違う心持ちで 迎える6、7月
まだ安田記念と宝塚記念が残っているものの、ダービーが終わったことで上半期の競馬はひと区切りついた印象。今週からは新馬戦が始まり、4歳馬は賞金が半分になって降級。夏競馬のスタートということになる。 例年だとこの時期は函館出張を目前に控え、不安とちょっとばかしの期待でソワソワする季節。追い日の朝の仕事場も、採時練習のため、いつもの坂路からコースの方に場所を替えていた。 ただ、今年は北海道出張が半分になり、函館は若手の丹羽TMが担当することに。函館の知り合いに会えないのと、馴染みの店や函館山に行けないのは残念だが、仕事のプレッシャーを感じずに済んでいる点では、正直助かっている部分もある。 昨年までは今週から当日版の予想欄も名前が消滅していたが、今年は中京終了時まではラジオ放送とともに、しっかりと担当。函館開催中は西と北の2場分、印を打つことになる。また、一時期なくなっていた欄外の推奨馬コーナーも復活。的中は簡単ではないかもしれないが、3連単縛りでやってみることにしたので、参考にしていただければと思う。 ということで、宝塚記念も4年ぶりの生観戦ということに。有力馬の回避が伝えられており、このままでいくとキタサンブラックの1強ムードだが、興奮が味わえるのは悪くない。阪神のGTは帰りの道路が混むのが難点ではあるが……。 阪神が終われば7月は、これも4年ぶりの参戦となる表開催の中京。土曜日に一泊できるようなら楽しみと言えるのだが、土曜朝に調教取材があるため、残念ながら自分は日曜のみの日帰り出張。これはちょっと味気ない。宿代は自腹になるが、こっそり前乗りでもしてみようか。 これが終わると札幌へ旅立ち、いよいよ6週間の滞在出張。ただ、感覚としてはかなり先なので、気持ちの面でもまだピリついた部分はない。中京の真ん中あたりから、徐々にプレッシャーを感じ出すのだろうか。 焼けつくような暑さの、関西の夏を経験するのも久しぶり。最上階だった分、上からも熱を受けてエゲつない暑さになっていた前の家と違い、新居は4階建ての2階。窓を開ければ風通しも良く、夏季の過ごしやすさは感じる。夏バテの心配もなさそうなので、札幌開幕に向けて体力を温存しておきたい。 栗東編集局 青木行雄
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