3月23日、アラブ首長国連邦ドバイのナドアルシバ競馬場で世界最高の総賞金600万をかけて争われた第7回ドバイワールドCは、好位を進んだゴドルフィン所属のストリートクライが最終コーナーを回って直線に向くと内ラチ沿いから一気に突き抜け、そのまま独走でゴール、大舞台で初G1を制した。ベイリー騎手はシガー、シングスピール、キャプテンスティーヴに続いてこのレース4勝目。2着には後方から追い込んだサウジアラビアのセイミ。大本命視された昨年の“世界最強馬”サキーは行きっぷりが悪く、直線もジリジリと伸びたものの3着確保が精一杯。アグネスデジタルは序盤こそ好位につけたが、手応えに余裕がなく徐々にポジションを下げ、最後は盛り返したものの6着止まりだった。トゥザヴィクトリーは2番手を進んだが、直線に向くと早々に手応えをなくし、しんがりに敗れた。日本勢は「正直いって、もう2、3日あれば……」という白井調教師のコメントが示すように、香港での飛行機の乗り継ぎで9時間待たされたことなどから、万全の体調には戻り切っていなかったようだ。
なおサポートレースに出走した日本馬は、ドバイゴールデンシャヒーンG1(直線ダート1200m)のブロードアピールが中団から伸びたものの5着、ドバイシーマクラシックG1(芝2400m)のホットシークレットは先手を取れず、後方から7着まで押し上げるのが精一杯だった。
ドバイワールドC(G1) ダ2000m |
1着 |
ストリートクライ |
ベイリー |
2.01.18 |
2着 |
セイミ |
ヴェレス |
4 1/4 |
3着 |
サキー |
デット−リ |
4 1/4 |
6着 |
アグネスデジタル |
四位 |
※16 1/4 |
11着 |
トゥザヴィクトリー |
ペリエ |
※33 |
※勝ち馬からの着差 |