７月31日の函館競馬第１Ｒでカシマフラワーが１着となり、松永幹夫騎手（37歳、栗東・山本厩舎所属）が86年３月１日の初騎乗以来11335戦目にして、史上12人目、現役では５人目となるＪＲＡ通算1300勝を達成した。初勝利は86年３月23日のツルマイスワロー（21戦目）。ＪＲＡでの重賞勝利は00年エリザベス女王杯（ファレノプシス）など、Ｇ１５勝を含む49勝。
　松永騎手　いろいろな人のおかげでここまでくることができたと思いますので、関係者の方々には本当に感謝しています。これからもひとつひとつ大事に乗っていきたいと思いますので、ファンの皆様、応援よろしくお願いします。　

　１日の新潟競馬第１Ｒでグラスファイターが１着となり、同馬を管理する尾形充弘調教師（56歳、美浦）はＪＲＡ通算500勝を達成した。4519戦目。この中には重賞での18勝が含まれており、朝日杯３歳Ｓ、有馬記念２回、宝塚記念（以上グラスワンダー）でＧ１勝ちしている。
　尾形師　皆様のおかげでここまでこれたと思います。尾形藤吉という名前は、私にとってやはり重かったのですが、一つ一つ頑張ってきた結果が、この500勝につながったのでとても嬉しいし、また、ずっとお世話になっている馬主さんの馬で記録を達成できたのも良かったと思います。これからも頑張ってまいります。宜しくお願いします。

　武豊騎手（35歳、栗東・フリー）が７月29日、ＪＲＡに海外出張届を提出した。出張先はフランスとイギリス。期間は７月31日〜８月14日。８月８日にフランスのドーヴィル競馬場で行われるモーリスドギース賞（Ｇ１、芝1300メートル）でシーキングザダイヤに騎乗する。なお、武豊騎手は31日に同競馬場で１Ｒメズレー賞、４Ｒカロンヌ賞の２鞍に騎乗しており７、８着だった。

　７月31日の小倉競馬第５Ｒ新馬戦でプリンセスゴールドに騎乗して１着となった小牧太騎手（36歳、栗東・フリー）がＪＲＡ通算100勝を達成した。93年３月６日の初騎乗以来1356戦目。重賞勝利は４勝。今年３月１日のＪＲＡ移籍後は305戦26勝。
　小牧太騎手　地方競馬所属時代に3000勝以上挙げているので、満足の行く数字とは思っていません。いずれは年間100勝できるように頑張ります。

　ＪＲＡは７月28日、東京六本木事務所と美浦トレセンで会見を開き、名義貸し問題で土田稔調教師（美浦）と馬主の杉田勝二氏を処分したと発表した。発表によると、杉田氏はＪＲＡ馬主登録のない第三者の所有馬フレイア号を自己の名義で登録しようとしたため戒告処分、また土田師は調教師として名義貸し防止の責務を怠ったとして04年７月29日から同10月28日まで３カ月間の調教停止処分、およびトレセン、競馬場など業務エリアへの立ち入り禁止処分となっている。なお、杉田氏は現在、ＪＲＡの厩舎に預託している馬は１頭もいない。土田師が管理していた38頭は７月29日付で大久保洋吉師の管理下におかれることになった。

　７月31日の新潟競馬第６Ｒで村田一誠騎手（25歳、美浦・フリー）はグラスドラマに騎乗して１着となり、3556戦目でＪＲＡ通算200勝を達成した。
　村田騎手　普段からお世話になっている先生、馬主さんの馬で達成することができました。なかなか勝てずにプレッシャーもありましたが、勝てて安心しました。これからは時間をかけずに300勝、400勝と勝っていきたいですね。

　横山典弘騎手（36歳、美浦・フリー）が７月31日、ＪＲＡに海外出張届を提出した。期間は８月２日から同９日まで、出張先はフランス。モーリス・ド・ゲスト賞（８月８日、仏ドーヴィル、Ｇ１、芝1300ｍ）でドルバコに騎乗するため。

　大井競馬場は７月26日、北陸地方を襲った今回の集中豪雨で大きな被害を受けた新潟県三条市に対して、義援金100万円を送ることを決めた。なお、大井競馬場は三条市に場外発売所をもっている。