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「競馬ブック・スタッフブログ『ブックログ』がスタートしました。競馬ブック編集局のスタッフが、競馬に関する話題、サークル内の人間模様、東西編集局内の様子などを日記仕立てで楽しく皆様にお届けします」
上記のなんとも掴みどころのないキャッチフレーズ(考案者は私)とともに9月6日から競馬ブックのブログがスタート。4週間が経過した。基本的には競馬ファンと弊社スタッフの交流の場をつくり、そこから競馬の愉しさを社会に向けて発信するというのが主なテーマだが、同時に弊社のイメージアップを図るという戦略もあったのはいうまでもない。インターネット全盛の時代背景を考えればブログによる宣伝がもっとも効果的ではないかという発想でスタートしたこのブックログだが、3週間がすぎた段階で10万件近いアクセスがあった。
「関西の競馬ブックのスタッフは放送を見聞きしても、週刊競馬ブックを読んでも、みんな優等生タイプというのか真面目というのか……。それぞれの色が伝わってこないのが不満であり退屈。このブログに目を通しているうちに、各スタッフのキャラクターが少しずつイメージできるようになり、親しみが湧いてきました。競馬ブックは単なる競馬予想紙であるだけでなく、競馬ファンにとっての教科書であり、競馬をより有効に楽しむためのガイドブックでもあると思います。スタッフの皆さんがどんな感覚でどんな風に競馬に接しているのか。そういう人間臭い一面をもっと伝えて欲しい。今後を楽しみにしています」(京都府、HKさん)
「まだスタートしたばかりなので同情すべき点もあるとは思うが、ここまでの印象を簡潔に言うならば、全体に雑然としていて散漫。読む側にとってはブログ開設のコンセプトが理解できないだけでなく、今後どんな方向に進もうとしているのかさえもさっぱり見えてこない。単に宣伝効果を狙うだけの興味本位で安易な企画では終わらずに、将来的には新しい時代の競馬文化を創造するような存在価値のあるものに発展させるべき。競馬ブックにはそれだけの責任があるはずだから」(東京都、STさん)
ここ4週の間にブックログに対するいろんな意見がメールで届いた。その内容は「馬券に直結するネタを」「我々ファンが知り得ない裏話が読みたい」「もっと笑える話や微笑ましいエピソードを」「競馬を支えている地道な人間達を紹介して欲しい」「競馬人気を復活させるためのきちんとした提言を」といった風に変化に富んでいて、それぞれに目を通してふと考えた。既存の競馬マスコミは一体どれだけファンの要求を満たしているのかということを。ひとつのスポーツ(競技)がメジャーなものとなって国民の間に定着するには成熟したマスコミの存在が必要不可欠と思える。そう考えてみたときに現在の競馬マスコミはまだまだ力不足だと認めざるを得ない。
当初は中高年世代が「ブログってなんや?」と呟き、中堅、若手世代も「どんなテーマで書けばいいのか……」と引き気味だった。やむなく私が日常雑記風のあってもなくてもいい記事でつないできたが、回を重ねることで周囲から「こんなネタがあるので」と声がかかるようになってきた。本来は現場取材班や予想スタッフがレギュラーになるべきこのブックログ。来年ぐらいには完全に私の手から離れて一人歩きをするのが理想だと思っている。
例によって最後にブックログのアドレスを載せておくので、興味のある方はご覧いただきたい。 http://wwwblog.keibabook.co.jp/
競馬ブック編集局員 村上和巳 ◆競馬道Onlineからのお知らせ◆ このコラムが本になりました。 「トレセン発 馬も泣くほど、イイ話」⇒東邦出版HP