JRAは6月26日、短期免許で来日した外国人騎手に対し、期間(年間通算3カ月)満了後もG1騎乗できるよう、新たに臨時試験を設けることを発表した(7月1日から適用)。対象となるのは、同一年に同じ馬でJRAG1を2勝以上した外国人騎手が、その年のG1に同じ馬で臨む場合(当該年の再申請は可能)。これにより、6月30日で免許の有効期間が切れるミルコ・デムーロ騎手(24歳、イタリア)も菊花賞をはじめとする秋のG1でネオユニヴァースに騎乗することが事実上可能となった。
2000年のダービーグランプリ、2001年の川崎記念、JBCクラシックの統一G1を制したレギュラーメンバー(牡6歳、栗東・山本厩舎)が6月27日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は24戦6勝。引退後は種牡馬入りする予定だが、繋養先については未定。
セントスティーヴンとのコンビで2002年の中山GJを制したクレイグ・ソーントン騎手(36歳、ニュージーランド)がJRAの短期免許(障害)を取得した。有効期間は7月1日〜9月30日。身元引受は崎山博樹調教師(栗東)と馬主の田畑法賢氏。
今年度から京都大賞典が国際G2に格付けされることになった。国際セリ名簿基準委員会からの連絡を受け、JRAが6月27日に明らかにしたもの。京都大賞典の外国馬出走可能頭数は5頭から9頭に拡大される。
28日の福島競馬第3Rで1着に単勝11番人気のヤマニンアジャスト、2着に同4番人気マイネルクリナーレ、3着に同15番人気シルクトリニティーが入り、3連複2−9−11の払戻金は福島競馬の最高配当となる72万3770円(560通り中447番人気、的中票数96票)となった。これは歴代でも9位となる払戻金。
29日の函館競馬第5Rでリアルダンスが1着となり、田面木博公騎手(41歳、美浦・高松厩舎所属)は7121戦目でJRA通算500勝を達成した。この中にはG1阪神3歳牝馬Sなど重賞での9勝が含まれている。
田面木騎手 あと1勝ということはそれほど気にしていませんでした。ゴールに入るまで勝ったかはわかりませんでしたが、勝てて良かった。これからもひとつでも多く勝てるよう頑張ります。応援してください。
29日の函館競馬第1Rでバアゼルローズ(牝3歳)が1着となり、田所秀孝調教師(52歳、栗東)が96年1月21日の開業以来1437戦目でJRA通算100勝を達成した。通算重賞勝利は98年のアーリントンC、2002年の小倉2歳SのG3・2勝。
田所秀師 100勝という積み重ねを達成できて嬉しいです。100勝はひとつの区切りなので、これからもまだまだ続いていくなかで、更に上を目指して頑張りたいと思います。
28日の函館競馬第11R道新スポーツ杯で武士沢友治騎手(25歳、美浦・中野渡厩舎所属)はカツヨスパイラルに騎乗して1着となり、2513戦目でJRA通算100勝を達成した。JRA100勝は現役で100人目。
武士沢騎手 あとひとつがなかなか勝てずにいたので、100勝までが長かったですね。ここで勝つことができて、とても嬉しいです。これからももっと腕を磨いて、更に上を目指して頑張りたいと思います。
28日の福島競馬第3Rで落馬負傷した吉田豊騎手は診察の結果、外傷性気胸および右第7、8、9、10肋骨骨折が判明した。騎乗していたメジロオルテガは左第3中手骨開放骨折で予後不良。また、このレースではメジロオルテガの落馬の影響で他に4頭が落馬。田中勝春騎手は左臀部挫傷、徳吉孝士騎手は胸部挫傷および左大腿部挫傷が判明したが、郷原洋司、二本柳壮騎手は無事だった。馬4頭も異状はなかった。
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