骨盤骨折の重傷を負って戦列を離れていた武豊騎手(33歳、栗東・フリー)が今週の京都競馬でカムバックする。4月20日(土)の初日メイン・オーストラリアTではダイタクバートラムに、2日目メインのアンタレスSではハギノハイグレイドに騎乗予定。武騎手は2月24日の中山競馬第3Rで落馬して骨盤を骨折、全治3〜6カ月と診断されたが、3月27日に退院してリハビリを続け、10日から調教での騎乗を開始していた。
14日の阪神競馬第5Rでカルストンハードオに騎乗して1着となった岡冨俊一騎手(40歳、栗東・田所清厩舎所属)が障害通算100勝を達成した(障害887戦目)。同騎手は82年3月6日にデビュー。重賞勝利は84年のオークス(G1)など13勝。
14日の中山競馬第5Rでクロウトに騎乗して1着となった二本柳壮騎手(21歳、美浦・鈴木康厩舎所属)は、1422戦目でJRA通算100勝を達成した。初勝利は1999年4月11日、3回中山競馬6日目第2Rでのアートフューチャー(32戦目)。
星野忍調教師(51歳、美浦)は11日午前7時15分頃、美浦トレセン南馬場の出口付近で管理馬に腹部を蹴られて負傷し、直ちに茨城県阿見町の病院に運ばれた。診断では、命に別状はないものの、肝臓損傷の疑いがあって1カ月ほどの安静が必要とのこと。
吉永護騎手(28歳、美浦・元石厩舎所属)が11日、JRAに海外出張届けを提出した。期間は平成14年4月15日(月)〜同6月9日(日)。遠征先はオーストラリア。現地での騎乗については未定。
オードマピゲ・クイーンエリザベス2世Cに出走するアグネスデジタル(牡5歳、栗東・白井厩舎)が11日午後5時、ドバイから香港入りした。12日は休養し、13日には角馬場とダートコースで運動を行なっている。
9日に美浦の検疫厩舎に入り、4月21日(日)のオードマピゲ・クイーンエリザベス2世C(G1、香港・シャティン競馬場、芝2000m)に向けて調整しているエイシンプレストン(牡5歳、栗東・北橋厩舎)は順調な様子。12日、JRAを通じて関係者のコメントが発表された。
藤原助手 ウッドチップコースで終いを伸ばす予定通りの調教ができた。動きは良かったと思う。環境にも慣れたようだし、カイバ食いも良くなった。
アグネスデジタル、エイシンプレストンが参戦する4月21日(日)のオードマピゲ・クイーンエリザベス2世C(G1、香港・シャティン競馬場、芝2000m)はラジオたんぱ放送、グリーンチャンネルで実況中継されます。放送時間は17時00分〜18時00分の予定。
5月11日(土)にシンガポールのクランジ競馬場で行なわれる国際競走に、日本からエアシャカール(牡5歳、栗東・森厩舎)、エアトゥーレ(牝5歳、同)の2頭が選出された。登録しているレースは以下の通り。参加の意思は確認中。
◆シンガポール・エアライン・インターナショナル・カップ競走(ワールドシリーズ第3戦、G1、芝2000m)……エアシャカール ◆シンガポール・エアライン・クリスフライヤー・スプリント競走(G3、芝1200m)……エアトゥーレ
4月13日、米国アケダクト競馬場のウッドメモリアルS(G1、ダート9ハロン)に出走した日本産馬サンデーブレーク(牡3歳)は、勝ち馬ブッダからアタマ+1/2馬身差の3着に入った。
JRAは11日、平成14年度顕彰馬選出記者投票の結果を発表したが、選考基準を満たす馬がいなかったことから(競馬記者137名が投票、投票者数の4分の3以上の得票が必要、今回の場合は103票以上)、顕彰馬選出は見送られた。得票数上位は(1)エルコンドルパサー65票(2)タケシバオー46票(3)スペシャルウィーク31票(4)グラスワンダー19票(5)トウメイ8票。