３月27日に行われるドバイワールドカップ諸競走に出走予定の日本馬が２月25日、ＪＲＡより発表された。ドバイワールドＣのユートピア、ドバイゴールデンシャヒーンのノボトゥルー、ノボジャックは招待を辞退しており、25日現在、日本からの出走予定馬は以下の５頭。
◆ドバイワールドＣ（Ｇ１、ダート2000ｍ）アドマイヤドン、リージェントブラフ
◆ドバイシーマクラシック（Ｇ１、芝2400ｍ）サイレントディール
◆ドバイゴールデンシャヒーン（Ｇ１、ダート1200ｍ）マイネルセレクト
◆ＵＡＥダービー（Ｇ２、ダート1800ｍ）アドマイヤホープ

　鈴木寿騎手（41歳、美浦・フリー）、宝来城多郎騎手（31歳、栗東・フリー）、山田和広騎手（37歳、栗東・坪正厩舎所属）の３人が、２月29日付で現役を引退した。鈴木寿騎手は奥平厩舎で、宝来騎手は中尾秀厩舎、山田和騎手は坪正厩舎で調教助手になる予定。

　２月１日の東京競馬第６Ｒで入線後に落馬した際、左橈骨頭を骨折して休養中だった蛯名正義騎手（34歳、美浦・フリー）が、先週28日（土）の中山競馬から戦列に復帰した。

　ＪＲＡは２月25日、アイルランド国籍でアメリカの障害戦で活躍中のトーマス・フォリー騎手（23歳）に、04年２月28日から４月27日まで有効の短期騎手免許（障害）を交付した。美浦の二ノ宮敬宇調教師、馬主の矢野和雅氏が身元引受人。

　再来日したイタリアのダリオ・バルジュー騎手（27歳）が２月26日、04年２月28日から４月27日まで有効の短期騎手免許を取得した。前回同様、美浦の鈴木伸尋調教師、シンボリ牧場が身元引受人。

　04年３月５日まで３カ月有効の短期免許を取得していたイタリアのルカ・デマリア騎手（33歳）の騎手免許取消（２月25日付）がＪＲＡから発表された。これはデマリア騎手本人からの申請によるもの。

　ＪＲＡは２月27日、３月28日の高松宮記念（中京、Ｇ１、芝1200ｍ）に外国馬の登録がなかったことを明らかにした。

　２月いっぱいで定年となった栗東所属の島崎宏、中尾謙太郎、渡辺栄、美浦所属の相川勝敏、また、免許を更新しなかった美浦の佐藤征助調教師の５人が２月29日付けで引退した。渡辺栄調教師は28日の阪神競馬第８Ｒワンモアチャッターで、島崎宏調教師は29日の阪神競馬第１Ｒアキノグランで勝利を挙げ、有終の美を飾っている。

　２月28日の阪神競馬第５Ｒ障害戦で落馬負傷した白坂聡騎手（23歳、栗東・柴田見厩舎所属）は下顎骨々折と診断された。全治６週間。３〜４週間の入院加療を必要とする見込み。

　２月29日の阪神競馬第３Ｒでカシマワールド（牡３歳）が逃げ切り勝ちを収め、佐藤全弘調教師（51歳、美浦）が88年３月１日の開業以来、2984戦目にしてＪＲＡ通算200勝を達成した。重賞勝利は89年の金杯、95年の京成杯３歳Ｓ、00年のカブトヤマ記念の３勝。
　佐藤全師　理解あるオーナーに恵まれ、厩舎スタッフも頑張ってくれたおかげで達成できました。これからも一戦一戦頑張って、ファンの皆さんに喜んでいただけるようにしたいです。