３月１日付でＪＲＡの騎手免許を取得した東西の新人ジョッキー９名が６、７日の中京、中山競馬でＪＲＡデビューした。高野和騎手は初騎乗となった２日の高崎競馬第７Ｒコウテイノユメで、竹本騎手は６戦目の中京２日目第９Ｒナイキアカウントで初勝利を挙げている。初騎乗後のコメントは次の通り。

　上野騎手（中京２日目７Ｒカリスマサンロード・４着）出遅れてしまったのを悔やんでいます。何もかもが物足りないと感じました。この次からは今まで以上にゲート、位置取りに注意して騎乗していきたいです。

　川田騎手（中京２日目２Ｒシュアリーゴールド・５着）道中いい位置につけられただけに、ゲートのタイミングが合わなかったのはもったいなかったです。ただ、本番のレースはとても楽しかったです。ゲート内での馬の御し方や位置取り、もっと周りを見られるようになることなど課題は多いですが、努力していきたいです。

　竹本騎手（中京初日１Ｒシルクアンフィニ・８着）出遅れて思い通りのレースができませんでした。周りを見られるように、これからも頑張ります。
（初勝利を挙げて〜)狭いところを突っ込んだので大丈夫かなと思いました。ゴール前で隣にいたのが(競馬学校時代の)同期の田辺騎手だったので絶対負けないぞと思って追いました。

　藤岡騎手（中京初日２Ｒシルクマイスター・３着）競馬の厳しさを実感しました。もっと周りを見てレースができるようにならなければと思いました。

　津村騎手（中京初日４Ｒブーゲンビリア・４着）スタート後は好位につけられましたが、なかなか思い通りにいきませんでした。もっと思い切った騎乗を心掛けたいと思います。

　高野和騎手（中京初日４Ｒアンジェリーナ・11着）道中外々を回ってしまいました。本番の競馬は想像していた以上に厳しいです。これからも頑張ります。

　丹内騎手（中京初日５Ｒディヴァインリー・12着）模擬レースと違って展開が早いため、自分のことだけで精一杯で周りが全然見えませんでした。いろいろ勉強して落ち着いたレースができるよう頑張りたいです。

　水出騎手（中京初日５Ｒノーマターホワット・10着）ペースが速く、先輩たちについていくことができませんでした。コーナーも外に振られ、思った騎乗ができませんでした。これからもより一層頑張って、いいレースができるようにしたいです。

　吉田隼騎手（中山３日目１Ｒトーセンルドルフ・４着）模擬レースよりは少しペースが速かった気がしましたが、本番の方が乗りやすかったし、レースに出られることが楽しくなってきました。（今日は）100点満点で70点くらいかなと思います。

　１日付で園田からＪＲＡに移籍した小牧太騎手（36歳、栗東・フリー）も、７日の阪神競馬第２Ｒのラブイズゴールドで早くも勝利を挙げた。地方競馬での成績は15025戦3376勝。
　小牧太騎手　何とか勝ちたかったのでホッとしてます。ゴール前は馬には余裕がありましたが自分には余裕がなく、必死に追いました。ファンの皆様が納得いくレースを積み重ね、馬の能力以上の力が引き出せるように頑張っていきたいです。。

　６日の中京競馬第８Ｒ（４歳上500万下、ダート1700ｍ）でダークスワンが１着となり、トニービン産駒のＪＲＡ通算勝利が1000勝となった。ＪＲＡ通算1000勝を記録したのは史上９頭目になる。なお、トニービンは2000年３月10日に死亡しており、現３歳世代が最後となる。

　６日の阪神競馬第５Ｒでセトノアケボノ（牡５歳）が１着となり、西園正都調教師（48歳、栗東）が98年３月１日の開業以来1406戦目にしてＪＲＡ通算100勝を達成した。重賞勝利はタムロチェリーによる01年の阪神ＪＦ（Ｇ１）など４勝。
　西園師　開業して６年間で100勝を達成でき、大変うれしいです。まあまあのペースでこれていると思います。今回の100勝をひとつの通過点として、ますます頑張っていきたいです。

　2001年から（社）日本軽種馬協会静内種馬場で供用されていた種牡馬タバスコキャットが６日午前10時15分、心臓麻痺のため死亡した。13歳だった。同馬はストームキャットの直仔で、94年のプリークネスＳとベルモントＳを制した米二冠馬。我が国では毎年90頭以上に種付けを行っていた。

　１日付で園田からＪＲＡに移籍した赤木高太郎騎手（34歳、栗東・坪憲厩舎所属）が６日の中京競馬第２Ｒタイセキショウで逃げ切り勝ちを収め、移籍後２戦目にしてＪＲＡ初勝利を飾った。地方競馬での通算成績は10187戦1176勝。地方騎手時代のＪＲＡでの成績11戦０勝。
　赤木騎手　いいペースで逃げられましたが、ゴール前で詰め寄られてヒヤッとしました。パドックでも朝から大きな声援をいただいたので、勝てて本当にうれしいです。（所属する）坪憲章調教師の馬だったので嬉しさもひとしおです。これから先も長いので応援してください。