今年の日本ダービーを制覇したタニノギムレット(牡3歳、栗東・松田国厩舎)が左前浅屈腱炎を発症したことが4日、明らかとなった。少なくとも6カ月以上の休養が必要との診断で、5日、谷水雄三オーナーが同馬の引退、種牡馬入りを発表した。繋養先は北海道早来の社台スタリオンステーション、13億2000万円(1株2200万円×60口)のシンジケートが組まれる。通算成績は8戦5勝。日本ダービーの他にスプリングS(G2)、シンザン記念、アーリントンC(G3)の重賞を制した。血統は父ブライアンズタイム、母タニノクリスタル、母の父はクリスタルパレス。11日(水)午前9時に栗東を出発、山元トレセンを経由して社台SSに向かう。
松田国師 調教師として、ファンの方々に夢を持ってもらえる馬を育ててきたつもりですが、私自身も、ギムレットがダービーに優勝してから、この引退発表に至るまで、夢を見ているような心境です。彼のいいところを産駒が受け継ぎ、大舞台で活躍することを望んでいます。
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