバナーカシマサン号の失格、及び蛯名正義騎手に対する6日間の騎乗停止制裁の取消を求めた高市圭二調教師、蛯名正義騎手からの不服申立てについて審査を行なった。裁定委員会は、当該裁決に係った裁決委員から意見を聴取すると同時に、当該レースの走行状況を録画したVTRを検証した結果、ガバナーカシマサン号が発走後まもなく内側に斜行した行為は失格事由に相当し、それに伴う蛯名正義騎手への制裁は平成15年2月8日から同2月23日までの騎乗停止が相当と判断。高市調教師と蛯名騎手が提起した不服申立てを棄却する裁定を下した。
なお、裁定委員会の結論に不服な場合、JRA所属騎手は行政不服審査法に基づき、JRA外部の有識者などで構成する日本中央競馬会審査会に上訴することができる。
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