札幌出張を 振り返る
既に秋競馬2週目なので、ネタとしては少々古くなってしまうが、栗東に戻ってきてからは荷物の整理やら何やらで、特にこれといった面白出来事もなかったので、やはり北海道出張の話を。
前回のトレセン通信では函館滞在中のことを書いたので、今回は札幌編。過去2年と今年で違ったことと言えば、提携会社である研究ニュースの関西TMが開催替わりのタイミングで交代した点。
これによって自分は函館から札幌まで会社の車を運ぶという新たな仕事が出来た。運転は好きなのでちょっと楽しみにしていた部分もあったのだが、早い段階から高速に乗ってしまったのが失敗。山ばかりの単調な景色が続き、海岸沿いを走る一般道を選ぶべきだったと後悔することに。
札幌出張も3年目とあり、どこに何があるかぐらいは把握できており、日常生活に関して戸惑ったりすることはまったくなし。ただ、ホテルの部屋にハウスダスト的なものがあったのだろうか、後半はやたらと咳が出て悩まされた。早目に対策をということで札幌では初めての病院も経験したが、特に風邪というわけでもなく、ハッキリとしたことは分からず。関西に戻ってからは咳も治まったので、まあ良かったが。
今年の札幌は自社、及び他社のTMさんと食事に行くことが本当に少なかった。過去2年、行動を共にすることが多かった研究ニュース社のTMが、函館終了とともに小倉へ移動してしまったのが大きな要因だろう。ただ、よく考えれば自分ももう47歳で、出張しているメンバーの中でもかなり年は上な方。こっちから「行こうぜ」くらいのことを言わねばならないのだろうが、どうしてもそのあたりの積極性がなく…。
ただ、一般の方との交流は結構あり、函館の居酒屋で知り合った札幌在住の方たちとは、札幌で2回も食事することができた。実現はしなかったが、誕生日をお祝いしてくださる計画もあったとかで、それを聞いた時は泣けてくるくらいに嬉しかった。この方たちとは今後も末永くお付き合いできそう。あと、立ち飲み屋で出会った大阪の方もひょっとしたら、関西で再会できそうな雰囲気。
あとはもう、すすきのの例の店。アイドルグループの「ももいろクローバーZ」をフィーチャーしたバーで、過去2年と同様、今年も13回足を運んだ。ホテルの目の前にある居酒屋とこの店は、札幌に行ったら自分が帰れる場所といった感じ。たったの3年でこういう場所ができたのは嬉しい限り。1年でも長く店が続くことを祈りたい。
TMとの交流が少なかった分、ちょっと淋しさも感じていた札幌出張だが、最後の週はゴルフに行けたし、土曜日のラストナイトは例の店でひとりで飲んでいたところ、他社TMが食事会終わりでフラリと立ち寄ってくれ、1時間ほどではあるが一緒に飲むこともできた。フェリーで移動した新潟では、たまたま新潟に来ていた例の店の従業員と合流することができ、楽しいひと時を過ごせた。終わり良ければ何とやらといった感じで、満足感を胸に栗東に帰ってくることができた。
自分の中では今回で一応ひと区切り。来年以降は若手にバトンタッチをと考えていたりするのだが、いざ北海道出張がなくなります、となったら6月上旬あたりに心にポッカリと穴が開きそう。プレッシャーがなくなるのは嬉しいが、淋しさも相当あるのだろうなと想像したりしています。
栗東編集局 青木行雄
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