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『トライアルが華やかだった頃』

26・27日号　発売中

	第74 代皐月賞馬イスラボニータ

混戦を断ったイスラボニータ

第74回皐月賞を制す、アンタレスＳはナムラビクター、中山グランドジャンプはアポロマーベリック

　牡馬クラシックの第１関門・皐月賞は単勝オッズひと桁が５頭にもなる混戦と見られたが、直線で確かな主役として抜け出してきたのは２番人気のイスラボニータだった。ここまで東京、新潟の左回りだけでしか出走がなく、右回りは初めてだったが、中団をスムーズに追走すると直線では鮮やかな脚で抜け出した。ハープスターの２着に敗れた新潟２歳Ｓ以外は完璧な成績で牡馬戦線のトップに立ったことになる。父のフジキセキにとっても最初のクラシック制覇となった。アンタレスＳはナムラビクター、中山グランドジャンプはアポロマーベリックが制した。今週はマイラーズＣ、フローラＳ、福島牝馬Ｓ。