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マンハッタン引退、種牡馬入り 豪G1登録を取り止め
スクワートルスクワート、日本で種牡馬入り 青木騎手は着外
香港国際競走、JRA所属馬は38頭登録 伊藤正調教師300勝達成
ロケット騎手が短期免許取得 マークカード改良へ
 
マンハッタン引退、種牡馬入り

 6日(日本時間で同日深夜)に仏ロンシャン競馬場で行なわれた凱旋門賞で13着に敗れたマンハッタンカフェ(牡4歳、美浦・小島太厩舎)は、レース後に左前脚に屈腱炎を発症していたことが判明したため、このまま現役を引退し、種牡馬入りすることになった。繋養先は社台スタリオンステーションの予定。なお、同馬はフランスで検査を受けることになったため、当初の10日帰国は延期となった。

小島太師 残念な結果に終わった。期待に添えなくて申し訳なく思っている。もう一回立て直すことも考えられるが、この馬のプライドを汚したくないので私の方から引退させて欲しいとお願いしました。

スクワートルスクワート、日本で種牡馬入り

 JBBA(日本軽種馬協会)がアメリカの現役競走馬スクワートルスクワート(98年生まれ、牡4歳、父マーケトリー、母ロストザコード)を種牡馬として購買した。同馬の生涯成績は16戦8勝。3歳時にブリーダーズカップスプリントなどG1・2勝を挙げ、2001年の米国チャンピオンスプリンターに選出された。現在はアメリカで輸出のための検査中。日本へは10月下旬に輸入され、輸入検疫を実施した後、11月中旬に同協会の種馬場に繋養される予定。

香港国際競走、JRA所属馬は38頭登録

 12月15日に香港のシャティン競馬場で行なわれる香港国際競走(G1・4競走)にJRA所属馬38頭が登録した。香港カップ(芝2000m)はエイシンプレストン、アグネスデジタル、ブレイクタイムら19頭。香港マイル(芝1600m)はマグナーテン、ゼンノエルシドら23頭。香港ヴァーズ(芝2400m)はシンボリクリスエス、アドマイヤマックスら8頭。香港スプリント(芝1000m)はビリーヴ、スターエルドラードら9頭。

ロケット騎手が短期免許取得

 ニュージーランド所属のロシェル・ロケット騎手(30歳)が障害用短期免許を取得した。有効期間は10月12日から1月11日の3カ月間。ロケット騎手は女性。2000年〜2001年シーズンに43戦14勝の成績を残してNZ障害リーディング第1位となり、本年はグランドナショナルハードル(NZ)を制している。

豪G1登録を取り止め

 豪G1のコックスプレート(10月26日、豪ムーニーバレー競馬場、芝2040m)に登録していたエイシンプレストン、またメルボルンC(11月5日、豪フレミントン競馬場、芝3200m)に登録していたホットシークレット、トップコマンダー、アクティブバイオが、それぞれ登録を取り止めた。これにより両レースに登録しているJRA所属馬はなくなった。

青木騎手は着外

 フランス遠征中の青木芳之騎手(25歳、美浦・フリー)は7日(月)、アミアン競馬場の第5Rアレフランス賞(10頭、芝1650m)でフュゼフランセーズに騎乗したが着外に終わった。

伊藤正調教師300勝達成

 12日の中山競馬第9R東京オータムジャンプ(JG3)でヒゼンホクショーが1着となり、同馬を管理する伊藤正徳調教師(53歳、美浦)は、JRA通算300勝を達成した。2859戦目。重賞では14勝。このうちG1では2勝。エアジハードで安田記念、マイルチャンピオンSを制している。

伊藤正師 300勝を思ったより早く達成でき、うれしく思います。これもスタッフや皆さんのお陰です。今後はもっと勝ち星を積み重ね、更に上を目指したいと思っています。

マークカード改良へ

 JRAは7日の定例記者会見で、新馬券のマークカードを改善することを発表した。12月には式別などの記入欄を見やすくするためにデザインを変更。来年6月から、3連複の流し馬券が“軸馬2頭”から“軸馬1頭”に、ボックス馬券が“最大10頭”から“最大18頭”(全816通)に改善される。また、国際レースへの外国馬の参戦を促すため、国際クラシフィケーションの高い馬にはJRAが輸送費、滞在費を負担することも表明。地方側が要請している騎手のダブル免許(中央、地方の二重免許)については、現状では認めない考えを示した。


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