台風15号の直撃はどうにか免れたものの、AM6:00頃の福岡、北九州地区には暴風波浪警報が発せられており、安全な競馬の施行に重大な支障があるとの判断から開催中止に到った。以前ならこのケースでの代替競馬は、出馬投票のやり直しが行われている。そのことで新聞も再発行してきた。嵐の中や、交通混乱下で身に危険を感じながらも売店まで新聞を配達してきたパートの人には大変なご苦労をかけている。中止になった日の新聞(専門紙)を所持しているファンにすれば、これをどうしてくれるのかとの問い合わせがその都度多数寄せられていた。売店との問題もあって、交換は当該出版社が指定した場所へ持ち込まれた物に限り行われているが、何かとトラブルは派生している。
今回は、開催中止のお知らせと同時に、早々に出馬投票のやり直しはしないまま施行いたしますとの発表がJRAからなされていたし、テレビ、ラジオを介しても「7日目の新聞は再利用が可能である」と抜かりなく広報活動をやってきたことにより、その面での混乱がほとんどなかったのは不幸中の幸い。旧の出馬が載った新聞を基にして買っていたがために、実質的には的中していた馬券が、枠や馬番が変更されたことで不的中。といったような泣くに泣けない事態もなくてすんだのは喜ばしいことで、ホッと安堵した次第。これが前例となり、中止、延期に際しての出馬投票のやり直しは、全面的に避けられる方向に持って行かれることを期待したい。
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