小回りの 中京・最終日
3月20日の中京競馬第1Rでバイブレイションズが1着となり、蛯名正義騎手(41歳、美浦・フリー)は中央競馬史上7人目、現役で4人目となるJRA通算1800勝を達成した。14395戦目。JRA重賞では88勝、うちG1・Jpn1で14勝。 蛯名騎手 よくここまで来たなという感じです。私よりも多く勝っている騎手が上にいますし、若い騎手も後ろから追いかけてきていますから、まだまだ頑張らねばと思っています。いつも競馬というスポーツを応援していただきありがとうございます。これからも一つ一つ頑張って、競馬を盛り上げていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
高松宮記念に出走を予定していた香港のセイクリッドキングダム(セン7歳)、ウルトラファンタジー(セン8歳)が出走を辞退した。2頭は先週18日に来日する予定だったが、香港国際空港でセイクリッドキングダムに疝痛の症状が認められたため、同厩舎のウルトラファンタジーともども来日をキャンセルし、高松宮記念出走も辞退した。
5月16日にシンガポールのクランジ競馬場で行われる国際競走に選出されたJRA所属馬が発表された。関係者は招待を受諾している。 キャプテントゥーレ(牡5歳、栗東・森厩舎) ヤマニンキングリー(牡5歳、栗東・河内厩舎)
5月2日に行われる天皇賞・春(G1、京都、芝3200メートル)に予備登録した外国馬がJRAから発表された。予備登録馬は次の2頭。 マスタリー(牡4歳、英)09年英セントレジャー1着 エルドラード(セン6歳、星)08、09年シンガポールGC1着
藤田伸二騎手(38歳、栗東・フリー)がJRAに海外渡航届を提出した。渡航先はドバイ。期間は3月24日から29日。ドバイゴールデンシャヒーンでローレルゲレイロ騎乗のため。
中山グランドジャンプに出走を予定しているペンティフィック(セン7歳、豪)が3月17日6時9分、帯同馬ガリレオフィガロとともにCX006便で成田に到着した。メルボルンからの輸送時間はおよそ18時間。同馬はその後、輸入検疫のために競馬学校国際厩舎に入厩している。
JRAは3月19日、国際交流競走における褒賞金交付対象馬の見直しを発表した。見直し内容は次の通りだが、エリザベス女王杯については前年のままとなっている。 ◆ジャパンCの見直し ドバイワールドCの優勝馬と2着馬、インターナショナルSおよびサンクルー大賞の優勝馬が3着までに入線した場合、褒賞金を交付。ただし、ドバイシーマクラシックの優勝馬が3着までに入線した場合の交付金は減額、2着馬については褒賞金を交付しない。 ◆マイルCSの見直し セントジェームズパレスSおよびサンチャリオットSの優勝馬が3着までに入線した場合、褒賞金を交付。なお、ロッキンジSは対象から除外に。 ◆ジャパンC、ジャパンCダート共通の見直し 前年度の指定外国競走優勝馬は交付対象から除外。
ホッカイドウ競馬所属のコスモバルク(牡9歳、田部厩舎)はアイルランドへの移籍を予定していたが、左後肢剥離骨折が判明したため、現役を引退することになった。通算成績は48戦10勝(うち地方、海外は13戦6勝)。3歳秋にJRAに挑戦して百日草特別を制すとその後、ラジオたんぱ杯2歳S、弥生賞も連勝。皐月賞では1番人気に支持され、2着入線した。重賞は上記の他に04年セントライト記念(G2)、06年シンガポール航空国際C(G1)で勝利を挙げ、04年にはジャパンCで2着。地方、中央、海外で息の長い活躍を続けた。今後は北海道新冠町のビッグレッドファーム明和で功労馬として余生を過ごす。
丸田恭介騎手は3月20日の中京競馬第4Rで4位入線を果たしたが、最後の直線で急に外に斜行して他馬の走行を妨害したとして失格となり、3月27日から4月4日まで開催日4日間の騎乗停止処分を受けた。更に、2位で入線した第10Rでも内斜行で他馬の走行を妨害して8着降着。同様の走行妨害の繰り返しで重大な過失があると認められ、4月5日から25日まで開催日6日間の騎乗停止となった。また、20日の阪神競馬第2Rでは鷹野宏史騎手が、中山競馬第4Rで加藤士津八騎手が騎乗停止処分(鷹野、加藤士騎手ともに3月27日から4月4日まで開催日4日間)を受けている。
08年、09年度のJRA賞年度代表馬に選出されたウオッカ(牝6歳、栗東・角居厩舎)が3月18日付で競走馬登録を抹消した。今後はアイルランドで繁殖入りする。JRA通算成績は22戦10勝、海外通算成績4戦0勝。重賞は8勝。G1級では06年阪神JF、07年東京優駿、08年安田記念、天皇賞・秋、09年ヴィクトリアマイル、安田記念、ジャパンカップを制した。
09年の京成杯AH(G3)の勝ち馬ザレマ(牝6歳、栗東・音無厩舎)は3月17日付でJRAの競走馬登録を抹消された。今後は繁殖馬となる予定だが行き先は未定。JRA通算成績33戦4勝、重賞は上記の1勝。
JRAは3月20日、4月上旬から着工する中京競馬場改修工事の概要を発表した。1周距離が芝コースは1600メートル→1705メートル、ダートコースは1417メートル→1530メートルに拡張。芝の最後の直線の勾配は中山(2.3%)に次ぐ急坂の2.0%となり、ダートの最後の直線は東京(501.6メートル)に次ぐ西日本最長の410.7メートルとなる。改修後の距離は芝が1200メートル、1400メートル、1600メートル、2000メートル、2200メートル、3000メートル。ダートは1200メートル、1400メートル、1800メートル、1900メートル、2500メートル。竣工は2012年1月15日。