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◆ Topics

ストリートクライがワールドC制す
ミレニアムバイオ、次走はマイラーズC
キタサンヒボタン屈腱炎判明、桜花賞断念
トミケンクラウンは剥離骨折で戦線離脱
鶴留調教師通算400勝
村山騎手は通算200勝
ダイヤモンドビコー、次走は京王杯SC
ストリートクライがワールドC制す
 -日本勢は振るわずブロードアピールの5着が最高

 3月23日、アラブ首長国連邦ドバイのナドアルシバ競馬場で世界最高の総賞金600万をかけて争われた第7回ドバイワールドCは、好位を進んだゴドルフィン所属のストリートクライが最終コーナーを回って直線に向くと内ラチ沿いから一気に突き抜け、そのまま独走でゴール、大舞台で初G1を制した。ベイリー騎手はシガー、シングスピール、キャプテンスティーヴに続いてこのレース4勝目。2着には後方から追い込んだサウジアラビアのセイミ。大本命視された昨年の“世界最強馬”サキーは行きっぷりが悪く、直線もジリジリと伸びたものの3着確保が精一杯。アグネスデジタルは序盤こそ好位につけたが、手応えに余裕がなく徐々にポジションを下げ、最後は盛り返したものの6着止まりだった。トゥザヴィクトリーは2番手を進んだが、直線に向くと早々に手応えをなくし、しんがりに敗れた。日本勢は「正直いって、もう2、3日あれば……」という白井調教師のコメントが示すように、香港での飛行機の乗り継ぎで9時間待たされたことなどから、万全の体調には戻り切っていなかったようだ。

 なおサポートレースに出走した日本馬は、ドバイゴールデンシャヒーンG1(直線ダート1200m)のブロードアピールが中団から伸びたものの5着、ドバイシーマクラシックG1(芝2400m)のホットシークレットは先手を取れず、後方から7着まで押し上げるのが精一杯だった。

ドバイワールドC(G1) ダ2000m
1着 ストリートクライ ベイリー 2.01.18
2着 セイミ ヴェレス 4 1/4
3着 サキー デット−リ 4 1/4
6着 アグネスデジタル 四位 ※16 1/4
11着 トゥザヴィクトリー ペリエ ※33

※勝ち馬からの着差
ミレニアムバイオ、次走はマイラーズC

 東風Sを制してマイル5勝目をマークするとともにオープン初勝利を飾ったミレニアムバイオ(牡4歳、栗東・領家厩舎)は4月13日のマイラーズC(阪神、G2、芝1600m)で初の重賞タイトルを狙う。

キタサンヒボタン屈腱炎判明、桜花賞断念

 今年の始動レースとなったフィリーズRで3着したキタサンヒボタン(牝3歳、栗東・須貝厩舎)が右前浅屈腱炎を発症いていることが20日、JRAの発表により明らかとなった。9カ月以上の休養を要するとの診断で、桜花賞、オークスへの出走は絶望となった。

トミケンクラウンは剥離骨折で戦線離脱

 アネモネSで2着に入線して桜花賞への切符を手にしたトミケンクラウン(牝3歳、栗東・藤原英厩舎)はレース後に右前指骨剥離骨折が判明したため、桜花賞を断念して放牧に出された。全治3カ月の診断。

鶴留調教師通算400勝

 23日の中京競馬第11Rでアサカディフィート(セン4歳、栗東・鶴留厩舎)が1着となり、78年7月1日に開業した鶴留明雄調教師(60歳、栗東)が4551戦目でJRA通算400勝を達成した。現役36人目。JRA重賞勝利は18勝。この中には、85年のエリザベス女王杯(リワードウイング)、91年の桜花賞(シスタートウショウ)、94年のオークス(チョウカイキャロル)、95年のダービー(タヤスツヨシ)のG1勝利が含まれている。

村山騎手は通算200勝

 23日の中京競馬第4Rでナリタヘリオスに騎乗して1着となった村山明騎手(30歳、栗東・松田国厩舎所属)が90年3月3日の初騎乗以来、2878戦目でJRA通算200勝を達成した。主な勝ち鞍は94年の中京障害S(秋)、2000年の武蔵野S(G3)。

村山騎手 いろいろ失敗もありましたが、たくさんの関係者の方々のおかげでここまでくることができました。これからもひとつずつ、精一杯の騎乗を心がけて頑張っていきます。

ダイヤモンドビコー、次走は京王杯SC

 中山牝馬S勝ち馬ダイヤモンドビコー(牝4歳、美浦・藤沢和厩舎)の次走は、5月12日の京王杯スプリングC(東京、G2、芝1400m)の予定。また、脚部不安でスプリングSを回避したマチカネアカツキ(牡3歳、美浦・藤沢和厩舎)だが、幸いにも症状は軽く、先週から運動を再開している。


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