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武豊騎手JRA通算2300勝 藤田騎手が5連勝
平成16年度調教師、騎手合格者 牧田騎手骨折、1カ月の加療を要す
ユートピアもドバイWCへ 蓑島騎手骨折、全治4週間
調教師5人が今月一杯で引退    
       
 
武豊騎手JRA通算2300勝

 15日の京都競馬第7Rでクラフティスズカに騎乗して1着となった武豊騎手(34歳、栗東・フリー)が87年3月1日のデビュー戦以来11,288戦目にしてJRA通算2300勝を達成した。岡部幸雄騎手に次いで史上2人目。武騎手は前日の14日の京都競馬で6勝の固め勝ち。この日も2勝を加算し、今年の勝利数は早くも33となった。JRA重賞勝利は179勝。この中にはG142勝が含まれている。
 武豊騎手 記録はあまり気にしていませんでしたが、今日中に達成したかったので嬉しいです。良い馬に数多く乗せてもらってのもの。満足はしていません。これからもひとつひとつ勝利を重ねていきたいです。

平成16年度調教師、騎手合格者

 JRAは12日、平成16年度の調教師、騎手免許試験合格者を発表した。調教師免許試験に合格したのは、3名だった昨年の史上最低合格者数を下回るわずか2名。また、新規騎手は兵庫所属の小牧太、赤木高太郎両騎手を含め11名。斎藤雅新調教師は31歳での合格。現役最年少のトレーナーとなる。騎手試験に合格した吉田隼人君は、美浦・大久保洋厩舎に所属している吉田豊騎手の弟。

◆新規調教師免許試験合格者
斎藤 雅士(31歳、美浦) 矢作 芳人(42歳、栗東)
◆新規騎手免許試験合格者
赤木高太郎(34歳、栗東予定) 小牧 太(36歳、栗東予定) 上野 翔(18歳、栗東) 川田 将雅(18歳、栗東) 高野 和馬(19歳、美浦)竹本 貴志(20歳、美浦 丹内 祐次(18歳、美浦) 津村 明秀(18歳、美浦) 藤岡 佑介(17歳、栗東) 水出 大介(19歳、美浦) 吉田 隼人(20歳、美浦)

ユートピアもドバイWCへ

 3月27日にドバイのナドアルシバ競馬場で行われるドバイワールドカップ(G1、ダート2000メートル)に新たにユートピア(牡4歳、栗東・橋口厩舎)が選出された。13日現在の招待受諾馬はアドマイヤドン、ユートピア(ドバイ・ワールドC)、マイネルセレクト(ドバイ・ゴールデン・シャヒーン)、アドマイヤホープ(UAEダービー)、サイレントディール(ドバイ・シーマ・クラシック)。

調教師5人が今月一杯で引退

 定年を迎える栗東所属の島崎宏、中尾謙太郎、渡辺栄、美浦所属の相川勝敏調教師、また免許を更新しなかった美浦の佐藤征助調教師の5人が、2月29日付で現役を引退することになった。また、騎手では、古川寛和、田村宏之騎手が免許を更新せず、引退が決まった。田村騎手は廃業、古川騎手は調教助手に転向する。

藤田騎手が5連勝

 8日の小倉競馬第9〜12Rまで4連勝中だった藤田伸二騎手(31歳、栗東・フリー)は、14日の東京競馬第1Rでランプランサスに騎乗して1着となり、連続騎乗5連勝を記録した。1日5連勝(純粋な連続騎乗)は岡潤一郎騎手が89年6月18日の1回札幌競馬4日目第4〜8Rで、また武豊騎手が02年12月7日5回阪神競馬3日目第8〜12Rで記録しており、今回のような2日にまたがるケースでは、中舘英二騎手が01年2月10、11日の1回小倉競馬5、6日目(第9R〜12R、第1R)に5連勝を記録している。他に蛯名武五郎、保田隆芳、福永洋一(2回)、増沢末夫(2回)、田中勝春、河内洋、岡部幸雄騎手が騎乗機会5連勝を記録。なお、武豊騎手は騎乗機会を含め5連勝を3回達成している。地方では、01年12月17日の高知競馬で鷹野宏史騎手が後半5R(7〜11R)を連勝している。

牧田騎手骨折、1カ月の加療を要す

 14日の京都競馬第8R淀JSで落馬した牧田和弥騎手(31歳、栗東・フリー)は仙骨骨折、第2腰椎左横突起骨折と診断された。1カ月の加療を要する。

蓑島騎手骨折、全治4週間

 14日の東京競馬第5R障害戦で飛越の際に騎乗馬が躓いて落馬し、競走を中止した蓑島靖典騎手(21歳、美浦・後藤厩舎所属)は左鎖骨々折と診断された。全治4週間の見込み。


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