8月3日(土)の函館競馬第10R美利河特別(古500万、芝1200m)の3連複でJRA史上最高払戻額となる75万7730円馬券が飛び出した。フルゲートの16頭立てで行なわれたこのレースで強烈な追い込みを決めたのはシンガリ人気のカツマサケン(北海道所属)。ゴール前、横一線の追い比べの末、クビ差2着にフィールドシティー(3番人気)、さらに1/2馬身差3着にロージースパークル(10番人気)が入線する大波乱で、3連複は560通り中、480番人気の組み合わせとなった(発売合計票数109万8597票、的中票数は107票)。従来の記録は6月23日の福島競馬第11Rの3連複58万4460円。 大荒れの美利河特別は馬単払戻額19万2160円(240通り中180番人気)も、馬単のJRA史上2位にあたる高額配当(1位は7月14日の小倉競馬第8R、24万3010円)。ちなみに地方では、7月12日の川崎競馬第10Rの3連単で883万3250円の特大万券が出ている。
英遠征中の後藤浩輝騎手(28歳、美浦・フリー)が、10日に英アスコット競馬場で行なわれるシャーガーCに出場することになった。シャーガーCは、英愛選抜チームと世界選抜チームとによる騎手団体対抗戦。後藤騎手は、デットーリ騎手がリーダーを務める世界選抜チームの一員として出場する。
7月30日(火)の園田競馬第1Rで小牧太騎手(34歳、園田・姫路、曽和直榮厩舎所属)が通算3000勝を、8月1日(木)の園田競馬第2Rでは岩田康誠騎手(27歳、園田・姫路、清水正人厩舎所属)が通算2000勝を達成した。両騎手はJRAでも活躍を続けており、今年、小牧騎手は5勝、岩田騎手は12勝(8月1日現在)をマーク。3000勝、2000勝にはそれぞれJRAでの勝ち鞍も含まれている。
松田由太郎元JRA調教師が肺血腫のため、7月30日(火)13時35分、済生会滋賀県病院にて逝去した。享年93歳。 同氏は明治42年3月25日生まれ、京都府出身。昭和13年3月1日に調教師免許を取得し、平成2年2月28日に引退した。昭和29年以降の中央競馬の成績は6718戦814勝。重賞勝利は昭和47年のダービー(ロングエース)、35年の桜花賞(トキノキロク)、63年のエリザベス女王杯(ミヤマポピー)など37勝。
4日の函館競馬第1Rでホッコージーワンが1着となり、新関力調教師(66歳、美浦)はJRA通算300勝を達成した。4016戦目。この中にはリーゼングロスによる桜花賞など重賞での13勝が含まれる。 また、同日の新潟競馬第11R関越Sではキミモールが1着となり、中島敏文調教師(52歳、美浦)がJRA通算100勝(うち重賞では1勝)を記録している。こちらは1865戦目。
3日の新潟競馬第12Rでヒノデツートンに騎乗した田辺裕信騎手(18歳、美浦・小西厩舎所属)は1着となり、63戦目で初勝利を挙げた。今春デビュー8人の中で7人目の勝ち上がり。
田辺騎手 同期が勝っていく中、いつ自分に順番が回ってきて勝てるんだろうかと思っていました。勝った実感は来週末あたりに沸いてくるんじゃないかと思います。次の目標としては、焦らずもう1勝できるよう頑張っていきたいと思います。
10月26日(土)にオーストラリアのムーニーヴァレー競馬場で行なわれるカールトン・ドラフト・コックス・プレート(国際G1、芝2040m、ワールドレーシングシリーズ第10戦)にエイシンプレストン(牡5歳、栗東・北橋厩舎)が登録したことが7月30日、JRAの発表で明らかとなった。11月5日のメルボルンカップ競走(国際G1、フレミントン競馬場、芝3200m)にはアクティブバイオ、カリスマサンオペラ、トップコマンダー、ホットシークレットが登録を済ませている。
高橋義博厩舎所属だった谷中公一騎手(36歳)が、8月2日付でフリーとなった。