コーナーTOP
CONTENTS
PHOTOパドック
ニュースぷらざ
1週間分の競馬ニュースをピックアップ
編集員通信
競馬ブック編集員が気になる事柄にコメント
流行と見識






 


◆ Topics

昨年に続きエイシンプレストンが連覇
シンガポール航空国際C、開催中止へ
アグネスフライト引退 D・オリヴァー騎手が短期免許を取得
ダイワルージュ繁殖入り 天間騎手骨折
ケイワンバイキング引退 森安弘昭氏、逝去
 
昨年に続きエイシンプレストンが連覇
 〜香港クイーンエリザベス2世Cを圧勝

 4月27日に香港のシャティン競馬場で行なわれた“ワールドシリーズ”の開幕戦、G1クイーンエリザベス2世Cは、SARSの流行で欧州やオセアニア勢の遠征がなく、出走馬は地元馬中心となったが、日本からはエイシンプレストン(牡6歳、栗東・北橋厩舎)が遠征。南アフリカのエヴェンチュアイルが取り消して、ドイツのパオリニを加えた外国馬2頭を含む12頭立てで争われた。1番枠から好スタートを切ったエイシンプレストンは、スローペースの5〜6番手を進み、直線でスムーズに外目に持ち出すとグイグイ伸び、残り200mで前で粘るパオリニを交わすと、道中ずっとエイシンプレストンをマークして進んだエレガントファッションの追撃も余裕を持って抑え、悠々とゴール、1着賞金800万香港ドル(約1億2000万円)を獲得した。同馬の香港でのG1勝利はこれで3つになった。

アグネスフライト引退

 2000年の日本ダービー(G1)を制したアグネスフライト(牡6歳、栗東・長浜厩舎)が阪神大賞典(13着)を最後に引退することになった。通算成績は14戦4勝(うち重賞2勝)。今後は浦河町の日高スタリオンステーションで繁殖馬として繋養される。引退式は5月10日(土)に京都競馬場で。現役時の主戦だった河内洋調教師が騎乗する。

ダイワルージュ繁殖入り

 2000年の新潟3歳Sの勝ち馬で、翌01年の桜花賞3着馬ダイワルージュ(牝5歳、美浦・上原厩舎)が、4月18日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。今後は社台ファームで繁殖入りする。通算成績は19戦3勝。

ケイワンバイキング引退

 ケイワンバイキング(セン10歳、美浦・奥平厩舎)が、4月18日付で登録を抹消され、引退が決まった。通算44戦9勝。函館スプリントS、ダービー卿CTで重賞勝ちした。今後は乗馬になる予定(繋養先未定)。

シンガポール航空国際C、開催中止へ

 5月17日に開催予定だったシンガポール航空国際カップ、シンガポール航空クリスフライヤースプリントが中止されることが4月21日、シンガポールターフクラブの発表で明らかになった。SARSの感染拡大を防止するため。日本馬は国際Cにエイシンプレストン、クリスフライヤースプリントにロイヤルキャンサーが登録していた。
※本誌海外トピックスに関連記事を掲載。

D・オリヴァー騎手が短期免許を取得

 ダミアン・オリヴァー騎手(豪、30歳)が、平成15年4月27日から同5月26日まで有効の短期免許を取得した。身元引受調教師は美浦の勢司和浩調教師、身元引受馬主は吉田勝己氏。

天間騎手骨折

 天間昭一騎手(38歳、美浦・フリー)は、右小指中手骨を骨折したため、先週の福島および東京での騎乗を取りやめた。

森安弘昭氏、逝去

 森安弘昭元JRA調教師が4月25日午後9時36分、入院療養先の茨城県稲敷郡阿見町の東京医科大学霞ヶ浦病院にて逝去、70歳。通夜は4月27日午後6時から、告別式は翌28日午前11時から、美浦トレーニングセンター厚生会館分館で。喪主は妻のかつ子さん。騎手を経て、1969年に厩舎を開業。通算5693戦462勝。安田記念2回(ニシキエース、キヨヒダカ)、目黒記念(マウントニゾン)などJRA重賞では15勝を挙げた。


copyright (C)NEC Interchannel,Ltd./ケイバブック1997-2003